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怒りを一発で鎮める方法。あなたは怒りの対処法を勘違いしている!?

こんにちは。おかしな幸福論のモリです。

今回は、強い怒りやイライラの感情を一発で鎮める最も効果的な方法について、ご紹介したいと思います。

また、怒りの感情というのは、対処方法を間違えると自分の中に溜まってしまって自分の心や体を攻撃しはじめるのですが、今回はそうならないための「怒りの正しい対処法」についても、お伝えしていきたいと思います。

目次

「 怒らないようにする」は最悪な方法だった

誰かに対してイライラしてしまったり、怒りの感情が湧いてきたり、そんなこともあるかも知れません。

そんな時は、同じようなことをぐるぐる考えてしまって、本当に苦しい気持ちになったりします。

ただ、こんな時、その怒りの感情を一気に鎮める方法があります。

その方法をご紹介する前に、このイライラや怒りという感情について1つ知っておきたいことがあります。

子供の頃、「怒ってはいけません」そんな風に言われた人も多いと思います。

怒るとかイライラするというのは、よくないことだって教えられることが多いと思うんですね。

だから、多くの人は、怒りとかイライラの感情は感じないようにしたり、抑え込もうとしていたりします。

怒りを抑圧している、ということですね。

ただ、こんなことを言うと「えっ!?」と驚かれるかも知れまんが、実はこのやり方、怒りを抑圧しようとするやり方は"最もやってはいけないこと"なんです

これは何故かと言うと、怒りやイライラという感情は抑圧すると自分の心や体の中に留まってしまうからです

怒りの抑圧を続けていると、心や体にその感情がどんどん溜まっていきます。すると心に余裕がなくなって、イライラしやすい自分になったりするんですね。

怒らないようにしていると、むしろ、怒りやすい自分になってしまうわけです。

また、怒りを抑圧しても、その感情はなくなったわけではなくて、自分の体の中に残っているので、ふとした瞬間に湧き上がってきて自分を苦しめたりします。

思い出し怒りなんかはまさにそのパターンですね。

嫌なことを思い出して、それを何度もぐるぐる考えてしまうことをぐるぐる思考なんて言いますが、ぐるぐる思考が多い人には、感情を抑圧している人が多いと言われています

また、怒りの感情は攻撃のエネルギーですが、それを自分の中に溜め込んでしまうと今度は自分を攻撃しはじめるんですね。

だから、怒りを溜め込み過ぎてしまったことで、例えば、メンタル疾患になってしまう人もいますし、または体の病気になってしまうこともあります。

例えば、怒りを抑圧し続けて腰痛になってしまう人も多いんですが、僕自身も以前、原因不明の腰痛に苦しめられて、最後はまともに座っていられなくなったことがあります。

「もう寝ながら仕事をするしかないな」って、そう思ったのをすごくよく覚えています。

ところが、怒りの抑圧をやめた途端に、激痛で座っていられなかったほどの腰痛が本当に数日で消えたんですね。

他にも、専門家の中には怒りを抑圧すると、その怒りが自分を攻撃しはじめて、自己免疫疾患になってしまうと指摘する人もいます。

そんな風にして、怒りを抑え込もうとすることは、実は最もやってはいけないことなんですね。

ただ、「怒りが湧いてきたら、6秒待ちましょう」そんな風に言われることがあります。

これはその場の対処法としてはいいと思うんですね。怒りをその場で出してしまうと、思わぬトラブルになってしまうこともありますから。

ただ、そのままだとよくないわけです

その後にしっかりと対処しないと、怒りが体の中に留まってしまって、それが心や体の様々な悩みにつながってしまうからです。

怒りを鎮める最強の方法

じゃあ、どうしたらいいかと言うと、抑圧しないでしっかりと自分の中から出すということが大事です。

怒りの感情は抑え込んでも体の中に残り続けて、自然には消えていきません。

だから、自分で出してあげる必要があるんですね。

じゃあ、具体的にどうやって出したらいいか?ということですが、例えば、誰かに対して強い怒りを感じたとします。

この時、僕が一番効果があって、尚且つ副作用(デメリット)もないと思うのが、その相手に手紙を書くということです

これは、ただの手紙ではありません。

自分が思ったことを全部、相手にぶつけるつもりで書く手紙です。この手紙は実際には出しませんが出すつもりで書いてください。

思っていることを、言葉は悪いですが、全部ぶちまけていきます。その手紙の中で相手をボコボコにするつもりで、思ったこと、我慢していたこと、本当は言いたかったことをどんどん書いていきます。

相手がいかに間違っているか、ということを書きまくってください。

とにかく、相手をこてんぱんにしてやるつもりで書きまくってゆきます。自分が思ったことは躊躇せずに全部出して、相手にぶつけていってください。

そんな風にして、自分が思ったことを全部書いて書いて書きまくって、もういいかなと思った頃には気持ちがぐっと楽になっていると思います。

 * * *

でも、何故気持ちが楽になるかというと、感情を出したからなんですね。

先ほど、怒りの感情は自分の中に溜め込んでしまうと自分を攻撃しはじめると言いましたが、それは自分の中にあるからです。

出してしまえば、楽になります。
出してしまえば、もう自分を攻撃しなくなります。

また、感情を出し切ると、気持ちが楽になるのと同時に少し冷静になれます。

こんな人のことを考えているのもバカバカしいなとか、相手にしても無駄だなとか、少し冷静に考えることができたりするんですね。

そういう風になれたら、もう大丈夫だと思います。

その手紙も出す必要はないです。

僕がこの方法が一番いいと思う理由は、全部出し切ることができること、自分の気持ちを包み隠さず全部出せることです。

人に話を聞いてもらうことですっきりすることもありますが、人には言えない感情、気持ちもありますし、怒りが湧く度に相手に聞いてもらうとなると、相手の負担にもなるかも知れません。

その点、この手紙を書くと言う方法は、遠慮なく全部出すことができるし、いつでもどこでも、何度でもできます。その点がすごくいいと思います。

それから、強い怒りの場合、例えば、長年抱えてきたような怒りの場合は、一回だけでは出し切れないことがあります。

その場合は、後になってまた怒りが湧き上がってくることがありますが、その時はもう一度手紙を書いてみてください。

そうやって、強い怒り、長年抱えてきた怒りの場合は時間がかかることがありますが、何度もやってゆくうちにいずれは全部自分の中から出ていって、思い出し怒りのようなものもなくなっていきます。

ですので、諦めずに何度もやってみてください。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。