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友達に嫉妬しない方法。友達を羨んでしまう時に考えたい3つのこと

友達に嫉妬してしまう。

そんなこともあるかも知れません。

自分よりも何か優れたところがある友達であったり、自分が欲しいものを手にしている友達であったり。そんな友達をついうらやんでしまうこともあるかも知れません。

友達に嫉妬するなんていうと、悪いことのように思う人もいるかも知れませんが、ただ、嫉妬心というのは、少なからず誰もが心の中に持っているものではないでしょうか。

僕自身、友達をうらやむこともあります。自分よりも恵まれた才能を持った人を羨んだことも何度もあります。

嫉妬することそのものはきっと、悪いことじゃないと思うのです。

ただ、その気持ちが強くなり過ぎてしまうと、自分がみじめに思えてしまったり、そんな風に思っている自分も嫌になったりしてしまうかも知れません。

そんな時は、その強くなってしまった気持ちを少しだけ、捨てることができたらいいのかも知れません。

今日は、そのためにできる3つのことについて見てゆきたいと思います。

尚、嫉妬には、やきもちという意味もありますが、それについては友達に対する独占欲を捨てる3つの方法にて書かせていただいています。

1)その人の全部を見る

友達に対する嫉妬の気持ちが強くなり過ぎてしまった時にできることの1つが、その人の全部を見るということです。

どういうことなのか、3つの例を見てみたいと思います。

ケース① 友達が沢山いる友人に対して、嫉妬してしまった場合

友達が沢山いる友人に対して、嫉妬してしまった時は恐らく、「友達が沢山いる」という恵まれている部分だけを見ているのだと思います。

人に嫉妬している時は、その何か一点だけを見ていて、それ以外のことがあまり見えていないことが多いと思います。

言い換えると、「友達が沢山いる」というプラスの面だけが見えていて、だから、それがとても羨ましく思えてしまうのです。

ところが、これは「正負の法則」とも言いますが、人というのは、何かを得ると何かを失うようにできていて、この場合も、得ているものが「沢山の友達」であれば、それによって失っているものもある・・ということになります。

つまり、「友達が沢山いる」ということのマイナスの面もあるわけですが、友達が沢山いることのマイナスな面は、例えば、こんなことかも知れません。

友達が多くなるほどに、一人一人と過ごす時間は減ってゆきます。自分は一人しかいないわけですから。

そうするとどうしても、広く浅い関係になってしまいやすく、深い関係を築きにくくなってゆくことがあります。

また、友達が沢山いるということは、その分だけ、人間関係のトラブルや悩みも多くなります。そして、友達の悩みというのは、悩みの中でも常にトップの方に入ってくる悩みの一つです。

プラスの面だけを見ると、相手がとても羨ましく、そして、それに比べて自分は・・という風に何だか自分が情けなく思えてきたりするかも知れません。

ただ、マイナスの面もあることを知って、プラスの面だけじゃなくて、マイナスの面にも目を向けてみると・・・嫉妬心のようなものは薄れてゆくのではないかなと思います。

その時に少し、今の自分が得ているものについても考えてみてもいいかも知れません。

ケース② 友達が大きな家を買って、本当は素直におめでとうと言いたいのに、どこかで強く嫉妬してしまった場合

この場合も大きな家を手にした・・というプラスの面だけを見ているのかも知れません。

この場合は、その大きな家を手にしたという点だけではなくて、もっと相手の全部を見るようにするといいかも知れません。

例えば、家を買うためにローンも組むでしょうし、メンテナンスにもお金がかかります。

さらに、家だけじゃなくて、その人の他の部分も見てみます。

仕事はどんな仕事でしょう。大きな家を買うということはそれなりの収入があるということかも知れません。それなりの収入を得るためには、それなりの努力や労力が必要です。

いつもプレッシャーを感じながら仕事をしているのかも知れないし、接待などもあって、家族と過ごす時間も少ないかも知れない。

そんな風にその大きな家を建てたということだけじゃなくて、裏の部分まで考えてみた時、そこまでして自分はこんな大きな家に住まなくてもいいかな・・と思えるかも知れませんし、嫉妬なんてする必要はなかったのかも知れないなと思えるかも、知れません。

何かを得ている人は、何かを失っていて、そして、その得ているものの為に、何かを犠牲にしているということが殆どです。

そういうことに目を向けてみるのも強すぎる嫉妬心を手放すためには大切なことかも知れません。

ケース③ 家がお金持ちの友達に嫉妬してしまった場合

家がお金持ちの友達に嫉妬してしまった場合はどうでしょうか?

この場合も、家がお金持ちという恵まれたプラスの面だけではなくて、そのマイナスの面、家がお金持ちであるがゆえに失ってしまっているものにも目を向けてみます。

お金持ちの家に生まれた人もまた、得ているものがある反面、失うものがやっぱりあります。

それは例えば、お金持ちというレッテルを貼られてしまうことです。

何をやっても自分の力とは認めてもらえなかったり、お金が目当ての友人が集まってきてしまったり。誤解されることも多く、中には、本音で語り合える友人がいないと悩む人もいます。

必ずしもいいことばかりではなくて、そうやって失っているものも沢山あるわけですが、そこまでしても自分はそうなりたいか?と考えてみるのも嫉妬心を手放すためにはよい方法かも知れません。

2)全部交換したいと思うか

誰かに嫉妬してしまった時に考えてみたいことがもう1つあります。

それが、全部をその人と交換したいと思うか?と自分に問いかけてみるということです。

例えば、高級車に乗っている友人に嫉妬してしまったとします。

この時、自分が乗っている車と彼の高級車を交換するだけでなく、他も全部交換することになったら?と考えてみます

家族も交換しますし、友達も交換します。家も交換するし、自分の趣味も交換。持っているモノすべて、何もかも交換します。

つまり、自分はその人になるわけです。

そう考えて、もし、全部交換したいと思わないのであれば、嫉妬などする必要はないかも知れません。

交換したくない部分があるということは、つまり、自分にも得ているものがあるということだからです。

嫉妬している時は、相手のほんの一部だけを見ていて、だから、羨ましく思えてくるのだと思います。

そんな時はもっと大きな視点で、相手や、または自分、自分が持っているもの、囲まれているものを見ようとしてみるといいかも知れません。

3)「嫉妬こそ努力の根源さ」

冒頭でも書きましたが、嫉妬なんていうと、悪いことのように思う人もいるかも知れません。ただ、それは誰もが持っているものではないかなと、思います。

それに、嫉妬は何も悪いことばかりではないと思います。

俳優でミュージシャンの福山雅治さんの曲、「I am a HERO」の中にこんなフレーズがあります。

「なんであいつなんだよ」って今日もやっかんでる
でも嫉妬こそ努力の根源さ

「I am a HERO」 作詞・作曲:福山雅治

「嫉妬こそ努力の根源さ」

つまり、嫉妬するからこそ、努力しようと思えるんだとそう言っているわけですが、福山さんのこの詩のように、嫉妬というのは、使い方によっては自分を動かす大きなエネルギーになることがあります。

「なんであいつなんだよ」

そう思うから、そういう悔しさがあるから、もっとやってやろうと思えるわけで、そういう悔しさは、自分を成長させるためには必要なことかも知れません。

負けてたまるか。

そういう気持ちがあるからこそ、できることってあると思うんですね。

嫉妬というものは、そんな風にして自分のために生かす道もあると思います。

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