ある日突然、やる気を失う、意味がない、むなしいと感じてしまう
夢中になるほど好きなことだったのに、それが自分を支えていたと言っても過言ではないようなことだったのに、ある日、突然のようにその気持ちを失ってしまう。
またはやる気を失ってしまって、むなしさのようなものを感じてしまう・・・
今回はもしそんなことになった時、どうやったらもう一度、以前のその情熱を取り戻せるか・・・ということについて考えてみたいと思います。
やる気を失って、続ける意味を見失う時
夢中になるほどのことでも、ある日、突然のようにやる気を失ってしまうこともあります。
それは突然のようにやってくることもあれば・・・
または、感じないように、そう思わないようにしていただけで、少しづつそのサインはあって、そして、それが一定のラインを越えた時にやってくることもあります。
やる気を失うということも時にはあるものだと思います。
ただ、そこにむなしさのようなものまで感じてしまうというのは、それだけ多くの情熱を傾けてやってきた証拠なのかも、知れません。
一生懸命にならなければ、そこまで、燃え尽きてしまうようなところまでは行かないと思うのです。
それはいわゆる燃え尽き症候群にも似ているのかも知れません。
話は少し戻りますが・・・
突然のようにやってきたように感じても、実はそのサインがあった・・・ということもあるのかも知れません。
だけど、燃え尽きてしまうような方はそのサインを認めるのが怖いのであって、それを受け入れるということはやる気を失ったことを認めるようなもので・・・
また、それは時に、やる気だけじゃなくて、生きる意味を見失うことにも思えて、だから、それは、ある意味何よりも怖いものだったりします。
少し脱線しました(サインの話に戻りますが)・・・
多くの人はそのサインを素直に受け取って、そこで一旦休んだり、ちょっと離れてみたり、またはいい意味で力を抜いたり・・・ということをするかと思います。
すると、やる気というのは必ず戻ってきます。
ところが、そのサインを受け取ることができないまま、走り続けてゆくと、ある日、突然のようにやる気を一気に失ってしまったりします。
そして、その時は少し休んでも、なかなかやる気が戻って来なかったり、または、やる気と一緒に、それを続ける意味さえ見失ってしまうことがあるかも、知れません。
勇気を持って、他のことを充実させてみる
そんな時は、思い切って、その夢中になっていたこと、好きだったこと、情熱を傾けていたこと以外のことを充実させてみようとすることも一つの方法かも知れません。
それはやる気を失ったことを完全に認めることであり、もう戻れないかも知れないという怖さが付きまとうものですが・・・
ただ、他のことを充実させて、そのことから思い切って離れてみた時に、やる気や、またはやる気とまではいかなくても、好奇心のようなものが戻ってくることがあります。
この「好奇心」というものは僕はすごく大事なものだと思うんです。
一度、夢中になったようなもの、大好きになったものへの気持ちというのは、失ったとしても、時間はかかったとしても、必ず、戻ってくるものだと僕は思っています。
ただ、そのためには、離れてみる必要があるのかも知れません。
思い切って離れて、自分の人生の他の部分を充実させてみる、何か他のことに一生懸命になってみる。
燃え尽きてしまうような方は一旦そういうものを見つけた後に一生懸命になるのは得意だと思うのです。
そうやって、一旦離れて、他のことが充実しはじめた頃に、不思議と好奇心というものがやってくる、湧いてくることがあります。
意味を感じなくなった時は前に進む時
先程も書かせていただきましたが、やる気だけじゃなくて、それを続ける意味さえ見失ってしまうということは、とても怖いものだと思うんです。
やる気だけなら、戻ってくることがあると思えるかも知れません。
だけど、続ける意味を見失った時は、そう簡単にそんな風には思えないかも知れません。
こんな時、「意味」というものを求めることをやめて、ただ、楽しんでみようとしてみるのも一つの方法かも知れません。
だけど、それができないこともあります。
むなしくなった時に楽しもうとすることはすごく大変なことだからです。
ただ、それでもただ楽しんでみようと思ってみるだけでもいいのかも知れません。
実際には楽しめなくてもいい。楽しもうと思っているだけで、何かが変わってくることがあります。
意味を感じなくなった時というのはまた、前に進むべき時だよというサインなのかも知れません。
その夢中だったものをもうワンステップ前に進ませるというか。
前に進むとは色々な形があります。
例えば、自分のためだけにやっていたことを、自分のためにやるのだけど、それに加えて、自分がやることで誰かを癒したいと思うこともそうかも知れません。
例えば、楽しみ方を増やしてみたらいいかも知れないよというサインかも知れない。
例えば、仕事で、誰かのために一生懸命になっていたことであれば、今度はそこに加えて、自分も楽しむ工夫をする時期だよというサインかも知れません。
色々なサインがあって、色々な前に進むための方法、形があるように思います。
何かを続けるにしても、その人によってその続け方というものも違ってくるのかも知れません。
燃え尽きてしまうような方は、爆発力のある方、集中力のある方、諦めない力のある方なのかも知れません。
ただ、そういった力がある分、少し休まなければならない時もあるかも知れません。
そんな時に必要なのは、1)離れて、2)他を充実させて、3)一歩先に進むこと・・・なのかも知れません。
ただ、一つ言えることは・・・
一度大好きになったようなこと、夢中になったことへの気持ちというのは、一時見失うことはあっても、本当の意味で失ってしまうことはないということです。
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