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30代、40代になって友達が少ないこと、友達が減ることに寂しさを感じたら

(30代、または、40代になってから)「自分には友達が少ないと思ってしまって、友達は数ではないとはわかっていても、どうしても友達の数を求めてしまったり、友達が少ないことに寂しさを感じてしまいます」

・・そんな風に話してくださる方もいます。

大人になると、色々な事情があって、学生時代のように簡単に友達ができなくなることがあります。

また、特に30代、40代というのは、人間関係では変化を迎える時でもあって、この頃が一番友達の数が減りやすい・・そんな調査結果もあります。

ただ、この年代の後になって、友達が増えてゆく・・という調査結果もありますので、30代、40代以降は友達が減ってゆくばかり・・ということではないかも知れません。

今回はそんなことも含めて、30代、40代になって友達が少ないと感じることについてや、そう思ってしまった時に気持ちを楽にするにはどうしたらいいか?ということについて書いてみたいと思います。

30代、40代で友達が減ったと感じる人は実は大勢いる

30代、もしくは、40代になって、友達が減ったと感じる人は実は大勢いて、実際に、30代に入ると、男性も女性も友達の数が減少する傾向にあるという調査結果もあります。

この時期、30代、40代というのは、友達との付き合いが減ってしまいやすい時期なのだと思います。

この年代は、ちょうど親と子供に挟まれてしまう時期です。子供の面倒も見なければならないし、親のことも気にかけなければならなかったり。

女性の場合は特に子育てや家庭の影響を大きく受ける時期であり、そういった事情から、どうしても、友達との付き合いが自分の気持ちに反して減ってしまう・・・そんなこともあるものだと思います。

また、男性の場合でも、この時期は仕事が本格的に忙しくなる時期でもあり、中間管理職の立場になる時期でもあるかも知れませんし、ある程度、自分の意志で仕事を進められるようになる頃でもあって、責任も増してしまいます。

そのため、プライベートの時間が減ってしまうこともあり(プライベートでも仕事について考えなければならないこともあり)、どうしても、友達との付き合いが減ってしまうこともあるかも知れません。

恐らく、多くの方は、友達との付き合いが減ってしまうことは望んではいなくて、ただ、やむを得ず、そのような形になっている・・そんなことが多いのではないでしょうか。

30代、40代では友達は減るが、50代、60代は増える傾向にある

以前、「何でも調査団」が行った人間関係の調査(有効回答数:3340 )があるのですが、その調査では、「プライベートで友達と呼べる人が何人いますか?」というアンケートを行いました。

その結果、

参考:何でも調査団:人間関係についてのアンケート・ランキング

という結果になっています。

これを見てみると、30代の人の場合、友達と呼べる人の数が3人以下の人は、男性では56%、女性では41%。

40代の人の場合、友達と呼べる人の数が3人以下の人は、男性では54%、女性では41%でした。

友達が少ない・・というのも、どの位だと少ないと感じるかは個人差があると思いますが、この調査を見ると、4人いれば少ない方には入らないかも、知れません。

それから友達の数ですが、この調査では40代が最も友達の数が少なかったのですが、面白いことに、50代、60代になると、その数は増える・・という結果になっています。

男女共に、50代を過ぎると、友達がいないという数は減り(女性の場合は、半減します。男性の場合も減ります)、友達の数が1~3人という人の数も減ります。

反対に、(男女共に50代を過ぎると)、友達の数が4人~10人、10人から20人、20人から50人・・・という人の数はすべて、増加傾向にありました。

つまり、40代までは友達は減る人が多いのですが、それがずっと続くわけではなく、50代になると友達の数はむしろ増えてゆく確率の方が高い・・ということになります。

今は、今やるべきことに気持ちを向けてみる

30代、40代というのは、例えば、学生時代からの仲のよかった友達と疎遠になったりすることも多く、寂しい気持ちになりやすい年代、時期でもあると思うのです。

自分も相手も、この頃は色々な事情があって、昔のようには会えなくなったりして、それはとても寂しいものだと思います。

ただ、一方で、今しかできないこともこの時期というのは沢山あるように思います。

子育ても今だけかも知れませんし、仕事に関しても、30代、40代だからこそできるということが多いものだと思います。

勿論、そういう事情を思ってみても、寂しさが消えてなくなってしまうわけではありませんが、ただ、今、やれることや、今やるべきことに気持ちを向けてみると、少し、寂しさというものから楽になれるように思います。

そして、先ほどの調査ではありませんが、友達と疎遠になってしまった寂しさは、いつか、解消されてゆくことも多いものだと思います。

その時までは、今やれることに一生懸命になってみると言いましょうか、そんな寂しさの乗り越え方もあるように思います。

仲のよい友人と疎遠になっても、それで終わりじゃない

先ほども書かせていただきましたが、30代、40代というのは、どうしても学生時代などからの仲のよい友人達と疎遠になってしまいやすい時期だと思います。

それは、この年代というものがある種、特殊な年代(特別な事情ができてしまいやすい時期)だからだと思います。

ただ、それがずっと続くかというと、そうとは限りません。

子育てだって、ずっと続くわけではありません。子供がある程度の年齢になれば、手を離れてゆくわけです。

仕事だって、状況は変わってゆくものだと思います。

30代、40代の仕事と、それ以降では、内容も変わってくるわけで、それに伴って、プライベートにも変化があるかも知れません。

今は友達と疎遠になっていたとしても、いつかはまた、思うように会える日がやってくるかも知れません。

先ほどのお話ではありませんが、そんな風に思って、今に気持ちを向けてみるのも、友達のことを思って寂しくなった時にできることの一つなのかなと思います。

今、目の前にいる人を大事にすることから

僕は、友達は数を求めると、なんだか自分が苦しくなってしまうような気がしています。

そして、数を求めることで今の友人が離れてゆくような気がするのです。

それは、数を求めることで、目の前にいる人を大事にできなくなってしまうから・・なのかも知れません。

特に30代、40代に関しては、会える友達も同じような状況にある人など、限定されてしまって、数は減ってゆきやすい時期だと思います。

ただ、そんな時であっても、数ではなく、今、会えている人、今、目の前にいる人に気持ちを向けてゆくべきなのかなと、思います。

もっとも、新しい友達に出会うために行動してゆくことも大切なことだと思います。

ただ、それは、今、目の前にいる人を大事にしてからでも遅くはないのかも知れません。

今、目の前にいる人を大事にする気持ちが、次の友人を引き寄せてくれるものだと思うのです。