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ニュースを見て不安になる時はどうしたらいい?

テレビやラジオ、インターネットから流れるニュースの中には、気持ちが明るくなるニュースだけではなくて、悪いニュースであったり、不安を煽ってくるようなニュースもあるかも知れません。

そんなニュースを見て、不安になってしまう・・という時はどうしたらいいか?

どうしたら不安を鎮めることができるか?といったことや、不安というものの本質についても、今回は書いてみたいと思います。

目次

ニュースは人の注意を引きつけるように作られている

悪いニュースを見て、不安をあおられてしまったり、不安になってしまう時はどうしたらいいか?

ということですが、まず、ニュースというのは人の注意を引きつけるように作られている・・ということが多いものだと思います。

テレビやラジオ、インターネットのニュースサイト、または新聞や雑誌などもそうですが、ビジネスですから、やはり競争もありますし、社員の人達のお給料を払うためには、利益を上げないといけません。

そのために、視聴率やページビュー(そのページが何回閲覧されたか)ということはやはり大事なことになってくることが多いと思います。

そう考えると、ニュースというのは、より多くの人に観てもらうため、注意を引きつけるように作られていることが多いものだと思います。(勿論、違う意図で作られているニュースや特集なども多く存在します)

日常で流れるニュースの多くは、ほんわかした気持ちになるニュースよりも、どちらかというと、驚いたり、不安になってしまうような、事件ですとか、そういったニュースが多いものだと思います。

それは、そちらの方が人々の注意を引きつけることができるから、だと思います。

そういう意味では、ニュースというのは、世の中の状態を正確に映し出しているというよりは、ほんの一部分だけを切り取って、人々を驚かせたり、または感動させたり、という風に人の心を動かすことが目的になっていることも多いものだと思います。

そういう意味では、ニュースもある意味「バラエティ(番組)」のようなものだと考えてみてもいいのかも知れません。

事件のニュースを流して、物騒な世の中になってきました・・・と人の注意を引きつけることはできますが、実際、この日本という国の場合は、事件ばかりではなくて、何も起こらないことの方が圧倒的に多いわけです。

ただ、「今日も平和な街でした。以上です。」といっても、人の注意は引けませんから・・

やはり、何かを部分的に切り取る必要があるわけで、そういう意味では、ある意味、作られたもので、そう考えると、「バラエティ番組」なんだという風に捉えることもできるのかなと、思います。

特にニュースを見て、とても不安になってしまうというような時は、勿論、見ないことが一番ですが、どうしても見てしまう時は、それは「バラエティ番組」なんだと思ってみると、少し気持ちを楽にできるかなと、思います。

不安は実は自分のために働いてくれる自分の味方

ここからは少し、不安について考えてみたいと思います。

不安とは何か?

・・・というと、不安は感情の一種です。

感情というのは、自分を守るために自分に備わったもので、言ってみれば、自分のためだけに働いてくれる自分の味方です。

不安は悪いもの・・という風に思われがちですが、実は不安は自分を守るためだけに働いてくれている自分の味方でもあると思います。

不安に思うからこそ、暗い夜道を歩くのはやめようと思えたりします。

これがもし、不安が仕事をさぼって働いてくれなかったりすると・・・暗い夜道に不安を感じずに、そこを通ってしまって、危ない目に遭ってしまうかも・・知れません。

しかし、実際は、不安は常に働いてくれていて、自分の仕事をさぼったりはしないので、暗い夜道は通るのはやめよう・・と思うことができるわけです。

不安や不安になることは悪いことだと思うと辛くなりますが、不安になることは悪いことではない、不安は自分の味方なんだと思うと、また少し、気持ちが楽になれるのではないかなと、思います。

不安になった時は感情ではなくて、理性で考える

ただ、この不安にも弱点があります。

それは何かと言うと、不器用である・・・ということです。

どういうことかと言うと、不安というのは、「これは危ないかも知れないよ」と自分に教えることしかできません。

例えば、それがどの位の確率で起こるとか、そういった分析はしてくれないのです。

それは主である自分の仕事・・ということになります。

だから、不安になった時は、不安が仕事をしてくれているんだなとまず、考えてみます。

そしたら、今度はそれが本当に起こり得ることなのか、どの位の確率で自分に起こるか・・ということを自分自身で客観的に考えなければいけません。

例えば、事件が起きたとします。

自分もいつかこんな事件に巻き込まれてしまうのではないか?と不安を煽られたとします。

そんな時は、不安にだけ頼らず、自分で、自分の理性で、客観的に考えてみます。

例えば、その事件が自分に起こる確率は?と考えてみます。

一人がその事件で亡くなったとします。

日本の人口がわかりやすく1億人だったとします。

計算してみましょう。

1 ÷ 100,000,000 = 0.00000001

パーセントにすると・・・0.000001%

になります。

何だ・・・0.000001%か・・・と思うと、少し楽になれたりするかも知れません。

キーワードは、客観的に、理性で考えるということになります。

今、すごく不安でも大丈夫

何か、痛ましいニュースを見て、そして、自分にも起こるのではないか、自分にこんなことが起こったらどうしよう?

