人の目が怖い、人に見られるのが怖い
人の目が怖い、見られるのが怖い・・・そんなこともあるかも知れません。
今回は、何故人の目が怖いのか?どうしたら怖いと思わなくなるのかについて考えてみたいと思います。
他人の目に映っている自分が気になっている
人目が気になったり、人目が苦になる時というのは、他人のことが気になっているというよりは、他人の目に映った自分が気になっている・・・のかも知れません。
もしここで本当に相手のことが気になったとしたら、怖い・・・という気持ちや自分はどう思われているのだろうか・・・という風にはきっとならないと思うんです。
自分というものが入った時、それは相手のことを考えているようで、自分のことを考えている時なのかも・・知れません。
怖いというのは「自分が」感じているものです。どう思われているか・・・と不安になるのも「自分」が不安になっているわけで・・。
だから、人の目が怖いという気持ちを乗り越えるには、気持ちを「自分」から「相手」に持って行く必要があるのだと思います。
鏡に映るのは自分の「心のありよう」
鏡の前でちょっとした実験をしたいと思います。
鏡に思い切り近づいて、自分の瞳の中を見てみます。
何が見えるかと言うと、そこに映っているのは自分なんです。
これと同じように人の目に映るのは自分なんだと思うんです。
もっというと自分の心のありようが人の目を通して見えます。
この人にこう思われているのではないかと疑いの目を向ければ、疑われているようで怖くなります。
つまり、自分の心のありようがそのまま映し出されている・・・ということでもあると思います。
それは、自分が投げかけたものが返ってきている・・・ということでもあると思うんです。
もしそれが本当だとしたら、人の目が怖いと思っている時は、自分が怖いと思ってしまうようなことを自分自身が投げかけていることになります。
その反対のこともできます。
例えば、誰かが僕と話をしています。
その方が僕の目を見て、温かい目をした人だなあ・・・と思ったとします。
それは実際に僕がそのように温かい目をしていたというよりは、その方が温かい気持ちで僕を見ていたから・・・だと思うんです。
優しい心で相手を見ようとすれば、相手の目はその投げかけたものが映し出されて優しく見えます。
だとしたら、自分が相手に対してどんな思いを投げかけるのか・・・ということを変えていったら、もしかしたら、人の目が怖い・・・という悩みを乗り越えることができるのかも・・知れません。