家族(夫や妻、子供)があまり笑わない。家族を笑顔にしたい時は?
夫や妻、または子供であったり、家族があまり笑わない・・そんなこともあるかも知れません。
何かがあって、笑顔で過ごせないでいることもあるかも知れませんし、色々な理由があるかと思います。
色々な事情があると思うのですが、ただ、それでも家族に笑っていて欲しいと思った時に自分にできることは何か?・・ということについて今回は考えてみたいと思います。
誰かを笑顔にするのに一番いい方法
夫であったり、妻であったり、または子供に対して、もう少し笑ってくれたらいいのにな・・と思うこともあるかも知れません。
そんな時に、笑顔でいると楽しいことが起こるよ・・と伝えようとしてもうまくいかない・・そんなこともあるかも知れません。
人は楽しいから笑ったり、笑顔になったりします。
だけど、笑顔を作るだけで、楽しい気持ちが湧いてくる・・そんな脳の仕組みもあって、それは心理学の実験で度々証明されています。
例えば、アメリカで行われた実験では学生達を2つのグループにわけ、一つのグループは笑顔を作らずに、もう1つのグループは笑顔を作らせて、同じ漫画を読ませました。
その結果、笑顔を作って漫画を読んだグループの方が漫画を「面白かった」と回答したそうです。
・・ただ、笑顔を作るから、楽しい気持ちになる・・というのは、自分でそう思えて、そして自らの意思で実践しなければダメなのかも知れません。
人に言われて、やろうとしてもうまくいかないもので・・
ただ、できることがあって、それは何かと言うと、家族を笑顔にさせようとするのではなくて、自分が笑顔でいる・・ということで。
これも実はある実験が行われています。
普段あまり笑わない人を笑わせるために一番効果的なことは何か・・を探る実験が行われたことがありました。
その結果、一番効果があったのは、その人の近くでただただ、ケラケラと笑っている・・ということでした。
人は人に共鳴する・・そんな心理というか、特徴があるようです。
悲しいドラマを見ると、自分のことではないのに、悲しくなって涙したりすることがあるのは、人が人に共鳴するから・・だと思うんです。
バラエティ番組では、そこに観客はいないはずなのに、笑い声が聴こえてくることがあるかと思います。
すると、(勿論、その芸人さんが言ったことややったことそのものも面白いわけですが)笑い声が(演出で)挿入されると、何故か自分も笑えてくる・・そんなこともあるかと思います。
これも人の1つの心理で。共鳴作用などと呼ばれることもあります。
人は人に共鳴する。
だとしたら、もし、あまり笑っていない人に対して自分ができる一番のことは、まず、自分が笑って、笑顔で過ごすこと・・・なのかも知れません。
自分が笑顔で笑って過ごすことで、相手は共鳴してくれるかも、知れません。
家族が落ち込んでいる時、一緒になって悩んだり、共感してあげることはとても大事なことだと思うんです。
だけど、それがエスカレートしてしまって、自分自身も悩んだり、不安になったり、相手を心配し過ぎてしまうというのは、先ほどの共鳴作用から言うとあまりいいことではないのかも・・・知れません。
そんな時には、自分が笑顔でいること、自分が家族にとっての太陽のような存在になってみることが大事なことなのかも知れません。