退屈な毎日、人生から抜け出したいと思った時に考えるべき5つのこと
退屈な毎日が続くと、人生そのものが退屈に思えてくることがあるかも知れません。
そして、そんなことが続くと、どこか漠然とした無気力感のようなものを感じることも。
その無気力感というものは、わかってもらえないものというか、人にはうまく言えないけど、果てしもなく辛いものだったりすることがあります。
退屈とは、そういう意味でとても怖いものなのかも知れません。
ただ、退屈な毎日を変えたいと思っても、いざ、行動しようとすると不安が高まってきたり、結局何故か行動できず、元の毎日に戻ってしまう・・なんてことも。
今回はそんなことも含めて、退屈な毎日から抜け出したいと思った時に考えたいことについて見てゆきたいと思います。
目次
- 退屈とはどんな状態を言うのか?
- 同じことの繰り返しの日々でも退屈と感じる人と幸せと感じる人の違いは何か
- いざ行動しようと思っても動けないもう1つの理由
- やってみたいことリストでワクワク感を貯めてゆく
- 小さなことを変えるだけでもいい
退屈とはどんな状態を言うのか?
そもそも退屈とはどういう状態のことを言うのでしょうか?
退屈とは、「何もすることがなく暇を持て余すこと、飽きること、つまらないこと」・・辞書にはそんな風に書いてあります。
人は良くも悪くも刺激には慣れてしまいます。
だから、いくら楽しいと思えることでも、同じようなことを日常の中で繰り返してゆくと・・・刺激に慣れていつかは退屈になります。
そういう意味では日常にちょっとした変化を加えてみる工夫をするだけでも何かが変わってくるかも知れません。
大きく変える必要はないかも知れません。ほんの少しでもいいと思うのです。
例えば、毎日の中に、少し体を動かす時間を作ってみたり。
そんな風に毎日の中で感じる刺激をほんの少し変えてみるだけでも、毎日の感じ方が違ってくることもあるかも知れません。
もっとも、刺激に慣れるということはいいことでもあって、例えば、刺激に慣れることができなければ、いつまでもその環境に慣れることができず、ストレスがどんどん増えてゆく・・という問題が起きてしまいます。
だから、慣れることは、ある意味、いいことでもあるわけです。
また、その慣れるまでの時間に人はストレスを感じたりするわけで、だから今、退屈だと感じているということは、そういったストレスが他の人に比べて少ない状態だと、そういう捉え方もできるかも知れません。
少し言い換えると、退屈を感じている時は、心配事や不安なこと、ストレスといったものが比較的少ない状態でもあるのかも。
もし、不安や心配、ストレスで一杯の毎日だったら、退屈な毎日ではなくて、苦しい毎日になってしまいますから。
同じことの繰り返しの日々でも退屈と感じる人と幸せと感じる人の違いは何か
退屈を感じている時は、心配事や不安なこと、ストレスといったものが比較的少ない状態と書かせていただきましたが、これは捉え方によっては、または人によっては、とてもいい状態でもあるかも知れません。
勿論、退屈を感じてしまうというデメリットはあるけれど、不安やストレス、心配事が比較的少ない状態を保てているということでもあると思うのです。
それが、いざ、退屈から抜け出すために行動しようと思っても、なかなか動けない1つの理由なのかも知れません。
退屈だけど、いざ行動に出ようとすると動けないのは、自分の心が、退屈は嫌だけど、ただ、この状態も悪くはないと感じているから、かもしれません。
そして、実際に退屈な状態の時は、安定している時であることも多く、退屈には退屈のメリットというか、良い一面もあるのかも知れません。
だから、例えば、退屈から一気に抜け出したいと思った時は、この安定を本当に捨てたいと思うか?と自分に問いかけてみてもいいのかも知れません。
また、例えば、同じように安定した毎日でも、退屈と感じる人がいる一方で、幸せな毎日だと感じる人もいます。
退屈を感じている人にしてみれば、信じられないことかも知れませんが・・例えば、私の知人女性は主婦をしていて、毎日、同じようなスケジュールで暮らしているそうです。
朝、同じ時間に起きて、朝食を作って、家族を送り出し、自分の朝食を食べる。その後は掃除や洗濯をして、昼食。午後からは買い物に出かけて、そして、夕食を作る。
夕食の後は家族とテレビを観て、寝る。
そんな暮らしをほぼ毎日していて、彼女は「幸せ」だと言います。
彼女に、毎日同じことを繰り返して退屈だと感じる人やそんな暮らしを不幸だと感じる人もいるけど、どうしたらそんな風に幸せを感じられるのか?と聞いてみました。
すると、彼女は、「辛い毎日を送ってきたから」と答えてくれました。
彼女は結婚前は実家暮らしをしていたのですが、実の母親にこき使われるような毎日を30歳過ぎまで続けていたそうです。
また、勤めていた会社も非常に過酷な労働環境で、彼女はその環境でずっと耐えてきた。
そんな中、好きな人ができて結婚。彼女は主婦になり、旦那さんと二人で新しい暮らしをはじめました。
結婚してからの彼女は、毎日ほぼ同じような暮らしをしていて、友達に会えるのも「月に1回もない位」と言いますが、それでも毎日とても幸せだと言います。
退屈な毎日かどうかというのは、その毎日をどう捉えているかが決めているのかも知れませんね。
同じことの繰り返しの毎日でも、退屈と感じる人もいれば、安定した日々と感じる人もいるし、彼女のように幸せな毎日だと感じる人もいるのですから。
それに、不幸な出来事というものは、幸せの感度を上げてくれるのかも知れません。彼女のように。
だから、今、もし、不幸な毎日だったり、苦しい毎日だったり、または退屈な毎日と感じていても、それがいつか、自分の幸せの感度を上げてくれるかも。
