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怒りっぽくなったり、イライラしやすくなった時にできること

怒りっぽくなった自分、イライラしやすくなった自分に気づいて、自分を責めてしまう・・・そんな方もいらっしゃるかも知れません。

怒りっぽくなった、イライラしやすくなったのは、それは本来の自分ではなくなっているから・・・なのかも知れません。

自分の心が正常に動かなくなるのは何故?

人の心にはどうも一定の容量のようなものがあるようです。

その決まった容量しかない心が一杯になると、心は本来の働きができなくなるようです。

反対にその心に隙間があって、一杯ではないと・・・心に余裕が生まれるようです。

じゃあ、何がその心にたまってゆくのかというと、それはいわゆるストレスと呼ばれるものだったり。

ストレスは感じるだけではなくて、心にたまってしまいやすいもの・・・のようです。

だから、ストレスをため込んだままにしてゆくと、心が一杯になってしまい、思うように動いてくれなくなります。

怒りっぽくなったり、イライラしやすくなるのは、もしかしたら、心が一杯になってしまって、思うように動かなくなっているから・・かも知れません。

それは明らかに本来の自分とは違う状態だと思うんです。

怒りっぽくなったり、イライラしやすくなった自分に気づいた時、反省することも大切なことだと思うんです。

次はこうしよう、次はもっと落ち着いて対応できたらいいなと、思うこと。そしてそれを実践してゆくことは大切なことだと思います。

ただ、怒りっぽくなったり、イライラしやすくなった自分に気づいた時、こんな自分は情けない、恥ずかしい・・・と自分を責めることもあるかも知れません。

だけど、そうやって自分を責めることでは、恐らく自分を変えることはできないと思うんです。

それに、怒りっぽくなった自分、イライラしやすくなった自分はそもそも本来の自分ではないのかも知れません。

そんな時にできるのは、自分を責めることではなくて、まずその心にたまったものを捨ててしまうこと・・・なのかも知れません。

心にたまったものを捨ててしまって、心に隙間ができると、それが心の余裕になって、色々なことが許せるようになることがあります。

だから、心に余裕を作ることを実践してゆくと、イライラしない自分にどんどん近づいてゆきます。

どうやって心に隙間を作るか?

じゃあ、どうやって心に隙間を作るか?ということですが、その1つは僕は歩くこと・・・だと思っています。

それについては歩き瞑想をすると、不安や悩みが消えてゆくでもご紹介していますので、よろしければ参照ください。

心にたまったストレス、イライラですとか、そういったものはエネルギーなので、運動することで消費することができます。

だから、歩くだけでなく、軽いジョギングですとか、水泳、またはエアロバイクをこぐ・・・など運動をする習慣を身につけてゆくことは、心に隙間(余裕)を作る習慣を身に付けることにもつながると思います。

ただ、運動といっても激しい運動だとそれ自体がストレスに変わってしまうこともありますので・・・心地よい汗をかける程度の運動でいいのかも知れません。

もう一つ、心にたまったストレスを減らすために効果的なこと、というか場所があります。

 

どこだと思いますか?

 

それは、森林がある場所です。

森林浴・・・なんて言われますが、森林の中を歩くことはたまったストレスを減らすことにつながります。

これは科学的にも証明されていて、森林浴には、ストレスを感じた時に分泌されるホルモン(コルチゾール)の濃度を低下させ、また、免疫に深く関係しているNK細胞を活性化させる効果があることがわかっています。

また、森の中を歩いていると、何だか爽やかな気分になれたり、気持ちがす~っと楽になれる感覚になることがあります。

これは、樹木に含まれる芳香成分(揮発性物質のフィトンチッド)が深く関係しているそうです。

フィトンチッドとはもともと植物が外敵から身を守るために発散している物質なのだそうですが、これを人が浴びると、副交感神経の働きが高まり、心が休まったり、癒されたりするようです。

・・・少し話は長くなりましたが、心にたまったものを捨てる方法は色々あると思うんです。

そうやって自分の心に余裕を作ってゆくだけで解決してゆくことが沢山あるように思います。

もっとも、これはこのサイトで何度も書かせていただいてきましたが、同じことであってもストレスになってしまう人もいれば、そうでない人もいて。

それは、その出来事に対する捉え方(思考)が感じ方(感情)を決めているのかも、知れません。

心にそういったストレスのようなものがたまりやすいと、捨てても捨てても、心に隙間ができないこともあるので、その場合は、時間はかかっても、捉え方を変えてゆく、考え方を変えてゆくことも一つの方法かも知れません。

捉え方を変えてゆくと、感じ方も自然とそれに伴って変わってゆきます。

すると、それまでストレスに感じていたことが、もうストレスではなくなっていた、そんなこともあります。