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前を向いて生きる方法。後ろ向きな気持ちに負けない

「前を向いて生きる」

それがきっと大事なことだとはわかっていても、例えば、辛いことがあったりするとなかなか前向きにはなれなかったりします。

例えば、嫌なことを経験してしまうと、もう同じような思いはしたくないと思ってしまうものだし、そんな時はやっぱりなかなか前向きにはなれないかも知れません。

そんな時は、すぐに前を向かなくていいと思うんです。
少し後ろ向きでもいい時もあるというか。

何でも前向きに考えた方がいいかというとそうではなくて、少しマイナス思考だったり、少し後ろ向きでいることが、今の自分を癒すことにつながることもあります。

前を向くのは、心の傷が少し癒えてからでも遅くはないと思うんですね。

そんなことが前提になりますが、今日は前を向いて生きるためにはどうしたらいいか?ということについて見てゆきたいと思います。

目次

何を見て、何を考えるかが自分の人生を作る

何を見て、何を考えるかが自分の人生を作ってゆく。

僕はそんな風に思っています。

物事というのは、立体的にできていて、前から見るのか、後ろから見るのか、それとも横から見るのかによって、見え方がガラッと変わったりします。

そして、見え方が変わると、感じ方も変わります。

例えば、僕の知人で治療そのものが困難な病気になってしまった人がいます。

彼は、痛みや苦しさから、人生ではじめて本気で「死んでしまいたい」と思ったそうです。

ところが、ある時に自分がその病気から得たものはあるか?と考えた。

彼が出した答えは「感謝の気持ち」でした。

こんな病気になってしまった自分を支えてくれる奥さんを見て、感謝の気持ちを得ることができた。それまで(奥さんに)やってもらって当たり前だったことも、本当は感謝すべきことだったんだと、そう思えたそうです。

ある人が「病気になるのは、優しさを取り戻すため」とおっしゃっていましたが、彼もどこかでそんな風に感じたのかも知れません。

起こってしまった事実は一緒でも、それをどう見るか、そして、何を考えるかによって感じ方はガラリと変わったりします。

前を向いて生きるという意味でも、この「何を見て、何を考えるか」ということがとても大切になってくるように思います。

「今日が人生で一番若い」

「今日が人生で一番若い」

幸せな生き方を提案するコンサルタントで、エンディングノートの第一人者でもある若尾裕之さんの言葉です。

先ほど「何を見て、何を考えるか」ということについて書かせていただきましたが、今日という日の捉え方も色々あるかも知れません。

もうこんなに歳をとってしまったと思うこともできるし、若尾さんの言葉のように「今日が人生で一番若い」と捉えることもできます。

「もう~歳」だと思えば、やれることが限られているように感じますが、「今日が一番若い」と思えば、やれることはまだまだあるような気になったりします。

若尾さんはまた、自身の著書の中で、人生は選択の連続で、どちらを選ぶかで人生は変わると指摘されています。

そして、選択肢がいくつかあれば、その中で前向きに見える方を選択して進むことが大切だ、と。

前を向いて生きている人がやっている1つのこと

前を向いて生きている人とそうでない人がいたとすると、この二人にそこまで大きな違いがあるわけではないようです。

ただ、1つ、明らかに違う点があるとすると、それはどこに意識を向けているか?ということのようです。

どういうことかというと、これは前回の楽観的になる方法についての記事に通じるところがあるかも知れませんが、前を向いて生きている人は気持ちが前向きになるようなことに意識を向ける癖があって、後ろ向きになっている人は、気持ちが後ろ向きになってしまうようなことに意識を向けてしまう癖がある。

楽観的に考える方法。楽観的になりたいと思った時はどうしたらいい?

