自分の人生を変えるには人生最後の日から考えてみる
以前の僕は、競争社会で勝ち抜くことが大事だと思っていました。会社でも重宝される人材でなければだめだと思っていたし、そうでなければ、いずれ首になる・・・そんな極端な考え方をしていたんです。
僕は自分一人の力で生きていかなければと思っていたし、それがすべてだと思っていました。勝つことが大切だと思っていた・・・それは自分がみじめな思いをしてきたことも関係していたのかも知れません。
だから、いつも勝とうとしては他人と比べている自分がいて、その勝たなければいけないという思いに縛られていたのかも・・・知れません。
でも、そんな僕を変えた考え方があります。
この考え方に至ったのには、色々なきっかけがありました。その一つは「頑張る方がいいのか?頑張らない方がいいのか?」とその続編「20年続いた慢性腰痛が治った!今までになかった慢性腰痛の治し方とは?」でご紹介しました。
それがなければ、この記事を書くことも、このサイトを立ち上げることもなかったと思います。
人生最後の日から始めてみる
その考えに至ることになったもう1つのきっかけ・・・なのですが、色々なことがあって、考えさせられることが沢山あって・・・僕はある時、人生が終わる時、どんな風にこの人生を終えたいかと思ったんです。
その時、何をどう思って死んでゆきたいかな・・・と。
僕は、「勝ち抜いたぞ」とか、「こんなことを成し遂げたぞ」とか、「こんなに頑張って努力を続けてきたんだ」・・・そんなことを最後に思ったとしたら、どう感じるかな?と考えたんです。
するとすぐに、「いや、僕はそんな最後は嫌だ」と思えてきたんです。
勝ち抜いて何が残るのかな、何かを成し遂げて、僕は最後の最後に幸せかな?と。そう考えていくうちに、僕はどうせなら、最期には「あ~楽しかった」と言いたい・・・そう思ったんです。
そういう人生の方が、何かを成し遂げたり、誰かに勝つことや誰かよりも優れた自分になることを目的とする人生なんかより、僕は絶対に楽しいだろうな・・・と。
僕は今まで何をやってきたんだろう・・・そう思いました。
そして、僕は人生の方向転換をしようと思いました。もう勝ち抜く必要もなければ、誰かに何かを証明する必要もない、何か立派なことを成し遂げる必要もない。
ただ、人生を楽しむことそのものを目的に生きよう・・・そう思ったんです。
そうやって楽しむことを目標に僕は再スタートを切りました。そして、すぐに気持ちは変わったんです。明るい気分でいることが多くなりました。
勿論、楽しむといってもすべてにおいてそんな簡単にはいかないものだとは思うんです・・。
例えば、仕事そのものは最初から楽しいものではないと思うんです。もし、そうだとしたら、お金をもらうどころか、払わなければいけません・・。
だけど、そこに楽しみを見つけようとすることはできて。そうしているうちに、仕事の仕方というものも変わっていくように思うんです。
誰かに勝つためなら、成績や結果を追い求めてしまうかも・・知れません。でも楽しむことが人生の目的になった時、もっと違うものを探すようになっていって。それは例えば、お客さんの笑顔だったり。
そうやって続けていって・・・何年か経ったある時、何かがはじけたように、見えていた景色や感じ方、捉え方・・・そんなものが急に変わって見えるようになりました。
続けていった先にいいことってあるものだなぁ・・・僕は、その時そう思いました。
色々悩んで苦しんだり、自分を責めたりもしてきたけど、そして、今も勿論、悩んだり悔やんだりもしながら生きていますが、そういうことも、僕なんかには必要なことなんだろうなあ・・・と、そんな風に思える自分がいます。