【見捨てられ不安】愛されているか不安になる本当の理由
こんにちは。おかしな幸福論のモリです。
今回は、恋人やパートナーに愛されているかいつも不安になる原因、相手が自分だけを見てくれているか不安になってしまう原因と自分の中にある「見捨てられ不安」というものについて、お話ししていきたいと思います。
目次
愛されているかいつも不安になる
周りから見たらすごく上手くいっていて、実際に何も問題はないはずなのに、ちょっとしたことで相手の愛情を確認したくなる。
ちょっとしたことで、恋人やパートナーが自分を愛してくれているか不安になったり、自分だけを見てくれているか不安になってしまう。
そんな人の中には、自分の気持ちに反して、恋人やパートナーに必要以上に嫉妬してしまったり、束縛してしまったり、独占欲がおさえられなくなったり、または相手に対する不安から、お試し行動をしてしまう、相手の気持ちを何らかの形で試したり、確認したくなったりする人もいます。
こういう人は多くの場合、相手(恋人やパートナー)を大切にする優しい人で、相手のために色々と尽くそうとしてくれる人でもあったりします。
それなのに、ちょっとしたことで自分を抑えられなくなって、必要以上に嫉妬してしまったり、相手を束縛したくなったり、相手を試すようなことをしてしまう。
そして、その行為が大切な関係を壊してしまうこともあったりします。
本当はこの関係を守りたくてやっているのに、その気持ちとは反対の方向に向かってしまう。何故か、自分が不幸になるような方向に向かってしまうんですね。
原因は「見捨てられ不安」があるから
でも何故、そんなことになってしまうのか?
というと、その理由の一つは自分の中に「いつか見捨てられるんじゃないか」という不安があるから、または「私はきっと捨てられる」という思い込みがあるから、だったりします。
この「見捨てられるんじゃないか」という不安を「見捨てられ不安」と言ったりしますが、見捨てられ不安があると、ちょっとしたことで相手が自分から離れていってしまうと感じてしまい、パニックになってしまうんですね。
その結果やってしまうのが、相手に対する必要以上の嫉妬だったり、相手の気持ちを確認するためのお試し行動だったりします。
また、見捨てられ不安がある人は「私はきっと捨てられる」という思い込みを持っていることが多く、自分の本当の気持ち(大切な人とずっと一緒にいたい気持ち)とは裏腹に捨てられる方にというか、自分が不幸になるような方に無意識の間に持っていってしまう人もいたりします。
つまり、思い込みの通りの現実を創ってしまう、ということですね。
でも何で、こんな「見捨てられ不安」を抱えているのかと言うと、これはざっくり言うと子供の頃に「(多くの場合は親に)見捨てられてしまうんじゃないか」という怖い思いをしたからなんですね。
専門家の中には、条件付きの愛情で育った人が見捨てられ不安を抱えやすいと指摘する人もいます。
また、親の愛情の与え方が不安定だったことが原因だと指摘する専門家もいます。
例えば、余裕がある時は愛情を与えてもらえたけど、親に余裕がない時は無視されたりとかですね。
こういう環境で育った人は「見捨てられ不安」を抱えてしまいやすく、「私はきっと捨てられる」という無意識の思い込みを持っていることがあります。
そして、この見捨てられ不安があるために、相手に愛されているかすごく不安になってしまり、相手が自分だけを見てくれているか不安になってしまうんですね。
「見捨てられ不安」の対処法
では見捨てられ不安がある場合はどうしたらいいか?
どうしたら見捨てられ不安に振り回されずに済むか?
ということですが、①今、恋人やパートナーがいるケースと②今は恋人やパートナーがいないケースの2つのパターンで考えてみたいと思います。
①恋人やパートナーがいる場合
まず最初に①恋人やパートナーがいる場合ですが、見捨てられ不安に振り回されないために大事なことが3つあります。
1つ目が、自分の中にある無意識の思い込み「私はきっと捨てられる」という思い込みに気づくことです。
「あぁ、私は捨てられるって思ってたんだ」って気づくだけで、色々なことが変わってきます。
無意識の思い込みは気づいてしまえば、思い込みではなくなります。
思い込みだってわかれば、ちゃんと理性で考えられるようになるので、自分でも自分が過剰に反応してるって気づけたり、これは自分がそう思い込んでるだけで、本当はそうではないんじゃないかって、相手はちゃんと自分のことを見てくれてるよって、ちゃんと愛してくれてるよって、そう気づけたりするんですね。
また、これはすごく大事なことなんですが、そう気づくことで、先ほどお話しした自分が不幸になるような現実を無意識の間に創る・・ということがなくなっていきます。
ですので、まずは自分の中にある思い込みに気づくことですね。
2つ目が、これは具体的な対処法になりますが、自分が過剰な反応をしてるなって思ったら「相手に親を投影しているんじゃないか」と考えてみることです。
見捨てられ不安がある人は、親の言動が怖かったとか親の言動に不安を感じたから、見捨てられ不安を抱えるようになった・・ということが多いんですね。
その親を今の恋人とかパートナーに投影してしまって、例えば、こう言ったということは今不機嫌なんだろうな・・とか、そういう風に相手の中に親を見ていることがよくあります。
ただ、相手は親ではないので、この例だと、そう言ったとしても不機嫌かどうかはわからないわけですね。
親はそうだったかも知れないけど、今の恋人は親ではないので。
ですので、自分が過剰な反応をしてるなって思ったら、「親を投影しているんじゃないか」って考えてみること、またはそう気づくことが大事です。
そう気づくと、少し冷静になれます。
3つ目が、これは不安になった時の対処法ですが、不安になった時は、今起きてることじゃなく、今までのことに思いを馳せてみると不安が落ち着いてくることがあります。
今まで相手が自分にしてくれたことや自分に言ってくれたこと。
そういったことを思い出してみると、今感じてる不安は妄想なんだなって気づけると思うんですね。
そして、実際に見捨てられ不安のある人が抱く相手への不安の殆どは妄想なんですね。
それは真実じゃないってことです。
②今は恋人やパートナーがいない場合
次に今は恋人やパートナーがいない場合です。
見捨てられ不安がある人の中には、例えば過去に相手に過剰に嫉妬してしまったり、相手を束縛しようとしたり、または、独占欲が強くなりすぎてしまったりして、そんな自分が嫌になってしまった人もいるかも知れません。
ただ、後悔したり、反省することも勿論大事なんですが、例えば、お付き合いしていた人と別れて、新しい恋人ができてから、嫉妬したり、束縛しようとすることが殆どなくなった・・っていう人もいるんですね。
何が言いたいかというと、相手によっても変わってくるってことです。
反省することも大事ですが、ちゃんと安心させてくれる相手を選ぶということも大事だと思います。
特に見捨てられ不安がある人は、心に深い傷がある人だったりするので、相手を選ぶ時は、安心できること、安心させてくれる人を選ぶということもすごく大事だと思います。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。