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人生の選択に迷った時の後悔しない決め方【迷った時に決める方法】

こんにちは。おかしな幸福論のモリです。

突然ですが、

人生の選択に迷った時、どんな風にして決めていますか?

今回は、人生の選択という大きな決断をする時、どのような決め方があるか?どうすれば自信を持って決断できるか?ということについて、見ていきたいと思います。

楽しくなるかどうか

人生の選択に迷った時の1つ目の決め方が、「楽しくなるかどうか」で決めるという方法です。

何かを選択する時、正しい方を選ぶというやり方もあります。

以前の僕自身、何かを決断する時は「正しいか、正しくないか」ということが1つの判断基準でした。

ただ、これは以前にもお伝えしたことがありましたが、ある時に、楽しむことそのものを人生の目標にしてしまおうと思って・・そう思ってからは、「楽しいか、楽しくないか」ということが自分の中の大きな判断基準になりました。

勿論、正しい方を選択しなければならない場面もあると思います。

ただ、僕の場合は正しいことを自分に求めすぎた結果、いつのまにか楽しめない自分になっていました。

そんなことに気づいた僕は、これからは、正しい方ではなくて、できるだけ楽しい方を選んでゆこうと決めました。

何かを選択する場面がやってきて、楽しい方を選びます。

少しするとまた選択する場面がやってきて、また楽しい方を選びます。

そうやって進んでゆけば、自分の人生は自然と、楽しい人生になってゆくような気がしています。

「迷ったらやめる」か「迷ったらやってみる」か?

何かを決断する時、

①迷ったらやめる
②迷ったらやってみる

という2つの方法があります。

どちらかを必ず選ぶ・・という方法もありますが、もう1つ、場面や状況に応じて使い分ける、という方法もあります。

どういうことかと言うと・・

①迷ったらやめる

迷ったらやめる場面は、

・失敗した時に、大きく後悔してしまうもの
・失敗した時に、得るものより失うものが多いもの
・失敗した時に、やり直すことが困難なもの

こういった場面では、「迷ったらやめる」を選択します。

例えば、家の購入を考えた時に、そのように思ったら、この場合は「迷ったらやめる」という選択をする、そんな決め方です。

②迷ったらやってみる

一方で、「迷ったらやってみる」場面は、

・失敗しても、それが自分の力になること
・失敗して失うものより、得るものの方が多いこと
・失敗しても、またやり直すことができること

こういった場面では、「迷ったらやってみる」を選択します。

例えば、ずっとやってみたいと思っていた仕事があって、それをやるかやらないか迷った時、もし、やってみて違ったと思っても、その経験は自分のためになるだろうと思ったり、そこからまたやり直せるような形で新しい仕事をスタートさせることができる場合は「迷ったらやってみる」を選択する、そんな決め方です。

やらずに後悔するか、やって後悔するか?

少し話が変わりますが・・

人が死ぬ間際になって後悔するのは、やったことへの後悔か、それとも、やらなかったことへの後悔か?

どちらだと思いますか?

これは実は、やったことへの後悔よりも、やらなかったことへの後悔の方が多いのだそうです。

ところで、1,000人以上の最期を見届けてきた終末期医療の専門家、大津秀一先生という方がいます。

大津先生は亡くなる前の患者さんに「人生を大事に過ごすことの大切さを世の中の人に伝えて欲しい」とお願いされたそうです。

大津先生は、こういった声を伝えなくてはいけないという思いから、「死ぬときに後悔すること25」(致知出版社)を出版、1,000人を越す患者さん達が語った「やり残したこと」を紹介されています。

「死ぬときに後悔すること25」 大津秀一著

この本の中で先生が紹介された「死ぬときに後悔する25のこと」は、以下のようなことでした。

死ぬときに後悔する25のこと

1.健康を大切にしなかったこと
2.たばこを止めなかったこと
3.生前の意思を示さなかったこと
4.治療の意味を見失ってしまったこと
5.自分のやりたいことをやらなかったこと
6.夢を叶えられなかったこと
7.悪事に手を染めたこと
8.感情に振り回された一生を過ごしたこと
9.他人に優しくしなかったこと
10.自分が一番と信じて疑わなかったこと
11.遺産をどうするかを決めなかったこと
12.自分の葬儀を考えなかったこと
13.故郷に帰らなかったこと
14.美味しいものを食べておかなかったこと
15.仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと
16.行きたい場所に旅行しなかったこと
17.会いたい人に会っておかなかったこと
18.記憶に残る恋愛をしなかったこと
19.結婚をしなかったこと
20.子供を育てなかったこと
21.子供を結婚させなかったこと
22.自分の生きた証しを残さなかったこと
23.生と死の問題を乗り越えられなかったこと
24.神仏の教えを知らなかったこと
25.愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと

