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一番楽な生き方、周りを自分の味方にしてしまう生き方とは?

一番苦しい生き方って、どんな生き方だろう・・・?

そう思った時、その一つは恐らく、周りに敵を作って生きることなのかなと、思います。

人と比べようとすること・・・それも自分の周りに敵を作っていることになるのかも知れません。

勝った時はいいけれど、負けた時は劣等感を感じたり、惨めな気持ちになってしまいます。

人と比べて生きるようになると、常に競争ですから、心が休まる時はありません。

すべてが競争になります。乗っている車も年収も、着ている服も持っているバッグも時計も・・子供が通っている大学でさえも・・

自分を守ろうとすること・・・これも周りに敵を作って生きることになるのかも知れません。

自分を傷つけられたくないと自分を守ること、そのためには色々なこと、人間関係であったり・・・そんなものを避けなければならなかったりして・・・それもまた、苦しい道なのかも知れません。

周りを自分の味方にしてしまう生き方

じゃあ、一番楽な生き方は何だろう・・・・そう思った時、僕は、それは先ほどとは逆の生き方なのかも知れないなと、思いました。

それは自分の周りを味方にしてしまう生き方です。

ご近所さんが自分の憧れの車を購入した。それを見て、自分の車と比べようとすれば、相手は敵になります。

でも、その車を見て、「がんばって仕事してるんだろうなぁ、よし、僕もがんばろう!」そう思えば、それは自分のやる気やエネルギーになります。

そう思った時、相手は敵ではありません。自分の味方です。

会社で上司からひどく怒られた。自分の方が正しいのに何故なんだと思えば、その上司は自分の敵になります。

でも、自分に何かしら期待してくれているから怒ったのだろう・・・そう思えば、もう少し自分の仕事を見直してみようと思えるかも知れません。

またはその悔しい思いを自分のモチベーションに変えて、自分を高めていこう・・・そんな風に考えることもできるかも知れません。

そう思った時、その上司は敵ではなくなります。

根拠のないことで人から悪口を言われたり、批判された。

その相手を指さして、その間違った解釈を正してやろうと思えば、相手は敵になります。

だけど、相手が何故そんなことを言いたくなったのかと、相手の気持ちに思いを向けた時に、相手の本当の気持ちに気づいたりすることもあります。

また、自分もどこかで同じことをしていないか、と相手を反面教師にすることもできるかも、知れません。

そう思えた時、その相手の批判や悪口は、自分を磨くためのきっかけになるかも知れません。

どんな相手でも、どんな境遇でも、どんなことがあっても、それは自分にとって憎むべきことにもできるし、自分を高めてゆくため、自分を成長させるための材料にすることも、もしかしたら、できるのかも知れません。

もっとも、そんな風に割り切れないことも人生では起こったりもしますが、ただ、自分に起こることに意味を与えるのは他人ではなくて、自分自身なんだと思うんです。

どうせなら、自分に起こること、起こったこと、周りの人達をできるだけ味方にしたい、そういう生き方の方が楽なのかも知れないなと、僕はそう思っています。

そうやって自分に起こった、傍から見たらマイナスな出来事を自分の味方にしてみようと実践していると、そのマイナスに思える出来事がいつか、プラスに変わることもあります。