ネガティブ思考、悪い方に考える癖を直す方法【心は元々ネガティブ思考で物事を悪く考える癖がある】
こんにちは。おかしな幸福論のモリです。
今回は、ネガティブ思考、悪い方に考える癖を直す方法についてお伝えしていきたいと思います。
目次
心は元々ネガティブ思考だった
心理学では「ネガティビティバイアス」と言いますが、人はポジティブな情報よりもネガティブな情報の方に注意を向けやすく、ネガティブな情報の方をより強く記憶に残そうとする、そんな性質があります。
つまり、心は元々ネガティブ思考で、物事を悪い方に考える癖があるんですね。
これは何故か?
ということですが、自分を守るために人が進化する過程で身に付けたものではないかと、そう言われています。
実は物事を悪い方に考えることで自分を守れる場面もあるんですね。
例えば、暗い道を見て、この道は危険かも知れないから、もっと明るい道を通って帰ろうと思うこと。
この場合は無理矢理ポジティブに考えるより、むしろ悪い方に考えてよかったわけですよね。暗い道は本当に危ないかも知れないわけですから。
だから、これから悪い方に考える癖の直し方についてお話しする前に矛盾するかも知れませんが、ネガティブはなくさなくてもいいし、悪く考えることも全部直す必要はないんです。
何でもポジティブがいいわけじゃないから。時には自分を守るためにネガティブも必要だからです。
ただ、悪い方に考える癖に振り回されたり、悪い方に考えてばかりだと、例えば、人間関係がうまくいかなくなってしまったり、自分がやりたいこともできなくなったり・・色々な問題が出てきます。
そういった点については直すことができたらいいですね。
ネガティブ思考にストップをかける方法
さて、ここで少し、物事を悪い方、悪い方に考えてしまう時やネガティブなことを考えてしまう時、その思考にストップをかける方法をご紹介したいと思います。
先ほどもお伝えしたように、心は元々ネガティブ思考で物事を悪い方に考える癖があるので、一度ネガティブなことを考え出すと、どんどん悪い方に考えてしまって、今がまるでとんでもなく悪い状況のように思えてくることがあります。
ただ、本当はそうじゃないんですね。
それはただ、ネガティブ思考の心が暴走しているだけで、本当はそこまで悪い状況ではないことが殆どです。
こんな時に大事なのは、気づくってことですね。
ネガティブに引っ張られてるって気づくこと、そういえば、ネガティブに考えるのは心の癖だって、本当はそんなに悪い状態じゃないんじゃないかって、気づくことです。
そうやって気づくことで、ネガティブにストップをかけることができるわけですね。
この時ですが、「本当にそうだろうか?」と思ってみるのもすごくいい方法です。
本当にそうだろうか?って考えると、「そうではないかも知れない理由」が浮かんでくるんですね。
ネガティブ思考に振り回されている時は視野がすごく狭くなっているんですが、本当にそうだろうか?って考えると、視野がぐっと広がって、本当はそんなに悪い状況じゃないかも知れないなって、思えてくると思います。
このやり方は、「論理療法」という心理療法を応用したやり方なのですが、考え方の癖であったり、思い込みを手放す上でもとても効果があります。
そして勿論、ネガティブにストップをかける上でも非常に効果があるので、もし、悪い方、悪い方に考えてしまった時は、「本当にそうだろうか?」って自分に問いかけてみてください。
悪い方に考える癖の直し方
さて、ここからは、物事を悪い方に考える癖を直す方法について見ていきましょう。
物事を悪い方に考える癖を直すとは、どういうことかと言うと、悪く考えることをゼロにするってことではないんですね。
先ほどお伝えしたように、悪く考える必要がある場面もあるからです。
じゃあ、どうしたらいいかって言うと、ポジティブを少し増やせばいいんですね。
悪い方に考える癖に振り回されないために、または、悪い方に考え過ぎないために、ポジティブの割合を少し増やすということですね。
ポジティブの割合を少し増やして、ネガティブとポジティブの比率が変わると、感じ方も大きく変わってきます。
例えば、悪いことばかりに注目していた自分から、良いことに注目できる自分になれたり、物事を悲観的ではなく、少し楽観的に見れるようになって、気持ちに余裕が出てきたりします。
そのために、ポジティブを増やすためにできることですが、一番簡単なのは、今日あった良かったことを3つ書くということです。
日記に書いてもいいですし、パソコンやスマホのメモ帳に書いてもいいです。
今日あったよかったことは、小さなことでもいいですし、あくまでも自分がよかったと感じたことでいいです。
人がいいねって言ってくれるかどうかは関係なく、自分がいいって思ったことならそれでいいってことですね。
そうやって、今日あったよかったことを3つ書いていくと、これはつまり、よかったこと探しをしていくとってことですが、日常の中で良いことを探すようになるんですね。
悪い方に考える癖というのは、ある種の習慣なんですね。
言ってみれば、よくないことを見ることが習慣になっているわけです。
だから、反対に良いことを見ることを習慣にすると、悪い方に考える癖も直っていきます。
今日あったよかったことを3つ書く・・ということを1か月続けると、感じ方も少し変わってくるんじゃないかなと思います。
そして、3か月続けると習慣として身に付いてくると思います。
そうなると、無意識の間に物事のいい面を見ようとするようになるので、感じ方も大きく変わってきます。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。