例えば、前を向いて生きている人は、うまくいっていることに意識を向けようとする人が多いですが、後ろ向きになってしまっている人は、うまくいっていないことに意識を向けていることが多い

日本という国に住んでいれば、恐らく100%すべてうまくいっていないという人は少ないと思うんですね。

今日食べるものもない国に住んでいる人もいるわけで、多くの場合、どんなにうまくいっていない状況でも、すべてがうまくいっていないわけではないと思うんです。

だから、探そうとすればうまくいっていない現実の中にも、うまくいっていることもあるかも知れないわけです。

そして、どちらに意識を向けるかは自分で選べるわけです。

前向きに生きている人は、この2つの中の、うまくいっている方を選ぶことが自分の習慣になっているのかも知れません。

でも、普通はうまくいっていないことをどうしても考えてしまうものだと思うんですね。人はどうしてもマイナスなことの方を強く意識してしまうものですから。

じゃあ、前向きな人は何故うまくいっていることを選ぶことができているのか?ということですが、ある方が「自分の気持ちが楽な方を選ぶようにしている」という話をしてくれたことがありました。

この方はとても前向きな方で滅多なことでは落ち込んだりしないのですが、彼は自分が楽になれる方を選ぶことを大切にしているのだそうです。

だから、何かマイナスなことが起きたとしても、自分が楽な気持ちでいられるような捉え方をするし、うまくいっていることとうまくいっていないことがあったとしたら、うまくいっていることの方に意識を向けるようにする、と。

自分が楽な気持ちでいられる方を選んでみるというのも、前向きに生きるための1つの方法なのかも知れません。

マイナスなこともいつか幸せにつながってゆく

おかしなことを言うようですが、自分にとってマイナスなことが起きてしまっても、それはいつか自分の幸せにつながってゆく、幸せへのはじまりなのだと、僕はそんな風に思っています。

人はマイナスなことを経験することで、当たり前のことやプラスなことがどれだけ幸せなことかを知るものだと思うんですね。

例えば、僕自身の例だと・・

リストラを経験したからこそ、感じられるようになった幸せというものがあったりします。

リストラというマイナスなことを経験したことで、仕事があるということがどれだけありがたいことかを感じられるようになった。

長い間自分の殻に閉じこもって、一人だけの孤独な時期を過ごしたからこそ、感じられるようになった幸せというものがあったりします。

孤独というマイナスなことを経験したことで、自分の好きな人達と一緒にいることで感じる幸せの度合いが高まった。

そんなことを突き詰めて考えてゆくと、極端な言い方にはなりますが、何が起こってもそれは自分にとっては最終的にはいいことなのかなと。

だから、自分にはいいことしか起きないのだと。

そんな風に考えてみることもまた、前を向いて生きてゆくためには必要なのかも知れないなと、僕はそう思っています。

嬉しいことに意識を向けていると、嬉しいことが起きる

少しスピリチュアルな話、不思議な話に聞こえてしまうかも知れませんが、意識を向ける先を変えると、現実も変わる・・この世界はどうもそんな風にできているようです。

例えば、うまくいっていないことばかりに意識を向けていると、うまくいかない現実が創り出されてしまったりする。

「いや、そうではなくて、うまくいかない現実があるから、うまくいかないことに意識が向いてしまうんだよ」と、そう思ってしまいます。

だけど、どうもそうではなくて、うまくいかないことに意識を向けていたから、また、うまくいかないことが起こってしまう。

どうもその順番のようなのです。

だから、意識を向ける先を変えれば、現実も変わってゆく、ということになります。

自分に起きたラッキーなことに意識を向けていると、また、ラッキーなことが起こったりします。

これを「引き寄せの法則」といったりしますが、簡単に言うと・・

嬉しいことに意識を向けていると、嬉しいことが起きる。
楽しいことに意識を向けていると、楽しいことが起きる。
幸せなことに意識を向けていると、幸せなことが起きる。

または例えば、「ありがたいなぁ」と思うことに意識を向けていると、「ありがたいなぁ」と思うことがまた自分に起きたり、「ツイてるなぁ」と思うことに意識を向けていると、また「ツイてるなぁ」と思うことが起こったりします。

意識を向けたことが現実になる。

そういうことを自分自身で経験すると、自然と物事の良い部分に意識を向けてゆこうと思うようになります。

物事の良い部分に意識を向けるようにしてゆくと、気持ちは自然と前向きになってゆきます。そして、現実も少しづつ良い方向へとシフトしてゆきます。

意識を向ける先を変えると、現実も変わってゆく。

とても不思議なのですが、どうもそんな風にできているようです。