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友達に対する独占欲を捨てる3つの方法。友達に強く嫉妬してしまう時は

独占欲とは、何かを自分だけのものにしたい、ひとりじめしたいという欲求のことですが、彼氏や彼女に対して持ってしまうこともあるし、友達に対して独占欲が湧いてくることもあります。

ただ、程度の差はあっても、自分にとって大事な人に対しては、ある程度の独占欲のようなものはあって当然だと思います。

それは相手を、またはこの関係を守りたいからこそ湧いてくるもので、それは相手がそれだけ自分にとって大事な人である証拠だと思います。

ただ、この独占欲が強くなり過ぎてしまうと、自分が苦しくなったり、時には相手も苦しめてしまうこともあります。

もし、そうなってしまった時は、その独占欲の強すぎる部分を手放してゆけたらいいのかも知れません。

今日は、そのためにできる3つのことについて見てゆきたいと思います。

独占欲はこんな風にできている

友達との関係でも、独占欲というのはある程度はあっても当たり前のものだと思います。

相手が大事な人、自分の親友だったりする場合などは特にそうだと思います。

ただ、先ほども書かせていただいたように、その気持ちが強くなり過ぎると、自分も相手も苦しくなってしまうことがあります。

独占欲が強くなり過ぎている時は、いつも不安で落ち着かないし、相手に求めすぎてしまったり、相手に優しくできなくなってしまったりします。

相手も束縛されたような、自分の気持ちを無視されたような感覚になって、苦しんでしまうこともあります。

でも、何故、独占欲が大きくなってしまうのでしょう?

それは、守ろうとし過ぎたからかも知れません。

独占欲というのは、守ろうとした時に大きくなるものだからです。

問題は何を守ろうとしたか・・なのです。

この場合、守ろうとしたのは、相手のはずなのですが、実は少しだけ違っています。

じゃあ、何を守ろうとしたのか?ということですが、本当に守ろうとしたものは、「相手を失ってしまう自分」なのかも知れません。

何故かというと、独占欲は欲の一種ですが、欲というものは自分のことを思わないと持てないものだからです。

だから、独占欲が強くなった時は、相手を失ってしまう自分を守ろうとし過ぎている時でもあるかも知れません。

もっとも、自分の大事な友達をとられたくないという気持ちは誰にだってあるものだと思います。

だけど、その気持ちが強くなり過ぎてしまうと、自分も苦しくなるし、相手も苦しめることになるかも、知れません。

友達への独占欲を捨てる3つの方法

じゃあ、どうやって友達への強すぎる独占欲を捨てたらいいでしょうか?

先ほどは、欲というものは自分のことを思わないと持てないもの・・と書きましたが、自分のことを考えすぎてしまうと、「友達を誰かにとられてしまうのではないか」「友達が自分の前からいなくなってしまうのではないか」「大事な関係が失われてしまうのではないか」・・そんな思いが湧き上がってくるかも知れません。

そのある種の不安を打ち消すために持ってしまうのが独占欲なのかも。

こんな時、強すぎる独占欲を捨てるためにできることが3つあります。

1)守る方向を変える

1つは、守る方向を変えるということです。

先ほどは、「相手を失ってしまう自分」を守ろうとし過ぎると、独占欲が大きくなると書きました。

これは自分を守ろうとしていることになりますが、これを自分ではなくて、相手を守る方向に変えてみるのです

では、相手を守るってどういうことでしょうか?

この場合の相手を守るとは、友達の自由を守ること、友達の権利を守ることだと思います。

友達が楽しい時間を過ごせる権利や自由というものを守るのです。

欲は自分のことを思わないと持てないものなので、自分ではなくて、相手を守ろうとした時、独占欲は不思議と薄れてゆきます。

勿論、(これは後で少し詳しく書きますが)100%相手のことを思う必要はないと思います。

だけど、もし自分を守ろうとし過ぎているなと思ったら、少しだけ、相手を守る方向にシフトしてみるだけでも、独占欲という意味では、全然感じ方が違ってきます。

2)自分がして欲しいことを相手にしてあげる

2つ目は、自分がして欲しいことを相手にしてあげるということです。

自分がして欲しいことを相手にしてあげる。例えば、

「自分が相手だったら、どうしてもらったら嬉しいかな?」

そう考えてみると、その答えが見つかったりします。

自分が相手だったら・・そう考えてみると、自分の視点から抜け出すことができて、相手の気持ちになれたり、相手の視点になれたりします。

欲は自分のことを思わないと持てないものですから、相手の気持ちや相手の視点になれると、その欲は不思議と薄れてゆきます。

「自分が相手だったら」

簡単なようで、だけどついつい忘れてしまうことかも知れません。

だけど、「自分が相手だったら」とそう思ってみるだけで、色々な問題、関係が改善してゆくことがあります。

3)不安に負けない

3つ目が、不安に反論するということです。

独占欲のエネルギーになっているのは、不安です

失ってしまうのではないかという不安が独占欲のエネルギーの元。

だから、独占欲を克服するには、不安に打ち勝つ必要があります。

じゃあ、どうやって不安に打ち勝ったらいいの?ということですが、不安に打ち勝つ方法は沢山あって、このサイトでも不安への対処方法や不安の解消方法について色々な記事を書いてきました。(不安に関する記事一覧

ただ、今一つ挙げるとすると、不安に反論をぶつけるという方法がこの場合はとても効果があると思います。

独占欲の裏にある不安ですが、例えば、「友達が自分の前からいなくなってしまうのではないか」という不安があったとします。

そしたら、この不安に反論をぶつけてゆきます。

どんなことでもいいので、友達が自分の前からいなくなってしまうという不安に対していくつも反論をぶつけてゆくのです。

例えば、「今までもずっと友達だった。こんなことでいなくなってしまうような友達じゃない」「他の人と遊びにいったからといって、自分の親友を捨てるような人じゃない」・・こんな感じで反論をぶつけてゆきます。

そして、本当にそうなんだと思います。

本当の友達は、いなくなったりしません。
本当の友達とは、しっかりとした絆でつながっているものだからです。

本当の友情とは何?

「友情」という言葉があります。

この友情とはどういうものかというと、僕は、相手の幸せや喜びを思う気持ちが半分、自分のことを思う気持ち(例えば、この人とずっと友達でいたい、この人を失いたくない)半分の状態のことを「友情」と言うと思っています。

先ほどは相手を守るということについて書きましたが、友人関係では、100%相手のことを思うなんてことは難しいし、その必要もないと思います。

ただ、これが例えば、相手より自分を思う気持ち(相手を失いたくないなど)の割合が高くなり過ぎた時に、何かしらの欲が生まれてしまうことがあります。

独占欲もその中の1つです。

だから、独占欲が強くなり過ぎてしまって、自分自身が苦しくなったり、相手を苦しめてしまっていると気づいた時は、相手の幸せや喜びといったものを思う気持ちが不安など、何かのせいで減ってしまっていないか?と思ってみるといいかも知れません。

そして、その割合を元の半々に戻してみると、強すぎる独占欲は自然と薄れてゆくのではないかなと思います。

独占欲は全部なくす必要なんてないと思います。ある程度はその気持ちがあった方が二人の関係を守れるものだと思います。

独占欲が湧き上がって苦しんでしまうような人は、友達をとても大切にしようとする人が多いと思います。

それは友達との関係を続けてゆく上ではとても大切なものです。

だから、大事なことは、独占欲を全部なくしてしまおうとすることではなくて、それを上手コントロールしてゆくことなのかなと思います。