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将来の不安を解消する方法。心を楽にするために必要な7つのこと

将来のことを思うと不安になる。

そんなこともあるかも知れません。

将来のことを思って不安になったり、どうしても悲観的になってしまう時があったりします。

または、人生の転換期のような時期に、今までの自分の人生を振り返って、これからも頑張ってゆこうと思えることもあれば、これでいいのだろうかと、この先、どうなるのだろうと不安になることもあるかも知れません。

今回はそんな時、将来の不安を感じた時に心を楽にするにはどうしたらいいか?不安を解消するためにできることは何か?ということについて考えてみたいと思います。

不安は自分に何かを教えようとしてくれるもの

将来の不安。

それは色々な形があって、また、人によって、その不安の内容も様々だと思います。

だから、こうすれば将来の不安は消えてゆくという一つの方法や考え方はないのかも知れません。

ただ、将来の不安を感じた時に、少しでも気持ちを楽にしたり、または少しでも前向きになれることがあるとしたらそれはどんなことでしょうか。

僕は、その一つは不安そのものの捉え方を変えてしまうことかなと、思っています。

「将来の不安」

・・なんて言うと悪いことのように感じてしまいます。

実際に、不安になった時のあの落ち着かない感じであったり、どうにかしたくなる気持ちとか、何とも言えない怖さのようなものを味わうと、不安は悪いことに違いないと、そう思ってしまいます。

ただ、以前、不安の鎮め方。不安な気持ちが次々と湧き上がって怖くなったらでも書かせていただきましたが、実は不安は、自分のために働いてくれているものだと思うのです。

例えば、暗い夜道を通るかどうか迷ったとします。

この時、不安という感情が働いてくれるから・・「危ないかも知れない」と思って、もっと明るい道を歩こうと思えます。

「不安」という感情が働いてくれなかったら、自分の身を守れなかったかも、知れません。

将来の不安も、それは決して心地いい感覚ではないけれど・・

ただ、将来のことが不安になるからこそ、不安という感情が働いてくれるからこそ、例えば、「将来のために貯金しよう」そう思えたりする。

ここで不安が働いてくれなければ、入ってきたお金を全部使って、将来お金に困ってしまうかも、知れません。

そう考えてゆくと、将来への不安というものは、自分に何かを教えようとしてくれるものなのかも知れません。

それはある種のサインのようなものなのかも知れません。

どんなサインなのかと言ったら、今、自分に何かできることがあるかも知れないよというサインなのだと思います

そして、不安は、否定しないで、また、それを悪いことだと思わずに、そのサインを受け取ってみると、不思議と鎮まってくれます。

それは、サインを自分の主に送り届けるという自分の役割を終えたから、なのかも知れません。

だから、不安がなくならない時は、そのサインを受け取ろうとしていない時なのかも知れません。

「不安」は自分の役割を果たせていないので、より強いサインを送ることで自分の仕事を全うしようとします。

不安が湧いてきた時に具体的にどんなことをしたらいいのか・・ということについてはこれからご紹介してゆきますが、不安がどんどん高まって、鎮まってくれない時は、まず、そのサインを受け取ってみる必要があるのかも知れません。

それは言い替えると、「不安は悪いものではない」と考えてみる、ということになります。

不安は悪いものだと捉えると、将来の不安は自分を苦しめるものに変わってしまいます。

だけど、不安は何かを自分に伝えようとしてくれるものだと捉えた時、将来の不安への感じ方は少し、変わるかも知れません。

守ろうとすると膨れてゆく不安

「不安」にはもう一つの特徴があって、それは何かと言うと、不安は守ろうとした時に膨れてゆくもの、ということです。

守ろうとしているのは例えば、今の状況であったり、自分であったり、自分の理想であったり・・色々な守るべきものがあるかも知れません。

そして、それは時に大切なことだと思うのです。

ただ、守ろうとすることで大きくなってゆくのが不安だとしたら、その反対のことをすれば、不安は薄れてゆくかも・・知れません。

反対のことって何かといったら、例えば、挑戦が守ろうとすることの反対のことになります。

挑戦者の立場になると、思い切って何かに向かってゆけることがあります。

反対に何かを守らなければならない立場になると、今度は不安になったり、怖くなったりすることも。

時には自分ができないと思っていたことや怖いと思っていたことに向かってゆくことであったり、その向かってゆこうとする勇気が、不安に打ち勝つための力へと変わってゆくこともあります。

