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人を無視する人、気を使えない人に異常に腹が立つ本当の理由【これが原因です】

こんにちは。おかしな幸福論のモリです。

今回は、人を無視する人、人に気を使えない人に異常にイライラしてしまう本当の原因について、お話ししていきたいと思います。

目次

異常な苛立ちはトラウマ反応

人を無視する人、人に気を使えない人にイライラしてしまう。

そういうことって誰にでもあると思うんですね。

ただ、そんな時に異常にイライラしてしまったり、またはそのことを長く引きずってしまったりする場合は、それは何か自分の中に原因があるのかも知れません。

じゃあ、その原因って何なのか?

ということですが、僕はその原因は2つあると思ってます。

1つは、異常な苛立ちはトラウマ反応であることが多いということです。

異常な苛立ちとは、例えば、他のことにはそれほどイライラしないのに、その何かに対してはすごくイライラしてしまうとか・・

または、他の人はそこまで気にしていないのに、自分だけすごく苛立っているとか・・そういったことですね。

トラウマ反応というのは、ここでは「昔にできた心の傷が原因で起こる反応」と定義したいと思います。

また、心の傷が原因で起こる反応とは、例えば、イライラや不安、怖いと感じたり、そういったことになります。

では、人を無視する人や人に気を使えない人に対して、異常に苛立つ場合は何のトラウマなのか?

ということですが、その一つは、過去に大事にされなかったこと、自分の存在を無視されるようなことがあって、それが自分でも知らぬ間にトラウマになっているということです。

過去に大事にされなかった、自分の存在を無視されるようなことがあったということですが、例えば、子供の頃に親に自分の気持ちを大事にされなかったり、自分の存在を無視されるようなことをされたり、言われたり。

親に大事にされなかったとか、無視されたということですが、例えば、子供の気持ちを全然尊重しないというのは、子供のことを無視しているようなもので、それはまた、子供の気持ちを大事にしていないわけですね。

こういう環境で育ったことで、それが、自分を無視されること、大事にしてもらえないことが自分でも気づかないうちにトラウマになっていて。

それと似たようなこと、大事にされなかったり、存在を無視されるようなことが起こった時に、トラウマ反応が起こってしまって、自分でもびっくりするような怒りが湧いてくる、そういうことがあるんですね。

大事にされなかったことで失った「自己重要感」

人を無視する人、人に気を使えない人に異常にイライラしてしまう2つ目の原因が、「自己重要感が低い」ことです。

自己重要感とは、その言葉の通り、自分は重要な存在だと思えている心、感覚のことを言います。

ただ、それは自分は特別だとかそういうことではなくて、言ってみれば、自分は自分でいいと思えている感覚のことです。

この自己重要感が低いと、大事にされたいと強く思ったり、または、大事にされなかったり、自分のことを無視されたりすると、すごく大きなショックを受けてしまうんですね。

人を無視する人に苛立ってしまうのも、気を使えない人に対して苛立ってしまうことも、この自己重要感が低いことが関係していることがあります。

でも、何故、自己重要感が低いのかと言うと、先ほどと一緒で多くの場合は子供の頃の親との関係が大きく影響しているんですね。

中には子供の気持ちなんて全く尊重しようとしない親もいますが、そういう親だと、子供の自己重要感は下がってしまいます。

大事にされていないわけですから、自分の気持ちを。

すると、自己重要感が枯渇して、大人になってから、どうにかしてその自己重要感を満たす必要が出てくるし、自分のその自己重要感をさらに下げようとする何かや誰かに対しては異常なほど、反応してしまう・・・そんなことがあったりします。

2つの解決策

ではこの場合はどうしたらいいか?

トラウマ反応を抑えること、また、自己重要感が低いことに対して、どんなことができるか?

ということですが、ここまでお話ししてきたように子供の頃の自分や自分の気持ちを大事にされなかった人は、それが当たり前になってしまって、自分でも自分を大事にしなくなるんですね。

子供は親が自分に接するように、自分にも接しようとするところがあって、だから、大事にされないと自分でも自分を大事にしなくなったりします。

その結果、同じように自分のことを大事にしてくれない人を引き寄せてしまうことがあります。

そして、そういう人、自分の気持ちを大事にしてくれない人に囲まれていると自己重要感はどんどん下がっていくんですね。

そうするとどんどん自分を守らなくてはならなくなって、本当にちょっとしたこと、ちょっと人に無視されたりすると、異常なほど反応してしまうようになったりします。

じゃあ、どうしたらいいかというと、この場合はまず自分のことを大事にしてくれない人から離れてみる、ということが大切です。

親であっても、もし、自分のことを無視してきたり、自分の気持ちを一切大事にしてくれないような親であれば、少し離れてみる。またはできるだけ離れるようにしてみる。

友達であってもそうですね。

そうやって、大事にしてくれない人達から離れてみると、そこには大事にしてくれる人だけが残るわけですが、そうやって付き合う人を徹底的に限定してみると、自己重要感は少しづつ上がっていきます。

他にも自己重要感を上げる方法はありますが、この付き合う人を変える方法が恐らく一番効果があります。

自己重要感という悩みの根源。自己重要感を高める2つの方法

自己重要感が十分に高まると、不思議とこれまでイライラしていたような状況が、例えば、人を無視するような人が気にならなくなっていきます。

2つ目の解決策ですが、ここからは少し不思議な話をしたいと思います。

冒頭でお伝えしたトラウマ反応ですが、自分にそういったトラウマがあることに気付くことで、不思議と現実が変わっていくことがあります。

どういうことかと言うと、例えば、先ほどの例であれば、子供の頃に自分の気持ちを大事にしてもらえなかったこと、それがトラウマになっているんだと気づくと、そのトラウマ反応が起きるような現実が不思議と自分に起こらなくなる、もしくは起こっていても、気にならなくなる、ということです。

トラウマ反応にも色々ありますが、今回お伝えした自分でも気づいていないトラウマに関しては、気づくことでその反応も起こらなくなるようなんですね。

気付いてしまうと、もう気づかせようとする必要がなくなるのか、そういったトラウマ反応が起こらなくなったり、もしくは、そういったトラウマ反応を引き起こす事がもう自分に起きなくなる・・どうもそういう仕組みみたいなんですね。

この話については、また別の機会に色々な例を出しながらお伝えできたらと思っています。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。