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毒親は何故謝らないのか?これがその驚きの理由です

こんにちは。おかしな幸福論のモリです。

今回は、毒親は何故、自分の非を絶対に認めないのか?ということについて解説していきたいと思います。

毒親が自分の非を絶対に認めない理由

毒親と呼ばれる人達にはいくつかの共通点があります。

その一つが自分の非を絶対に認めないということです。

毒親さんの殆どは、どう考えてもあなたが悪いでしょということであっても、絶対に謝りません。

謝っても形だけで、「じゃあ、謝ればいいんだね」って言ってみたり、「私が謝ればいいんでしょ」って言ってみたり。

本当は自分が悪いなんて全く思ってないんですね。

でも、何故毒親さんは絶対に謝らないのでしょう?

どう考えても自分が悪いのに、何故それを認めようとしないのでしょう?

実は毒親さんの中には自己愛が強い人(自己愛性パーソナリティ障害の傾向がある人)がとても多いんですね

「自己愛が強い」ってどういうことかと言うと、簡単に言うと、自分が正しいと思って生きてるってことです。

どう考えてもあなたが悪いでしょって思うことであっても、自己愛が強い毒親さんの場合は、自分は間違ってない、自分は正しいって本気で思い込んでいるんですね。

だから、謝らないわけです。

謝る必要がないからです。本人の中では・・ですね。

ただ、自分が正しいといっても、そこに何か深い考えがあるわけでも、人を納得させることができる理由があるわけでもなくて、ただ、「自分が正しい」って、そう思い込んでいるだけなんですね。

自己愛が強い人の発想というのは実はすごく単純で、まず「私が正しい」が大前提にあって、「その私をあなたが不快にしているのだから、あなたが悪い」という、すごく単純な発想で話を展開していきます。

これの何が問題かと言うと、一番最初にある「私が正しい」という大前提が間違っている、ただの思い込みだということです

スタートの時点で間違ってるから、その後に続く話も間違っているわけです。

だから、こういう人と話し合いをしても、どこにもたどり着けない、話はどこにも向かわないんですね。

例えば、毒親育ちさんが自己愛が強い親御さんに自分がこれまでどれだけ傷ついてきたかを訴えても、本当に不思議な位、話が通じないことがあります。

よくあるのが、「私はそんなことはしてない」「私はそんなことは言ってない」って言い出したり、「私はこうしていた」って言ってみたり、または最悪なのが、全く違う話を持ち出して、この時のお前には問題があるって言ってみたり。

ここでどんなことが起こってるかをちょっと説明すると、

私はそんなことはしてないっていうのは、「記憶を消してる」ってこと、私はこうしていたっていうのは、「記憶を書き換えている」ってこと、全く違う話を持ち出してお前が悪いって言い出すのは、「話をすり替える」ってことです

この①記憶を消す、②記憶を勝手に書き換える、③話をすり替えるっていうのは、自己愛の強い毒親さんの常套手段なんですね。

だから、話し合いをしても話が全く前に進まないだけじゃなく、自分が傷ついたことを訴えていただけなのに、いつの間にか自分が責められていたり、そんな意味不明な展開になっていくことも多いです。

でも、何故こんなことになるんだ?って疑問に思ってる毒親育ちさんも多いと思います。

これは「自分が正しい」が前提で話を始めてるからなんですね。

普通は話し合いをする時は自分が間違ってるかも知れないという気持ちもどこかにあるものです。

誰も完璧ではないし、自分が気づかないところで相手を傷つけてしまってることだってあるわけですから。

ただ、毒親さんはその気持ちがすっかり抜けてしまってるので、話し合いをしてもただの時間の無駄になってしまったり、気持ちをわかって欲しかっただけなのに、むしろ全く違う話を持ち出されたり、勝手に記憶を書き換えられて、そのことで責められたりして、余計な傷が増えるだけだったりします。

自分が正しいと思ってる人との話し合いというのは本当に無駄なんですね。

どんな話をしても、どんな説明をしても、最後はお前が悪いという結論に持っていこうとするからです。

毒親は何故毒親になったのか?

じゃあ、そもそも何故、毒親さんはこんな人になったのか?

ということですが、実は毒親さんの親も毒親であることが多く、毒親さんの多くは子供の頃に怖い思いを沢山して育った人なんですね。

また、毒親さんの中には、被害者意識がとても強いインナーチャイルドがいることが多く、例えば、話し合いとか、議論みたいなことになると、この被害者意識が強いチャイルドが全開になるので、話も支離滅裂だったり、言ってることが幼稚だったり、ああ言えば、こう言うという風に何を言っても言い返してきたりします。

その言ってる内容もすごく無神経で相手の気持ちなんて全然考えていなかったりする。

傷ついたことをわかって欲しくて、一生懸命説明するんだけど話を聞こうとしない。それだけではなく、あろうことか、傷ついたと訴えている子供を攻撃してくることもよくあったりします。

とても信じられないことですが、これは被害者意識が強いチャイルドが全開だからです。

要するに、毒親さんは幼児性が強いってことなんですね。

もっとも、毒親さんもそうなりたくてなったわけではなくて、先ほど、毒親さんは怖い思いをして育った人が多いと言いましたが、すごく辛い環境だったから、とにかく自分を守らなきゃいけなかったと思うんですね。

そういう環境で育つ中で、相手の気持ちになるとか、相手の視点になるという学びをしてこなかったのではないかなと思います。

勿論、辛い環境で育っても、人の気持ちになろうとする人もいるので、それが子供を傷つけていい理由にはなりません。

そもそも、親が子供を傷つけていい理由なんてありません。

ただ、何故毒親さんが毒親になったのかと考えていくと、そういう背景もあったのではないかなと、僕はそういう風に考えています。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。