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死ぬのが怖い気持ちが湧いてきた時に心を楽にするには?

おかしな相談室

「今、病気をしているわけでもないし、健康なのですが、家族や親戚が亡くなることが続いて、死ぬのが怖いと思うようになりました。こんな時はどうしたらいいのでしょうか?」

おかしな相談室について

死ぬのが怖い。

そんな風に思ってしまうこともあるかも知れません。

特に、この方のように、身近な人が亡くなったことがきっかけで、死ぬことが怖くなってしまったという人もいます。

また、死ぬことが怖い気持ちが非常に強くなってしまって、自分がコントロールできないほどになっているような場合、または日常生活に支障が出ているような場合は、ある種の恐怖症になってしまっているケースもあります。

その場合は、無理をせずに、専門家に相談したり、カウンセリングを受けることも大切になってくると思います。

今回は、恐怖症とまではいかないけれど、死ぬことが怖いという気持ちが湧き上がってきた時、どうしたらいいか?どんなことを考えたら、気持ちは楽になれるか?ということについてご紹介してゆきたいと思います。

「自分以外にも死への恐怖を持つ人が沢山いる事がわかり、楽になった」

ミュージシャンの西川貴教さん(T.M.Revolution)は以前、ラジオ番組の中で、死に対しての恐怖があることを明かしています。

死への恐怖などから逃避するため漫才動画を見ながら眠りにつくほど怖かったという西川さん。

ただ、そのことについて話すと、変わった人扱いされることが多く、一人でその悩み(死への怖さ)を抱えていたそうです。

ところが、ある時、「タナトフォビア」(死への恐怖症)という言葉(恐怖症)があることを知り、自分以外にも死への恐怖を持つ人が沢山いる事がわかったことで、気持ちが楽になったのだそうです。

話は変わりますが、美空ひばりさんが「川の流れのように」をレコーディングした際、作詞をした秋元康さんにこんなことを語られたそうです。

「人生って、川の流れのようなものよね。流れが急だったり、ゆるやかだったり、川幅が広かったり、狭かったり、まっすぐだったり、曲がりくねっていたり、長かったり、短かったり。でもね、どんな川も、最後は同じ海に注いでいるのよね。」

色々な人生があるけれど、最後はみんな同じ場所に向かっている・・のですよね。

みんな同じ場所に向かっている、そして、恐らく、程度の差はあっても、誰もが、その場所に向かうことは怖いと思っているのではないでしょうか。

先ほどの西川さんのように、怖いと思っているのは自分一人じゃないと思ってみることで、そして、自分だけじゃなくて、みんな同じなのだと思うことで、気持ちが少し、楽になれることもあるのではないかなと、思います。

死んだらすべてが終わり、とは限らない

これは、スウェーデンの海洋学者、オットー・ペテルソンが93歳で亡くなる直前に語った言葉です。

「死に臨んだ時、私の最期の瞬間を支えてくれるものは、この先に何があるのかという限りない好奇心だろう」(オットー・ペテルソン)

死ぬのが怖いと思っている人の中には、死んで何もかもがなくなってしまう、終わってしまうことが怖いという人もいます。

確かに、何もかもが終わってしまうのは怖いものだと思います。

ただ、死の先に何もないとは、限らないかも・・知れません。

死の先に何かがあることは、科学では証明できないかも知れませんが、死の先に何もないということも、証明されたわけではありません。

これは少し夢物語になりますが、スピリチュアルな世界では、人は10万回生まれ変わる・・なんていう風に言われることがあります。

もし、それが本当なら、人の死は終わりではないかも知れません。

もっとも、それはこの人生の終わりではあるけれど、その人の魂のようなものは、まだ続いてゆくのかも知れない。

それが本当かどうかは別にして、そんなことに、死の先にあるものに思いを馳せてみることもまた、死への怖さから楽になるための一つの方法なのかなと、思います。

望まないものに生まれ変わることが怖い

先ほどは、生まれ変わる・・ということ(夢物語)について書かせていただきました。

ただ、以前、「生まれ変わりは信じているのですが、自分が望まないもの、例えば、人以外の何かに生まれ変わってしまったらどうしようと思って怖くなります。」と話してくれた方がいました。(※現在、個人的なご相談はお受けしておりません)