覚悟すると薄れてゆく不安

不安には他にも特徴があって、何かのきっかけで不安は薄れてゆくことがあります。

そのきっかけの1つは何かと言うと、覚悟することだと思うんです。

何かを覚悟すると・・不安は薄れてゆくことがどうもあるようです。

覚悟するのは何でもいいのですが、例えば、最悪の事態を最初から覚悟してしまうと・・・今の不安が小さなものに思えてきて、その不安が薄れていくこともあります。

不安は自分を守るために・・こんなことが起きるかも知れない、あんなことも起こるかも知れないと、ただ、教えてくれるだけが仕事(役割)です。

言い換えると、気づいていない主(自分)にあれこれ注意を促すだけが仕事です。

だから、例えば、主(自分)が最悪を覚悟してしまったとすると、もう不安の役割はなくなってしまうことになります。

そのため、何かを覚悟すると不安は不思議と、薄れてゆくことがあります。

目の前にある「今」を充実させることからはじめる

遠い先のことを考えてみることも大切なことだと思うんです。

そういう大きな視点で考えてみることで今、何をしたいか、今何をするべきなのかが浮かんでくることもあると思います。

そうやって考えてみて答えがでたり、こういう対策をしていこうと心に決めた時に・・・将来への不安はすっと薄れていったりします。

きっと大事なのは、将来を考えて、今、何をしたいのか、今、何をするべきなのかと考えてゆくこと、将来を考えて「今」に意識を向けること、なのかなと、思います。

将来を考えて、「今を忘れてしまった時」に不安は高まるものだと思います。

考えることができて、行動に移せないものは、不安を高めるようです。

だけど、遠い先を考えて、もしくはこれからのことを考えて、今、これをするべきだ、今、こういうことがしたい・・・という答えが出ても、それが色々な事情で今すぐに実践できない、行動に移せないことも、もしかしたらあるかも知れません。

そんな時は、今を、今、目の前にあることを少しづつでも充実させてゆくことからはじめてみてもいいのかも知れません。

見えないものを見ようとするより、見えるものから見ようとする、もしくは見つかるものから見つけようとする、今の自分の現状の中で本当に小さなことでもできることからやってみることで・・・気持ちが楽になれることがあります。

そこからスタートしてもいいと思うのです。

自分でコントロールできるものを考えると不安は薄れてゆく

不安は、自分ではコントロールできないものを考えるほどに高まり、自分でコントロールできることを考えると鎮まってゆく・・という特徴があります。

例えば、将来、お金に困るのではないか?と不安になることがあったとします。

将来お金に困るのではないか?と思うことの中に何か自分でコントロールできることが含まれているかといったら、「No」です。

お金に困るのではないかと思うことの中に何一つ、今自分にできることが含まれていません。

先程も書かせていただいた通り、考えることができて、行動に移せないものは不安を高めてしまいます。

じゃあ、どうしたらいいのか?

というと、自分にコントロールできることは何か?と考えてみます。

将来、お金に困るのではないかと思うことの中に何一つ実践できるものは含まれていませんが、例えば・・

「少額からでも定期預金をはじめてみよう」

と考えてみます。これは自分でコントロールできることですし、実行に移せます。

こういうこと、自分にコントロールできることを少しづつ、小さなことからでいいので、考えてみます。

そして、それを実際に行動に移してみます。

すると、不安は鎮まってゆくと思います。

不安は、行動にでるように促すこともその役割で、だから、自分がコントロールできることを考えて、それを実行に移した時、不安は不思議と、す~っと薄れてゆきます。

残った不安は自分の力に変える

ここまで将来の不安を感じた時にできることについて見てきました。

ただ、それでも残る不安というものもあるかも知れません。

僕自身はその残った不安は感謝に変えようとしてきました。

例えば、将来の仕事への不安は、今、仕事があることへの感謝に変えてみる。

将来も不安だ。仕事がいつまでもあるとは限らない。

だけど、その前に今、仕事があることはありがたいことだな、と。そうやって、感謝してみると、不思議と不安は薄れてゆきます。

これは以前にも書かせていただきましたが、感謝は不安につける最高の薬なのかも知れません。

不安に思うからこそ、そういうこと、感謝すべきことに気づけたりする。

不安に思うからこそ、何かをはじめようと思えるし、不安に思うからこそ、行動する力が湧いてくることもあると思うのです。

将来への不安は、そんな風にして、自分の力に変えたい。

少なくとも僕はそう思っています。

不安のないところに可能性はない

さて、最後になりましたが、将来への不安というのは、将来にある可能性でもあると思います。

わからないことのなかには不安と可能性が同居しています。

そのどちらを見るのか。

不安や不安定さを見ようとすると、動けなくなってしまいます。

だけど、可能性の方を見ようとした時に、不思議と怖さが薄れていったりします。

そして、それが時には楽しみへと変わったりすることさえある。

だけど、何も意識しないと心は守ろうとしてしまって、不安の方を見てしまいます。

だから、可能性の方を意識して見続ける意思が必要なのかも知れません。

不安のないところに可能性はない。不安があるところにはでも、可能性があると思うのです。