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自分が言った言葉は「そのまんま」現実になる

今日はちょっと変わったお話、夢物語のようなお話をさせていただきたいと思います。

自分が言った言葉が現実のものになる・・・何とも信じがたい話ですが、僕はそんなことを本気で信じています。

でも、もしそれが本当だったら、願いはすべて叶うわけです。でも現実には、そんなことはないわけで・・・。僕は最初はそう思っていました。

言葉の力といっても、限界があるんじゃ・・・と。

でも僕は少し勘違いをしていたようなんです。

「そのまんま」現実になる

例えば、お金が欲しいです・・・と口にしたとします。もし、言葉が現実のものとなるのであれば、僕はお金持ちになれます。でも、そんなことはないわけです。

「お金が欲しい」

そんな風に言葉にしてもお金持ちにはなれない。じゃあ、言葉が現実になるなんて嘘じゃないか!と思ってしまいます。

でも、ここからが僕が勘違いしていたところというか、大事なところなんですが、言葉はどうも「そのまんま」現実のものになる・・・ようです。

どういうことかと言うと、

「お金が欲しい」

と言います。すると、また、「お金が欲しい」と言いたくなる現実が起こる・・・ということです。

だから、「お金が欲しいです」と神様にお願いしたりします。すると、また「お金が欲しいです」と言いたくなる現実が起こる。お金持ちにはなってないんですね。

違う言い方をすれば、言った言葉はまた言いたくなるようにできているのかも・・・知れません。

この言葉は現実になる・・・ということを言っている方は結構多くいらっしゃって、五日市剛さんの「ツキを呼ぶ魔法の言葉」(一般書店では販売されていないのにもかかわらず100万部を超えるベストセラーになった冊子)などでは詳しく語られています。

「楽しい」と言うと、また「楽しい」と言いたくなる

でも僕なんかはもっと身近なことで、言葉が現実になる、言った言葉はまた言いたくなる・・・ということを実感しました。

僕の口癖の1つは「楽しい」です。以前の僕はそんな楽しくもないのに、楽しいなんて言うとは思いませんでした。

だからこそ、気分に波があった・・・ように思います。楽しい時は楽しいけど、落ち込む時はひどく落ち込んだり・・・。

勿論、気分というのは波がどうしてもあるものですが、でも僕の場合はその1つ1つの波が大きかったように思います。

これは以前には書かせていただいたのですが、僕はある時から人生の目的を「楽しむこと」そのものにしてしまおうと思いました。

もう誰かに勝つ必要もないし、誰かと比べることもない、抜きんでる必要もなければ、何かを成し遂げる必要もない、ただ、楽しむことだけを目的に生きていこう・・・と。

ただ、そう思ってもそれをどう実践したらいいかわからないわけですが、僕がやったことの1つが「楽しい」という言葉を口癖にすることでした。

以前にもご紹介した、故小林正観さんが著書で語っていらっしゃった「嬉しい・楽しい・幸せ」(う・た・し)の1つです。

例えば、机の上を掃除しながら、「嬉しい・楽しい・幸せ」と口にする。

そうやって、「楽しい」と楽しくなくても口にするようにしていたら、なんか楽しくなってきたんです。で、また、「楽しい」と口にする・・・、するとまた言いたくなる。

それを3年ほど続けて行ったのですが、それまで心底楽しいと思えるものが少なかった僕でも、楽しくて仕方がない!と思えることが次から次へと見つかっていくんです・・・それは言葉にはなかなかできないような不思議な感覚でした。

僕はきっと「楽しい」と言い続ける中で自分では意識は全くしていなかったのですが、無意識のうちに楽しいことを言った数だけ探すようになったのかも・・・知れません。

楽しいと言い続けてゆくだけで、後は何も努力しなくても、今、何も楽しめなくても、楽しめるものがもしかしたら、見つかるのかも知れません。

気づくと僕の気分の波は非常に小さいものになっていたんです。言った言葉はまた言いたくなる・・・それはどうも本当のことらしい・・・です。