他人の幸せがうらやましいと思ってしまった時は?
人の幸せがうらやましく感じられる時があります。
子供を授かって幸せそうな家庭を築いている人達、戸建てを購入した友人、仕事で出世して収入が増えた会社の同僚、多くの友人に囲まれている人・・・羨ましいなと思うことってこう思うと色々とあるかも知れません。
それは決して悪いことでもないし、誰もがそんな風に思うこと、あると思うんです。
ただ、その羨ましいという気持ちが強くなりすぎて、それが嫉妬に変わってしまうと、自分が辛くなってしまいます。
今回はそんな時にどうやったら気持ちが楽になるか・・・ということについて考えてみたいと思います。
他人の一部ではなく、全部を見る
他人のことを羨ましいと思うことってあります。例えば、子供が生まれた夫婦のことがうらやましいと思ったりします。自分達は不妊治療をしているのに、何年も子供を授からない・・・という風に思うと嫉妬してしまいます。
でもそんな時は子供を授かったというその一部分しか見ていないのだと思うんです。
何事もそうですが、何かを得ると何かを失うように世の中はできているようです。
子供を得たら、失うものもあります。夫婦二人だけの時間はなくなります。ゆっくり寝ていることもできなくなります。
旅行にも行けなくなるし、育児ストレスでうつになる人もいる。子供が少し大きくなってからだって、楽ではありません、学校でのいじめや不登校に悩む親御さんは大勢いらっしゃいます。
子育ては大変で、その証拠に子供の悩みや子育ての悩みというのは悩みの中でも常に上位に来るほど、悩みの多い分野です。
でもそれは子供が欲しい、欲しいって思っている時はわからないものだったりします。
何かを得れば必ず何かを失う。それがわかっていれば、少なくとも他人に嫉妬することはなくなると思うんです。
例えば、友達がたくさんいる人がいたとします。自分には友人が少ない・・・と悩んだりします。でも友達がたくさんいるということにも必ず、その裏側、つまり失ったものもあるわけで。
友達が多ければ、それだけ人間関係のトラブルも必然的に増えてきます。また、友達が多くなればなるほど、一人一人との時間が減ってきますから、深い付き合いができなくなってくる。
友達は少ない人は友達が少ない分、孤独に感じることもあるかも知れませんが、その分だけ相手と過ごす時間は貴重なものに思えてきたり。1人1人とじっくり付き合う時間もできるから、深い付き合いができるようになります。
やっぱり、何かを得れば何かを失うのだと思うんです。
羨ましいという気持ちが嫉妬に変わる時・・・それは相手の一部分だけを見て、それを自分が持っていないことに嘆いている時だと思うんです。
でも、得た人は必ず何かを失っているものだと思います。
表があれば、裏もあります。だからこそ、その失ったものを想像しようとすること、つまり全体を見ようとすることが、きっと自分の気持ちを穏やかなものにしてくれると思います。
誰もが問題を抱えて生きている
隣の幸せそうな人も、街で見かけた幸せそうな家族にも、誰にでもそうですが、問題というものはあるものです。僕は本当の意味で悩みがありません・・・という人を見たことがありません。
自分だけじゃないわけですね。問題が1つもないなんて人はいないわけで。
どんなに幸せそうに見える人にも必ず悩みや不安、問題などはあるわけで、それがわかってくると他人に嫉妬したり、妬むこともなくなると思うんです。
みんな同じで、みんな問題を抱えている。でもそれでも笑顔で毎日暮らしている人がいます。そういう人は幸せでいられると思うんです。
でも、問題があるからと暗い顔をしていると、とても幸せなんか感じられない。本当は幸せが沢山まわりにあるのかも知れないのにそれに気づかない。
外を見て、自分にないものを探して悲観的になるより、自分が今持っているもの、自分が囲まれているものに気づいてそこに1つ1つ感謝してゆくと、幸せをたくさん感じられるようになるようです。