すべてがあなたにちょうどいい
お釈迦様が残された言葉にこんなものがあります。
すべてがあなたにちょうどいい
今のあなたに今の夫がちょうどいい
今のあなたに今の妻がちょうどいい今のあなたに今の子供がちょうどいい
今のあなたに今の親がちょうどいい
今のあなたに今の兄弟がちょうどいい今のあなたに今の友人がちょうどいい
今のあなたに今の仕事がちょうどいい死ぬ日もあなたにちょうどいい
すべてがあなたにちょうどいい
お釈迦様が伝えたかったことは何だったのか?
最初、読んだ時にはどう解釈していいのかわかりませんでした。
でも僕がやっと今、思えるのは、お釈迦様は自分の身に起こることはすべて、自分にとって必要なことなのだよ・・・とおっしゃりたかったのではないかということです。
辛い思いをしても、すべてはなるようになっているからそれを受け入れて、前に進みなさいということではないかと・・・今はそう思えるのです。
人間関係の悩み、苦しみ
お釈迦様の言葉、「死ぬ日」以外は仕事も人と関わることを考えると、ほぼすべてが人間関係のことです。
夫や妻、子供に親、兄弟、そして、友人、職場の人・・・。
僕自身、そんな人間関係で悩んだり、深く傷ついたり、苦しんだり、時には絶望したりしてきました。
そうやっているうちにもう傷つくのは嫌だとか、悩むのは嫌だ・・・と思ったこともあります。でも、僕は思い返してみると、そうやって悩んだ後に少しづつ自分を変えてきました。
その悩みや苦しみが大きいほどに、僕は自分の考え方をより大きく修正してきたように思います。
それは、そうしないと自分が壊れてしまいそうだったから・・・です。
打たれ弱い・・・のかも知れません。
でもそうやって自分が楽になるために考え方を変えてきたことで、僕は本当に少しづつ楽になっていきました。
以前は「こうであるべきだ」「~ねばならない」そういう風に思うことはよいことだとさえ思っていましたが、それが僕を苦しめていたのかも知れません。
僕は何もなければきっとそんな思いを手放そうとはしなかったと思うんです。
でも色々なことがあって、それを手放そうとやっと思えて。そう思うと、思い悩んだり、苦しんだりしたことは、僕には「ちょうどよかった」のかも知れません。
悩んだり、苦しんだ時は、「今だよ!今が自分の考え方を変える時だよ!」・・・そういうサインなのかも知れません。
人生は、本当に「人間万事塞翁が馬」なのかなと・・・思うことがあります。
面白いのは、ネガティブに思えることほど、その後にプラスに変わることが多い・・・ということでしょうか。
生きていると、そういう、ひっかけ問題のようなものが時々やってくるようです。僕はそんなひっかけ問題とその答えの収集家になりたいな・・・と(笑)、思ったりしています。