「怒りっぽくなった、疲れやすくなった、好きなことへの興味がなくなった」は○○の不足が原因かも知れない
こんにちは。おかしな幸福論のモリです。
怒りっぽくなった、疲れやすくなった、好きなことへの興味がなくなった。
これらは一見するとうつ病の症状に似ていますが、実はあるものが不足することでこういった症状が出ることがあります。
そのあるものとは何かというと、実は「亜鉛」なんですね。
医師で、亜鉛の臨床研究を続けてきた小野静一先生は著書の中で、こんな風に語っていらっしゃいます。
「亜鉛は神経伝達物質を合成する酵素の構成成分で、亜鉛が不足すると神経機能が低下します。(その結果)「イライラ、疲労、無感動」などが起きます」(参考:亜鉛の基礎と臨床 p.34-35)
亜鉛不足の症状は他に、
- 脱毛がひどい
- 爪、肌の状態が悪い
- 味覚障害
- 性機能の低下
- 慢性の下痢
などが挙げられます。
また、先ほどご紹介した小野先生も著書の中で触れられていますが、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎に亜鉛が関係していると指摘する専門家もいます。
意外にも多くの重要な役割を担っている亜鉛ですが、実は日本人は亜鉛の摂取量が少ないことが知られています。(亜鉛が不足している人が多いということ)
また、亜鉛はアルコールを分解する際に必要になるので※、お酒を飲むことが多い人は亜鉛が不足する傾向があります。
※アルコール分解酵素の中心核に亜鉛があるため
今回は亜鉛を取り上げましたが、たんぱく質や鉄不足がうつ症状の原因になっていることもあります。
たんぱく質と鉄不足を解消することで心身の病気が完治する可能性がある
このサイトでは普段は心について発信していますが、心の問題の原因が心にはなく、特定の栄養不足がそれらを引き起こしていることがよくあるので、例えばうつの治療をしても思うように改善しない場合はそういったことも疑ってみてください。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。