今を楽しむ方法とは?楽しめない原因は何か?
今を楽しめない、その場を楽しめない、その時を楽しめない・・・以前の僕はそんなことばかり、でした。
ちょうど20代から30代前半まではそんな感じで、みんなが楽しくやっている場なのに自分だけは、心から笑えなかったり、そんなこともよくありました。
今回はそんな自分を変えるために僕自身がやってきたことについて書いてみたいと思います。
楽しむことを邪魔していたモノは自分の中にあった
僕が今を楽しめなかった理由の一つは、なりたい自分になれていなかったから・・・なのかも知れません。
こうなりたいと思うことは決して悪いことではないと思うんです。
ただ、僕の場合は、こうなれないなら、自分がやっていることは価値がない、こうなれないなら、自分は何のためにいるのか・・・そういうある種の思い込みがあって、その思いが今を楽しめない自分にしていた、のかも知れません。
こうなりたいと思った自分になれたら楽しめるのだろうと、そう思っていたのかも知れません。
たけど、こういう自分になりたいという思いが強すぎると、そういう自分になれていない時は楽しめなくなってしまって。
楽しめなかったのは、そんな目的に自分が縛られていたからだったのかも知れません。
スポーツでいったら、そもそも、プレーすることが好きではじめたのに、いつの間にか勝つことだけ・・が目的になってしまって、楽しめなくなっていった・・・そんな感じでしょうか。
そんなことを思っている中で、僕は目的の時点で少なくとも僕にとっては、間違った方向へと向かっていたのではないかと、思うようになりました。
こうなりたい、こうでなくてはならない、勝ちたい、何かを成し遂げたい、そういった目的がそもそも自分を楽しめない自分にしていたのでは・・と。
これは楽しい人生を生きるたった3つのコツでも書かせていただいたのですが、ある時にその自分の目的、大袈裟かも知れませんが、自分の生きる目的というものを変えてしまおうと思いました。
楽しむことそのものを人生の目的、目標にしてしまおうと、思ったんです。
それからは、こうでなくてはならないという方を選ぶよりも・・できるだけ、楽しい方を選ぶようになってゆく自分がいました。
何が正しいか?ということから、何が楽しいか?と考えるようになっていって、少しづつ、色々なこと、以前は楽しめなかったことが楽しめるようになっていったんです。
楽しむことを邪魔していたモノは自分の中にありました。
楽しめないことがあってもいい
楽しむことそのものを人生の目的にしてしまおうと思ってから、もう何年もの月日が過ぎました。
あれから僕は笑顔でいることが多くなりました。
楽しめない時はでもゼロになるわけではなくて、やっぱり、うまくいかなくて楽しめない時もあります。
ただ、以前と違うのは、それでもいいと思えていることで。
何が楽しいかやどれだけ楽しいかというのは、本当に人ぞれぞれで、とても主観的なものだと思うんです。
ただ、楽しさというのは比較によっても生まれたり、大きくなったりするようです。
楽しめていない時が長いほど、苦しんだほど・・・そこから抜けた時に感じる楽しさというものは大きくなるようです。
だから、楽しめていない時も、これはいつか楽しめる日がくるために必要な時間なのだろうと、そう思ってみることにしています。
苦しいことがあった時は、今、この苦しみをしっかりと覚えておこうと、そう思うようになりました。
その記憶があれば、ちょっとしたことでも楽しめる自分でいられるかも知れないと、そう思っています。