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友達からメールの返信が来ない、遅い時に不安になる

友達にメールを送ったのに、返信が来なかったり、返信が遅かったりすると、何だかよくないことを考えてしまって、不安になってしまう。

そんなこともあるかも知れません。

特にもらったメールにはきちんと返信するようにしている人だったり、できるだけすぐに返信するように心掛けている人の場合は、相手の返信が遅かったりすると、何かあったのかなと、不安になることが多いかも知れません。

ただ、多くの場合は、不安に思っているようなことはなくて、返信が遅いのはそれが相手のペースだからであったり、返信が来ないのは相手が返信の必要はないかなと思ったから・・ということが殆どだと思います。

不安に思っているようなことや心配しているようなことではない場合が殆どなのですが、でも何故、返信が来なかったり、返信が遅かったりすると不安になるのでしょう?

また、友達からの返信が遅いような時、ニコッと笑って返信を待っていられる自分になるためにはどうしたらいいでしょう?

今回はそんなことについて見てゆきたいと思います。

メールに対する考え方は十人十色

十人十色(じゅうにんといろ)という言葉があります。

人はそれぞれ違っていて、10人いれば、10人とも違っていて当然・・という意味です。

メールに対する考え方というのも、十人十色なのだと思います。

これが手紙になると、ある程度のマナーやルールのようなものがあって、例えば、書き出しはこうで・・とか、こういった手紙はこの時期に出す・・とか、そういった一般的なマナーのようなものがあります。

でも、メールの場合はそういったルールが少なくて、使い方や考え方が人によって全然違っていたりします。

例えば、返信についての考え方だけを見ても、「すぐに返信するべき」と考えている人がいる一方で、「時間に余裕のある時に返信するようにした方が言葉をしっかり選べる」、例えば、そんな風に考えている人もいます。

本当に色々な使い方(返信の仕方)があって、だから、例えば、返信が遅かったとしても、それは自分を嫌いになったからとか、そういったことではないかも知れません。

それはただ、相手なりのメールの使い方なのかも。

相手の返信が遅かったりした時ですが、例えば、「何でもっと早く返信してくれないの?」「メールを返信する時間位あるでしょ?」「1分もあればメール位できるでしょ?」と考えてしまうと、どんどん相手への不満がたまっていったり、どんどん不安になってしまうかも知れません。

これは自分が苦しくなる考え方なのだと思うのです。

ここでもし、「十人十色」だと思って、「ゆっくり時間をかけてメールする人なんだろうなぁ」とか、「きっと忙しいんだろうなぁ、大変なんだね」と考えたら、相手に不満を感じないかも知れませんし、そんなに不安になったりしないかも知れません。

こっちの方が自分が楽になる考え方なのかなと思います。

メールの返信のスピードでは相手の本当の気持ちを知ることはできない

メールの返信が来ないと「嫌われているんじゃ・・」と不安になってしまう人もいるかも知れません。

「すぐに返してくれてもいいのに。嫌われたのかな。」「なんか変なこと書いたかな。」「忙しくて私のことなんて構ってられなくなったのかな?」「昔はよくメール返してくれたのに」

そんな風に考えてしまったり。

でも、本当の友達だったら、そんなことで自分のことを嫌いになったりはしないと思います。たとえ、メールで何か行き違いがあったとしても。

そして、そんな風に自分が傷つくのが怖いから、どんどん友達にメールしなくなったり、この人とはもう付き合えないと思ってしまうこともあるかも、知れません。勿論、そういう選択肢だって、あってもいいのかも知れません。

ただ、「嫌われているんじゃないか・・」と思うのは、1つの思い込みかも知れません。

というのも、メールを早く返す、返さないでは相手の自分への本当の思いを知ることができないからです。

何故、メールを早く返す、返さないでは相手の自分への本当の気持ちを知ることができないかというと、1つは、先ほども書かせていただいたようにメールの返信の仕方が十人十色だから。