彼女のように、思うようにいかない日々がいつか自分を支えてくれるようになる・・・そんなこともあるかも知れません。
いざ行動しようと思っても動けないもう1つの理由
退屈だけど、いざ行動に出ようとすると動けないのは、自分の心がこの状態も悪くはないと感じているから・・先ほどはそう書かせていただきました。
退屈な毎日から抜け出そうと思っても、いざ行動に出ようとすると動けないもう1つの理由は、不安かも知れません。
いざ、新しいことをはじめようと思っても、不安が高まってしまって、結局やめてしまう・・・ということもあると思うんです。
「自分にはできないんじゃないか?」「無理なんじゃないか?」「やったってどうせ無駄だ。」
そんな風にやる前から諦めてしまうこともありますが、そこには何かしらの不安があって、そして、その不安を理由に、やめてしまうこともあると思うんです。
特に安定した毎日の場合は、不安がとても少ない状態ですから、ちょっとの不安も大きく感じてしまったりして、だから、安定した暮らしをしている時よりも、ストレスや不安があるような時の方が思い切って何かをはじめられたりします。
新しいことを始める時は期待やワクワク感がある一方で、どうしても、不安もセットになってやってくるものだと思います。
言い換えると、不安なしで、ワクワク感というものを得ることはできない。
だから、不安をなくそうとすると、ワクワク感もつかめないということで、もっというと、不安を感じるということは、ワクワク感もそこにはあるということなのかも知れません。
「自分にはできないんじゃないか?」
という不安があるということは、その先にワクワク感も隠れているかも知れないわけです。
だから、その先のワクワク感をつかみたいと思った時は、不安も一緒に連れてそこまで行かなければならないと思うのです。
いざ、行動しようと思っても結局逆戻りしてしまうのは、不安を捨ててから、そこに向かおうとしているから・・・なのかも。
先ほどは退屈な日々は安定した日々で悪いことばかりじゃないと書かせていただきましたが、それでもその日々から抜け出したいと思った時は、不安を引き連れて、その先にあるワクワク感をつかむ必要があるのだと思います。
そのためには、不安を理由にやる、やらないの判断をするのではなくて、ワクワク感を強く意識した上で、やるやらないを決めようと思ってもいいのかも。
そこにはどちらもあるわけです。不安もワクワクも。だけど、不安を意識するか、ワクワク感を意識するかで、その先の自分の行動も大きく変わってゆくように思います。
やってみたいことリストでワクワク感を貯めてゆく
退屈な毎日から抜け出したいけど、何をやったらいいかわからない。やりたいことがわからない。
そんなこともあるかも知れません。
やりたいことがわからない理由も色々あると思いますが、ただ、自分にはできそうもないからという理由で色々なことを諦めていった結果・・「やりたいことがない」「やりたいことがわからない」・・となってしまう場合も多いように思います。
もし、それが自分に当てはまる場合は、自分の中で、ワクワク感ややりたくてウズウズする気持ちを少しづつ貯めてゆくのもいい方法だと思います。
ワクワク感やウズウズする気持ちが十分にたまった状態だと、案外思い切って行動できたりするからです。
そのため、ワクワク感やウズウズする気持ちを少しづつ貯めてゆくために・・できるできない、できそうとか、できなさそう・・・は一旦全部忘れてしまった上で、自分の「やりたいことリスト」を作ってみるのも良い方法です。
できる、できないは関係ないリストなので、とにかくちょっとでも興味があったら、何でもいいからリストに加えていきます。
自分では無理だ、絶対に実現するわけない・・・そう思ってもこのリストはそういうことは関係ないリストなので、加えていきます。
そんな風にして、人生で挑戦できる一番大きなものから、スタバでコーヒーを飲む・・みたいな小さなことまで・・やりたいと思ったことは無条件でリストに加えていきます。
退屈な感覚に襲われた時は、このリストのことを考える時だと思って、思い悩む代わりにやりたいことを考えます。
退屈だと感じる → リストに加えるものを考える
・・そんな風にしてゆきます。
また、「人生は長く続くもの」と思っていることが邪魔をして、やりたいこと、やっておきたいことが見つからないこともあるかも知れません。
でも、明日が人生最後の日なら・・・そう思った時にこれはやっておきたいと思えることもあるかも知れません。
意味は求めなくてもいいと思うんです。何かをやる意味があってもなくても、自分がやりたいと思えたなら、それはやった方がいいかも知れません。
少なくともこのリストには加えた方がいいです。
そんな風にして、リストを増やしてゆくうちにワクワクする瞬間が来たりします。または、実際に思い切ってやってみたいとウズウズする瞬間が来ます。
その時はじめて、思い切って行動してみるのもいいかも知れません。
小さなことを変えるだけでもいい
退屈な毎日、もしくは退屈な人生だと思った時に考えたいことについて、これまで色々と見てきました。
- 退屈という日々は安定した日々で、人によっては幸せな日々であること
- いざ行動したいと思っても行動できない理由は2つあるということ
- ワクワク感やウズウズする気持ちを貯めてゆくということ
そんなことについて見てきました。
やれることは色々とあると思います。ただ、もし、退屈な毎日から抜け出したいと思った時は、何かを大きく変えなくてもいいかも知れません。
小さな何かでいいと思うのです。
小さく何かを変えてみるだけでも、日々の感じ方は変わってゆくものですから。