(出典:「死ぬときに後悔すること25」大津秀一著)

何か、印象に残ったものはあったでしょうか。

これを見ると、やらずに後悔しているものがとても多いことに気づきます。

一方、やって後悔していることは圧倒的に少ないです。

大津先生によると、全く後悔がないという人は少なくて、大体の人は大なり小なり後悔があるそうです。

ただ、人はどうも、やったことよりもやらなかったことに後悔する、そんな傾向があるようです。

ところで、やったことより、やらなかったことに後悔するということですが、こんな話があります。(ある方に教えていただいた話)

ある女性がいました。

その女性は60代の頃、バイオリンを始めたいと思ったそうです。

でも、「今更やっても」と思って、バイオリンを始めることを諦めたそうです。

ところが、(その女性が)90歳になった時、ふと、バイオリンのことを思い出した。

そして、「あの時始めていれば、30年もできたのに」と後悔したそうです。

もっとも、色々な事情があって、やりたくてもやれないことってあると思うんですね。

それに、後悔したくないからと、何でもやった方がいいかと言うとそうとは限らない。

ただ、やってみたいけど・・と迷っていることが、今の自分にできそうなことであれば、そういったことから、やってみるのはいいことかも知れません。

正解がない時

何かを決めようと思った時、その時点では正解がないとか、その時点では何が正解かわからないことってあると思うんですね。

僕はそんな時は、正解は探さなくていいと思ってます。

何故かと言うと、何が正解かは最後の最後までわからないからです。

何かを決断して、それがたとえ間違った選択だったとその時はそう思っても、その後になって、あの時は失敗だったと思ったけど、あそこで失敗したから、今があるんだと、そう思えることもすごく多いんですね。

「人間万事塞翁が馬」という言葉があります。

「何が幸いするかはわからない。不幸に思えるようなことが幸せに変わることもあるのだから、何か不幸なことが起こったとしても、安易に自分は不幸せだと決めつけるべきではない」というたとえですが・・

何かを選択するとは、そういうことだと思うんですね。

それが失敗だったと思っても、それがいつか正解だったと思える日が来ることもあります。

失敗が成功につながっていることもあるし、不幸な出来事が幸せにつながっていることもあります。

だから、何かを決める時点で正解は探さなくてもいいのかも知れないし、ある意味、その時点での正解というものはないのかも知れない。

もっとも、だから、とにかくやってみましょうということではありませんが、ただ、僕は正解がない時、正解がわからない時は、正解は探さなくていいと思ってます。

一番大事なことは自分で選択すること

ここまで人生の選択で迷った時の決断方法について色々見てきましたが、一番大事なことがあるとすれば、それは「自分で選択する」ということだと思います。

自分で選択するとは、人に決めてもらうのではなく、自分自身で決めるという意味も勿論ありますが・・

大事なのは、人の価値観であったり、世間一般が言う正しいこと、または人や世間一般が言う何かを基準にして、決めることではなくて・・

自分の価値観で、自分がどう思うか、自分がどうしたいかを基準に決める、ということだと思います。

自分で決めても、他人や世間一般が言う何かを基準にしてしまうと、後になって後悔してしまったりします。

それは、自分で決めてはいても、実際は他人に決めてもらっているようなものだからです。

僕自身、そんな決断をこれまで沢山してきました。

自分で決めてはいたけれど、人がいいと言う何かを基準にしていたり、人にこう思って欲しいという思いからその何かを決めていたり・・

でもそれは、人に決めてもらっているようなものなんですよね。

本当はそうじゃなくて、人が言う何かを基準にするのではなく、人がどう思うかを基準にするのでもなく、もっと、自分がどう思うか、自分がどうしたいかを大事にすれば、それでよかったのにと、これまでを振り返って思ったりします。

でも、そこに気付けたのだから、これもある意味、「人間万事塞翁が馬」で、それはそれでよかったのかも知れません。

人生の選択に迷った時、色々な道があって、色々な決め方があると思いますが、もし、この記事を読んでくださっている方の中で、これから人生の選択をしようとしている方がいるのであれば、何か自分が納得できる、そんな決断ができるといいですね。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。