メールの返信が遅かったりすると、「嫌われたのかな・・」と思ってしまう人もいるかも知れませんが、そうじゃないかも知れません。

相手はただ、すぐに返信できない事情があるだけなのかも。

2つ目は、メールを気持ちを伝えるツールとして考えていない人もいるためです。

メールの使い方は十人十色ということでしたが、大きく分類すると「男性型」と「女性型」にわけることができます。

「女性型」の人は、メールを気持ちを伝える手段として捉えているのですが、「男性型」の人は、情報を伝える手段としてメールを捉えています。

「女性型」の人はメールの返信のスピードや内容によって、相手の気持ちを知ろうとすることもあるかも知れません。

その場合は、返信が遅いと不安になるし、嫌われたのかなと、どうしても思ってしまうと思うのです。

ただ、「男性型」の人は、気持ちのやり取りではなく、あくまでも情報のやりとりをしていることが多いので、場合によっては、すぐに返信しなかったり、情報のやり取りが終えたと思えば、返信をしないということもあります。

この「男性型」は男性に圧倒的に多いと言われていますが、女性でもこれと似たメールの使い方をする人もいます。

そういうこともあるので、メールの返信のスピードなどで、相手の自分への本当の思いを知ることはできないと思っていた方がいいかも知れません。

その方が、本当は感じなくてもいい不安を感じたり、本当はしなくてもいい心配をしなくて済むように思います。

メールの返信が遅いと、不安になってしまうのは何故?

メールの返信が遅いと、例えば、「嫌われたのではないかな」という風にマイナスなことが頭に浮かんできて、不安になる・・そんな人もいるかも知れません。

この・・

メールの返信がなかなかこない

  ↓

マイナスなことが浮かんでくる

  ↓

不安になる

・・・ということですが、実はこれは人の「心の癖」のようなものが関係していることが多いです。

どういうことかというと、人の心は、自分が期待していたことと違う反応があった時に、マイナスなことを考えやすい・・・という「癖」のようなものがあります

マイナスなことを考えると、マイナスな感情、例えば、「不安」という感情が湧いてきやすくなります。

だから、例えば、「すぐに返信してくれるだろう」と「期待」していて、そうではなかったりすると(自分が期待していたことと違う反応があると)、マイナスなこと、例えば、「嫌われたのかな?」といったことを考えてしまいやすく、それが自分を不安にさせてしまいます。

「嫌われたのかな?」と思ってしまったのは心の癖が原因で、それは実際のこととはかけ離れた誤った判断であることも多い・・ということになります。

こういった心の癖のようなものがあることを知っておくと、例えば、メールだけではなくて、友達との関係で不安になった時に上手に対処できるようになるのではないかなと思います。

ニコっと笑って、返信を待っていられる自分になる

メールが来ない時って「やってくれないこと」ばかりに目が向いている時でもあると思うんです。

でも、無理にでも「してくれたこと」や「言ってくれたこと」に目を向けてみることもできるかも知れません。

そうやって、「やってくれなかったこと」ではなくて、「してくれたこと」や「言ってくれたこと」に目を向けてみると、例えば、相手が自分のことを嫌いになったとか、軽く扱っているからではないことが、理解できるかも知れません。

どうでもいい相手からメールが返ってこなくてもそこまで悩まないものだと思います。悩むということは相手が自分にとって大事な友達であるということだと思います。

自分にとって大事な友達は、きっと自分に沢山のことをしてきてくれた人だと思うのです。

だから、そんなことを思いながら、

「○○にも事情があるんだな」

そんな風に口にしてみます。「○○(友達の名前)にも事情があるんだよね」って心の中で何度も言ってみます。

すると、少し優しくなれます。
メールが遅くても少し気持ちが楽になれます。

例えば、いつも2日程度で返信をくれる友達が4日経っても返信がない時は、何か事情がある時かも知れません。

その相手の事情は、自分では全くわからないものです。メールの返信が早い人は、○分あれば、メールできるって思います。

でも、人によっては、「ちゃんと考えてメールしないとダメだ」と思っている人もいます。

そういう人は何日かかけて、考えてメールする時もあったりします。家のことや家族のことで忙しい時などは、「混乱しているような時にメールを書くと雑になる」と考える人もいます。

そんな風に相手の価値観や事情に思いを向けた時、少し優しい気持ちになれるのかなと思います。