ここからもまた、夢物語だと思っていただければ幸いですが・・

もし、生まれ変わりがあるとしたら・・ですが、人として生まれてきた人は、来世でも人以外の何かには生まれ変わることはどうもないようです。

先ほどの、魂のようなものは続いてゆくと書かせていただきましたが、魂にはレベルのようなものがどうもあって、生まれ変わる回数が多くなるほど、魂のレベルは高くなってゆくようです。

魂のレベルはどうも、上がってゆくだけで、下がったりはしないようです。

また、人として生まれてきた段階で魂のレベルはある程度のレベルに来ていて、だから、人として生まれた魂は次も人として生まれてくるようです。

あくまでも夢物語だと思っていただければと思いますが、ただ、どうもそんな風にできていて、だから、「人以外の何かに生まれ変わったら・・」という心配はいらないように思います。

不安になった時に自分を楽にする言葉

死ぬのが怖い・・というのは、まだ起きていない未来のことを思って、怖くなっている、不安になっているわけです。

これを「将来への不安」という風に置き換えてみると、将来の不安は、気持ちを未来に向けないと持てないものだと思います。

言い換えると、気持ちが今に向けば、将来への不安や怖さもそれほど強く持てなくなります。

だから、気持ちを今に向けることも、この先にある何かが怖くなったり、不安になった時はとても効果があることになります。

でも、どうやって気持ちを今に向けることができるのでしょうか・・?

そのためには、「ありがとう」、または「ありがたいなぁ」と口にしてみることがとても効果的です。

「ありがとう」
「ありがたいなぁ」

そんな言葉を理由もなく、ただ、口にしてみます。

何度も口にしてみます。

すると、脳は矛盾したことが嫌いなので、突然「ありがたいなぁ」なんて言うと、脳は混乱します。

そして、ありがたい理由を探すことで、つじつまを合わせようとしてくれます。
脳は矛盾したことが大嫌いなのです。

だから、「ありがとう」「ありがたいなぁ」と何度も口にすると、ありがたい理由が浮かんできたりします。

例えば・・・

「ありがたいなぁ」

(脳が混乱して、ありがたい理由を探す)

「あっ、そうだ、健康だからだ。世の中には、ベッドの上で毎日過ごさなければならない人達だっている。自分は(今)恵まれている。ありがたいなぁ」

そんな風にして、「ありがたいなぁ」と口にすると、脳が「今」、ありがたいと感じられることを見つけてきてくれます。

すると、気持ちも不思議と「今」に向くことがあります。

「今」、ありがたいのです。
ありがたいと思った時は。

だから、将来が不安になった時などは、「ありがとう」「ありがたいなぁ」と口にすることが、よく効く薬のように自分を楽にしてくれます。

怖さがあっても、生きてゆければいい

死ぬことへの怖さや不安というのは、多くの人が持っているものだと思います。

ただ、その気持ちが人一倍強い人も中にはいるかも知れません。

それでも、そんな人であっても、年齢を重ねてゆくことで、その怖さが薄れてゆくということがあるようです。

年齢を重ねることそのものに怖さを乗り越える何かがあるのか、または、何かを学んでゆくことで怖さを少しづつ手放せるようになるのか、わかりませんが、ただ、年齢を重ねることが死への怖さという悩みを解決してくれることもあるようです。

これは死への怖さだけではなく、恐怖というもの全体に言えることですが、怖さというのは、不思議なもので捨てようとすると、強くなる特徴があります。

高いところが苦手な人が吊り橋の上に立って、「怖いと思っちゃだめだ・・」と思ってみると、恐らく、もっと怖くなるのではないかなと、思います。

こんな時は、「怖くてもいい」と思ってみると、不思議と、怖さはそれ以上は強くならなかったりしますし、場合によっては、その怖さが少し薄れることもあります。

これは不安や緊張など他の感情でも言えることです。

何か感情が湧き上がってきた時、それを捨てようとすると(拒否しようとすると)、その感情は自分の主に受け取ってもらうために、さらに強いシグナルを送ってきます。

ところが、反対に、それでいい、例えば、緊張した時は、「緊張してもいい」と思い切って自分の感情を受け取ってみると、「緊張」という感情はその役目(自分の主に受け取ってもらうという役目)を終えて、薄れてゆくことがあります。

死への怖さというものも同じように、怖さがあってもいい。怖さがあっても、生きてゆければいいと思ってみることで、気持ちが楽になってゆくこともあるのではないかなと、思います。

最後まで記事にお付き合いいただいて、ありがとうございました。