気にしすぎる性格、考えすぎる性格をどうにかしたい【HSPと自分軸】
こんにちは。おかしな幸福論のモリです。
今回は、「気にしすぎる性格、考えすぎる性格をどうにかしたいと思ったら」そんなテーマでお話ししていきたいと思います。
具体的には、最初に、気にしすぎる性格、考えすぎる性格をどうにかしたいと思った時にまず考えてみたいことについて、そして次に、こうすると気にしすぎたり、考えすぎて疲れる・・ということが減ってゆく、という話をしたいと思います。
目次
それが気質なら、直さなくていい
「気にしすぎだよ」
「考えすぎだよ」
気にしすぎる性格の人、考えすぎる性格の人はそんな風に言われて落ち込んだり、自分でも「そうだよな」って思って落ち込んでしまう・・そんなこともあるかも知れません。
ただ、この気にしすぎるとか、考えすぎるということが、自分の気質から来ていることがあります。
どういうことかと言うと、気にしすぎるというのは、「よく気づく」ってことです。
考えすぎるというのは「深く考えることができる」ということですが、世の中にはそういった性質を持って生まれた人がいるんですね。
HSPと言われたりしますが、HSPとは、Highly Sensitive Personの略で、感受性が豊かで敏感な気質をもった人のことを言います。
こういったHSPの人は世の中には、5人に1人いると言われています。
このHSPという言葉を提唱したアメリカの心理学者、エレイン・アーロン博士はHSPの人には
①深く考える
②過剰に刺激を受けやすい
③共感力が高く、感情の反応が強い
④些細な刺激を察知する
といった特性があると指摘しています。
先ほど、気にしすぎるというのは「よく気づく」ということ、考えすぎるというのは「深く考えることができる」ということだと言いましたが、この4つの特性を見てもわかる通り、気にしすぎるとか、考えすぎるというのはHSPの人特有の気質であることが多いんですね。
気にしすぎとか、考えすぎというのは、誰かを基準にして言っているわけですが、もし、HSPの人を基準するなら、それは別に特別なことではなくて、言ってみれば当たり前のことなんですね。
もしかしたら、気にしすぎる性格を直した方がいいとか、考えすぎる性格を直した方がいいとか、過去にそんな風に言われた人もいるかも知れません。
ただ、それがもし気質から来ているのであれば、それは持って生まれた特性だから、直す必要はないんです。
それが自分の気質なんですから、それでいいんですね。
人が持っている気質はこの他にも色々ありますが、どんな気質もそうですが、良い面もあれば、悪い面もあります。
例えば、よく気づく、深く考えることができるという気質の悪い面は、よく気づくために、もしくは深く考えることができるために、気づすぎて、考えすぎて、疲れてしまう・・という点ですね。
じゃあ、良い点は何かって言うと、例えば、人の気持ちに寄り添ってあげることができることだったり、物事を突き詰めて考えることができることだったり、ですね。
そして、そういう人じゃないとできないことって沢山あると思うんですね。
気にしすぎる、考えすぎるを減らす方法
ただ、そうは言っても、気にしすぎて疲れてしまったり、考えすぎて疲れてしまうこともあるかも知れません。
そんな時はどうしたらいいでしょう?
こんな時にできることは沢山あると思いますが、ここで少し自分軸で考えると気にしすぎることや考えすぎることが減ってゆく・・という話をしたいと思います。
先ほどお伝えしたHSPの人の中には、その持って生まれた気質から、人間関係で悩んでしまう人も少なくありません。
HSPの人は相手の気持ちを考えるのが得意なので、例えば、
何て言うのが正解なのかな?
こんなこと言ったら嫌がられるかな?
あんな風に言ったけど良くなかったかな?
って相手のことを気にしすぎてしまったり、考えすぎてしまって、疲れてしまうんですね。
こんな時にこの気にしすぎることや考えすぎることをやめるにはどうしたらいいかというと、一つは自分軸で考えてみること、だと思うんですね。
自分軸で考えるとはどういうことかと言うと、人がどう思うか?ということを基準にするのではなく、自分がどう思うかを基準にして考えてみる・・ということです。
この反対が他人軸なのですが、他人軸では、自分がどう思うかより、人がどう思うかを基準にします。
特にHSPの人の場合は、他人軸で考えると、ものすごく疲れてしまうと思います。
というのも、いくら考えても、人がどう思うかは十人十色で答えが出ないからです。
それをよく気づいて、深く考えることのできるHSPの人がやってしまうと、人間関係ではすごく悩みやすい自分になってしまいます。
じゃあ、どうしたらいいかというと、自分軸で考えてみることだと思うんですね。
つまり、人がどう思うかではなく、自分がどう思うかを軸にしてみる、ということです。
例えば、先ほどの「あんな風に言ったけど良くなかったかな?」っていうことですが、これは他人軸で考えているわけですね。
この場合は、どう思われたかな?と考えるのではなく、自分軸で、自分はどんな気持ちで言ったんだろう?と考えてみます。
人がどう思ったかと考えても答えは出ません。人は色々なことを思うものだからです。
ただ、自分がどう思ったか、この場合は自分がどんな気持ちで言ったのかは自分でわかります。
そして、もし自分が相手のことを考えて言ったのであれば、それはそれでいいわけですね。
自分軸の話はまた別の機会に詳しくお伝えしたいと思いますが、ただ、こんな風にして、他人軸ではなく、自分軸で考えるようにしていくと、人間関係で気にしすぎて疲れる、考えすぎて疲れるということが減っていくと思います。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。