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人目を気にしない最も簡単な方法

人目が気になってしまう・・・そんなことがあるかも知れません。

ただ、ある時は気になるのに、ある時は気にならない時もあって。

人目というのはでも、ある程度は気にしなければならないもの・・・だと思うんです。社会生活を送る上で、人目が全く気にならなくなったらそれはそれで問題かも・・知れません。

ただそういう最低限必要なこと以外で・・・人目を気にし過ぎてしまうと、苦しくなってきたりします。

そういう時にできることがあります。

自分が気になっているから人目が気になる

例えば、顔にニキビができたとします。すると道を歩いていても、人目が気になります。ニキビを見られているのではないか?・・・と気になるからです。

ところが、ニキビが治ったら人目が気にならなくなったりします。

それはつまり・・・人目が気になっていたのは、自分が気にしていたから・・・ということになると思うんです。つまり、他人は本当は関係なくて、自分が問題を作り出している・・・そういうことなのかも知れません。

このニキビの例で言えば、ニキビがあってみっともない・・・例えば、自分でそう考えていると、他人にもみっともないと思われているような気がしてきます。

自分が思っていることが相手という鏡を通して見えているのかも・・知れません。

もしそうだとしたら、その人目が気になる原因となっているもの、例えば先ほどの例で言えば、ニキビですが、そのニキビに対する自分の考え方を変えてしまえば・・・相手に感じるもの、見えるものも変わってくるかも・・・知れません。

「こうでなければならない」・・・が邪魔をする

人目が気になる時は、自分の中に「こうでなければならない」という思いがあるのかも知れません。

例えば、「人目を気にしているようではいけない」・・・という風に、「こうでなければならない」という思いが強いのだと思うんです。

しかし、人目ということで言うと、誰もがある程度は気になるのが当たり前なのだと思うんです。

もし、他人のことを完璧に気にしなくなったら大変です。暑いからといってズボンもはかないで道を歩いたり、寒いからといって、寝袋を電車に持ち込んでくるまって寝たり・・・するかも知れません。

人目というのは、むしろ、ある程度は「気にするべき」こと・・・なんだと思うんです。

でも他人がどうしても気になってしまう時、「気にする自分」が嫌なのであって、自分に完璧を求めている時なのかも知れません。

だから、どうにかして、人を100%気にしない方法を探そうとしたり・・。でもそれができないので、もっと気になるし、自分はダメな人間だと思ってしまったり・・。

でもそうではないと思うんです。

人にはそういう不安であったり、恐れというものはもともとあって、それを排除することなんでできないと思うんです。

それを認めてしまった時、人目をある程度は気にしながら、自分をやりたいことができるようになるし、過剰に人を意識することもなくなるのかなと、僕はそう思いました。

他人になってみる

人にどう思われているか気になる・・・というのは、その相手が気になっているというよりも、他人の目に映る自分が気になっている状態かも知れません。

つまり、自分のことを考えているわけで。ある意味、自分で自分が気になっている状態。ここから抜け出すには、他人の視点で自分を眺めてみることだと思うんです。

つまり、客観的に自分を観るということだと思います。他人になりきるということでもあります。人目が気になった時は、さっと自分以外に人になりきってみて、その人の目から自分を見てみます。

すると今までとは感じ方が変わってくるかも知れません。そういう風に客観的に自分を見ることを習慣にしてゆくと、人目もどんどん気にならなくなってゆくと思います。

自分の欠点はさらけ出してしまう

人は誰も自分の弱さであるとか、欠点を隠そうとします。でも面白いもので、隠そうとすればするほど、人がそこを見ているのではないかと気になります。

例えば、レストランで食事をしていたら、ソースが飛んで、ズボンにしみができたとします。レストランを出て街を歩く時、そのしみを隠しながら歩きます。見られたら恥ずかしいので。すると、街を歩いている人がそのしみを見ているような気がしてきます。

人目が気になる時ってそういうメカニズムだと思うんです。

自分の欠点にしてもそうです。例えば、顔のシミが気になっていたりすると、人の視線が気になってしまう。

そんな時は、シミはあっても仕方がないものだ・・・と諦めてしまうと、人の視線も気にならなくなります。

自分の弱点であったり、欠点は、さらけ出してしまうと、人目も気にならなくなるもの。それには勇気が必要ですが、一度、認めてしまうと悩んでいたのが嘘のように気持ちは楽になります。

他人の評価が気になる

自分がどう思われただろうか?・・・と他人の評価が気になることがあったりします。

ただ、他人の評価というのは、必ず割れるようにできているようです。アンケート調査などがあると、良いと思うという人がいれば、必ず悪いと思う・・・という風に反対意見の人もいたりします。

例えば、同じ映画を観ても、面白いという人がいる一方で面白くなかったという人も必ずいます。

だから、ある人に評価されようと思って完璧にこなしたとしても・・・もう一人の人はここがよくない・・・というかも知れません。

そこを直したとします・・・すると、最初の人はそこは直す必要がなかったというかも知れません。

どんなに人の評価を求めても・・・全員は評価してくれず、また、評価は必ず割れるようです。

人の評価はまた、移ろいやすいものでもあります。生前は全く評価されなかったのに、その人の死後、その人の作品が高く評価されるようになったりすることがあります。

他人の評価は必ず割れて、そして、移ろうものである・・・そう思うと、少しづつ他人の評価が気にならなくなってゆくかも、知れません。