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自己啓発本を読んでも変われないと思った時にできること

自己啓発の本であったり、または心理学の本、精神世界の本、そういった本を沢山読んでみたけど、だけど、自分は変われていないと思ってがっかりする。

そんなこともあるかも知れません。

今回はその理由と、それから、自分を変えるためにどうしても必要なことについて書かせていただきたいと思います。

自己啓発本は意味がなかった?

自己啓発本を何冊も何冊も読んだのに、結局、変われなかった。

あれだけ読んだのに、自分は前の自分が変えてしまいたいと思った自分のままだった。

そんなこともあるかも知れません。

それはその読んだ自己啓発本が自分に合わなかったからでしょうか?
それともまだ、読む本の量が足りないのでしょうか?

それはもしかしたらそうだったのかも、知れません。

やっぱり自分に合う本と合わない本もあるし、自分に合う考え方とそうでない考え方はあるものだと思います。

読む本の量もそうです。沢山、インプットしてゆくことが必要なケースもあると思います。

ただ、例えば、これで自分が変われる・・と思うような本に出会えることもあります。

そして、そういう本に沢山出会ったとします。

それでも変わることができないこともあるかも知れません。

それはきっと、その本が合わなかったからではないと思うのです。

自分を変えるためにどうしても必要なこと

じゃあ、何がいけないのかと言ったら、何もいけないことはなくて、ただ、それは、実践の量が足りていないだけなのかも、知れません。

自分を変えるということについてはこれまで、いくつも記事を書かせていただきました。

自分を変える方法とは?自分を変えたいと思った時にできること
考え方の癖を変える方法
性格を変えることはできるか?考え方、捉え方を変える「捉え方道」

自分を変えるというのは、とても時間のかかることだと思います。

それまで何年、何十年とやってきた自分を変える、何十年と持ち続けてきたものを変えるのはとても時間がかかるものだと思います。

自己啓発本を読んで、この考え方は素晴らしいなと思ったとします。

それは素晴らしい出会いだと思うのです。

ただ、一番大事なのは、そこからなのかも知れません。

もっと言うと、そこから、その考え方を日々実践してゆくことが大切だと思うのです。

僕は本を読んで自分を変えられた人を知りません。

それは例えば、バスケットボールの本を読んで、バスケットボールがうまくなった人はいないのと似ているかも知れません。

バスケットボールの本を読めば、そこには沢山のノウハウやコツが具体的に、沢山書いてあります。

だけど、それを読んだだけでバスケットボールが上達した人を僕は見たことがありません。

大事なのは、その本を読んで、そして、実際に、練習してみること、実践してみることだと思うのです。

自己啓発の本もこれだ!と思えた考え方があったら、それはきっと自分に合う考え方なのだと思います。

大事なことはその考え方を実践してゆくことだと思います。

もっとも、こんなことがあったら、こういう風に考えようと思って実践してみても、最初はうまくいっても、次にそうしようと思った時にうまくできないこともあります。

そんな時でも、これは自分に合わなかったんだと諦める必要はないと思うのです。

先程のバスケットボールの本の話に戻りますが、本に書いてあったことを実際に練習してみようとします。

だけど、毎回思うように本に書いてあった通りにプレーできるとは限りません。

こんな風にこんなフォームでシュートを打てばいい・・・ということがわかっても、毎回シュートが入るとは限りません。

考え方を変える時、自分を変える時も、これと同じことが言えるのだと思います。

うまくいかない時があってもいいと思うんですね。

バスケットボールのシュートも、打ち方がわかったからといって、すぐにシュートがうまく打てるとは限りません。

シュートがうまく打てるようになっても、毎回入れるようになるには、さらにそこから練習を重ねてゆく必要があります。

でも、そうやって失敗しながらも、実践を繰り返して、練習を繰り返してゆくことで、それは自分のものになってゆくと思うのです。

10回に1回できたら大きな一歩

自分を変える時に大事なのは、失敗を恐れないこと・・なのかも知れません。

こういう考え方を身に付けたいと思った時、実践することが大事になってきます。

だけど、もっと大事なことは、実践し続けるということだと思うのです。

失敗したっていい。
うまくいかなくたっていい。

10回に1回でもその考え方を実践できたら、それは大きな大きな一歩だと思います。

もっというと、こういう風に考えられたらと思ったこと、自分を変えたいと思ったことそのものに大きな価値があると思うのです。

考え方を教えてくれる本であったり、専門家はいます。

だけど、考え方を変えたいとは、自分が思わなければだめで、それは教えてもらってもできないことだと思うのです。

だから、自分を変えたいと思えたことが何よりも価値のあることだと思うのです。

実践するから、自分のものになる

自分を変えたいと思った時、とにかく実践してゆくことが大切で、自己啓発本を読むことは、その実践のスタートラインに立つということだと思います。

だから、本を手にとったことがきっかけで何かが大きく変わってゆくこともあると思います。

ただ、大事なのはそこからで、実践してみる、実践し続けてみることだと思うのです。

バスケットボールも、シュートフォームを学んで実践してゆくことでそれが自分のものになります。

そうやって実践(練習)を続けていると、自分なりのフォームが見つかったりすることがあります。

あぁ、こういう風に打てば入るのか・・と。

考え方もそれととても似ていて、この考え方を身に付けたいと思ったら、実践をしてみます。

そして、実践を続けてゆく。

すると、その良いと思った考え方が自分なりに少し変化していったりします。

そうなった時、それはもう自分の考え方になっていると思うのです。

誰かに教えてもらった考え方を実践してゆくことで、それは最初は真似であっても、必ず、自分なりの色が付いてくるものだと思います。

そうなった時、それは自分のものになったりする。

だけどそれは、実践しなくては手に入らないものだと思います。

本を読んだことはスタートラインに立つことだとしたら、実践をはじめることは、走り出すことだと思うのです。

勿論、走り出しても、途中で転んだりもします。

うまくいかなくて、諦めそうになったりもします。

だけど、それでもいいと思うのです。

それでも続けてゆく。自分がいいと思えたことなら、実践を続けてゆきます。

すると少しづつ、それは自分のものになってゆく。

また、ある程度のところまで進んだからこそ、見えてくる考え方であったり、そういうものもあると思うんですね。

いきなりうまくいかなくても、いきなりうまくできなくてもいいと思うんです。

ただ、やろうと思って実践することが大切で、そこから、また、色々なものが見えてくることがあります。

大事なことはきっと、立ち止まって考えて、答えが出てから進むことではなくて、歩きながら、考えることなのかなと、僕はそう思っています。