自分には才能がないと諦めそうになったら
好きではじめたことでも、それをやっているうちに、自分には才能がない・・・と諦めてしまいそうになることがあります。
もし、やめたいと思った時は、無理に続ける必要はないのかも知れません。
でも、「才能がないからやめる」というのはきっと、他の人と比べて自分は劣っていると感じたから・・・という理由なんだと思います。
でも、続ける理由は、他人に勝つことじゃなくて、好きだから・・・それだけでいいように僕は思うんです。
世間や誰かに評価されようとするより、大切なことがある
好きではじめたことなのに、それを続けていく中で何かそれを形にしたいと思うようになることがあります。
例えば、何かの大会で結果を出すことやプロになることであったり、そして、そういったことが自分の夢になることもあります。
それがモチベーションになることも勿論あって、それは素晴らしいことだと思うんです。でもそれが原因で自分には才能がない・・・とそれをやめてしまうようであれば、それは本末転倒なのかも知れません。
僕は、はじめた時のその気持ちが結局は一番大切なことなんだと思っています。
それは「楽しい」とか「好き」とか、そういうシンプルな気持ちで。楽しいからやっている・・・それが一番大事なことで、誰かに勝つためにやろうとすると楽しさというものを失ってしまうことがあります。
楽しいから続けられます。そして、それを続けていった先に、もしかしたら何かがあるのかも知れません。
でも、大事なのはその「先にあるもの」よりも、今、楽しむということ、楽しみ続けることなんだと思います。
そのためには、誰かよりも優れているとか、勝っているということなんかよりも、自分が自分なりに楽しみ続けられる方法を模索してゆく・・・ということが大切なことだと思うんです。
それが大会に出て記録を出すということであればそれはよいアイディアだと思います。でも、人と争うことを目的にしてしまって、楽しみ続けられなくなるのなら、それはやり方が間違っているのだと思うんです。
人の評価より、自分自身の評価を大事にする
誰かに何かを言われて、自分には才能がないんだ・・・と落胆することがあるかも知れません。でも、僕は人の評価は必ず割れるものだと思っています。
それに、人の感じ方というのは本当に様々です。
例えば、音楽にもやっぱり好みがあって、ロックが好きという人もいるし、ジャズが好きという人もいます。歌い方もこの人の歌い方はあまり好きじゃない・・・という人がいる一方で、その人の熱狂的なファンの人もいたり。
だから、ある人には評価されなかったとしても、そんな自分をとても高く評価してくれる人も必ずいる・・・そういうことなのだと思います。
人の評価はまたとても移ろいやすいものです。生前はひどい評価だったのに、亡くなってから高く評価されるようになった・・・という人は歴史上には大勢います。
でも、頼ってもいい評価が1つだけあります。
それが自分がどう思うか・・・ということだと思います。人にどう思われるかを大切にするよりも、自分がどう思うかを大切にしていった方が、進む方向はブレません。
人と比べたくなることもあるかも・・知れません。でもそんな時は、他人ではなくて、過去の自分と比べた方が、楽しくなりますし、モチベーションにもなると思うんです。
1年前の自分、1か月前の自分、昨日の自分・・・それと今の自分を比べてみると、課題が見つかってきたりして、やる気が出ることがあります。
自分の年齢と比べてもいいかも知れません。30歳で○○、40歳で○○、50歳で・・・その年齢でのベストを見つけても面白いと思うんです。
比べるのはいつも自分自身・・・それも楽しみ続けるためのコツかも知れません。
夢は遠足のようなもの
夢って遠足のようなものなのかも、知れません。
遠足は、その準備が楽しかったり、その道中が楽しかったりします。でも、ゴールしてしまったら、終わりです。
夢もその道のりが楽しいのであって、その道のりこそ、楽しんだ方がいいのであって、それが叶った時にその夢は終わりがやってきます。
人生ももしかしたら遠足のようなものなのかも・・知れませんね。
ゴールを目指して必死になっていると、周りの綺麗な景色や友達との楽しい会話も楽しめません・・・。
ゴールした瞬間のあの喜びが味わいたい・・・と思うかも知れません。
でも、僕はその「喜び」や「楽しみ」は、実はゴールにあるだけじゃなくて、その道のりにもっともっと沢山あると思うんです。
どうせなら、その道のりも楽しんじゃった方がいいのかも知れません。
才能がない・・・でも、本当にそうでしょうか?
僕は、「好きだ」ということそのものが何よりの才能だと思います。努力すれば上達することもあるかも知れません。でも、努力しても好きになることは決してできません。それが才能というものだと思うんです。
だからこそ、その「好き」という気持ちは大切にした方がいいと思うのです。