虚しさ、虚無感を乗り越えるには?
虚しさや虚無感というものに自分が押しつぶされそうになることがあります。
心にぽっかりと空いた穴・・・何をしたらいいのかわからず、何もする気が起きなかったりします。
虚しいという感情は、そういった一歩を踏み出そうとする気持ちさえ、奪ってゆくものなのかも・・知れません。
でも、僕はそんな虚無感を乗り越える方法はあると思っています。
虚無感に襲われた時に思い出した1つのこと
虚無感というのは、ある意味、満たされていると言いましょうか、何も大きな問題がないけれど、情熱を傾けるもの、夢中になれるもの、一生懸命になれるものがない時にやってくるものなのかも・・・知れません。
もし、大きな問題が目の前にあったら、その時に感じるのは虚無感より、危機感でしょうから・・。
だけど、だからといって虚無感が軽い問題とは思えません・・。時には本当に自分を追いつめてしまうものだと、僕はそう思ってきました。
虚無感にさいなまれたことが何度もあるんです。
でも、いつも同じことに気づきます。
いつも、1つのことを思い出すんです。
そんな時の僕には、何かが欠けていて、何かが足りない・・・それは何かと言うと「感謝の気持ち」なんだと、いつもそう思います。
いつもそう気づくんです。
あ、僕は少し当たり前に思っていたのかな・・・と。囲まれている人達にも囲まれている環境にも、どこかで当たり前という気持ちが入り込んできた時に感じるもの、それが僕にとっては虚無感ではないかなと・・。
そんな時は、いつも口癖にしている「ありがたいなぁ」という言葉を言っていない時だったりして。だから、はっと気づいて、とにかく「ありがたいなぁ」と口にします。
その時、「ありがたいなぁ」とは思えなくても、「ありがたいなぁ」と口にしてみます。虚無感って感謝の気持ちを奪ってゆくものだと思うんです。
だから、とにかく「ありがたいなぁ」と口にしてみます。
すると、「ありがたいなぁ」と口にする度に自分の中にある虚無感が薄れてゆきます・・・。そして、「ありがたいなぁ」を口にした回数が一定の回数に達した時に、自分から動こうという気持ちになるんです。
動く勇気
感謝の思いが自分の中で満たされていった時、少し動いてみようかなと思えてきます。
そんな時に必要なのは、理屈じゃなくて、少しの勇気なのかも・・知れません。
情熱を傾けるものがない、一生懸命になれるものがない、好きなものがない、やりたいことがない・・・でも、本当かな?と僕は自分に問いかけます。
それは嘘なんです。
やりたいことがないわけじゃない、好きなものがないわけじゃない、一生懸命になれるものがないわけじゃなくて、ただ、自分で諦めてしまっただけ・・・なんです。
頭で考えて、これはできないと諦めてしまっただけ。大人になると、経験や知識が邪魔をして、勇気というものが出なくなってくるのかも・・知れません・・。
「諦めただけ、逃げているだけなんじゃないか・・?」
・・・僕はそう自分に問いかけます。
逃げていただけだったりするんです。
そして、そうやって、自分にはできない、それは無理だと頭で考えて諦めたことの中に、虚無感から抜け出せるものが隠れていると、僕はいつもそう思ってきました。
諦めた理由や逃げている理由って、他人が関係していたりするのかも・・知れません。
だけど、そんなものは一旦置いておいて・・自分のためだけに何かをしてみてもいいのかなと、思ったんです。誰かのことを思うのはその後でも遅くはないと、思うんです。