そんな風に思ってしまうことがあるかも知れません。

そんな時は先ほどのように、客観的に理性で考えるということをすることで、不安がす~っと引いてゆくことがあります。

ただ、それでも不安がまだ残っている時はどうしたらいいでしょう?

そんな時は、その残った不安をそのままにしておきます。

つまり、放っておくのです。

でも、不安が残っているのに放っておくなんて、難しいこと・・と思われるかも知れません。

確かにそうです。

確かに、不安は放っておこうとすると一時的に高まります。

ただ、それでも放っておくと、不安はその後に薄れてゆく・・という性質があります

簡単にまとめると、

不安になる → 理性で考える → 気持ちが少し楽になる → それでも不安が残る → 放っておく → 不安は一旦高まる → 放っておく → 不安は薄れてゆく

そんな順番です。

これについては、不安で何度も同じこと、確認を繰り返してしまう。繰り返す不安の消し方にて詳しくまとめていますので、よかったらそちらをご覧ください。

ただ、いずれにしても、一度、理性で考えてみて、それでもとても不安だったとしても、勇気を持って、放っておくと、不安は必ず下がってゆきます。時間と主に。

放っておけば、不安は時間と共に薄れてゆく。

ということがわかってくると、勇気を持って、不安を放っておくことができるようになります。(一度理性で考えた上で)

ただ、不安を放っておかずに、何度も不安について考え続けると、不安はむしろ、消えて行ってくれません。

それが体験としてわかるまでは、不安を放っておくことは勇気のいることかも知れません。

ですが、一度、勇気を出して最後まで(不安は消えるまで)放っておくことを貫き通してみると、次回、同じような状況になっても、勇気を持って不安を放っておくことができるようになると思います。

心身の調子が悪い時は、不安にかられやすい

さて、ここまで不安について見てきましたが、例えば、体や心の調子が悪い時などは、いつもの自分ではいられない時があります。

こんな時は、いつもよりも不安にかられやすいもので、不安をうまく処理できないこともあるかも知れません。

こんな時、つまり、心や体の調子が悪い時に不安になったら、これは、今のこの不調がそうさせているのだと思ってみてもいいかも知れません。

そして、調子が戻れば、元に戻るので(不安をうまく処理できるようになるので)今は、不安になりやすくても、それは仕方がないと思ってみるのです。

こんな時はニュースを見ないようにすることも大事ですし、不安を何とかするよりも、心身の調子を戻すことであったり、または治療に専念することの方が大事なことかも知れません。

こいったケースでは、心や体の調子が戻れば、不安も上手に処理できるようになると思いますので。

100%安心な状態を目指すと、不安が強くなる

不安というものには不思議な特徴、または仕組みがあって、100%安心な状態を目指そうとすると、不安が強くなる・・・そんな特徴があります。

もっと安心したい、もっと安心な状態で過ごしたい・・とある意味、完璧な状態で生きることを目指そうとすると、不安というのは強くなります。

ところが、不思議なことに、不完全な世の中であることを認めて、「不安があって当然」、「不安なことがあっても自分は大丈夫」と思ってみると、不安はおさまってゆく・・不安にはそんな特徴があります。

これは言い替えると、不安を無くそうとすると、不安は増えて、不安を受け入れると、不安は減ってゆく・・ということになります。

これは多くの人が思っていることとは恐らく反対のことで、だからこそ・・不安が強くなってしまう人が多いのかも知れません。

不安が嫌だから、不安を無くそうとするのは、当然の心理だと思います。

ところが、不安の仕組みを考えると、それでは逆効果になってしまいます。

この場合は、不安を無くそうとするのではなくて、不安があってもいいと不安を受け入れてみます。

すると、不安は減ってゆく。

不安にはどうもそんな仕組みがあるようです。

だから、不安が強くなった時には、その不安の仕組みを利用してみてもいいのかも知れません。

不安になった時に不安になってもいいと受け入れることは勇気が必要なことですが、そうすることで不安は不思議とす~っと、薄れてゆきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
感謝。