ホーム > 自分の磨き方 >

タフな人とはどういう人か?精神的にタフな人の4つの条件

どんなことがあっても耐え抜くことができる人をタフな人だと思いがちですが、本当はそうではないと思うんです。

嫌なことがあった時に耐えることはできるかも知れません。でも、ずっと耐え続けることは人にはできないと思うんです。ずっと耐えていると、いつか壊れてしまいます。

本当の意味でタフな人は決してそういう人ではないと思うんです。ここでは精神的にタフな人の特徴を挙げてみたいと思います。

1.受け入れることができる人

人との違いを受け入れることができる人はタフな人だと思うんです。

人間関係の悩みはすべて、考え方や価値観の違いからきているわけですが、それはお互いがお互いの考え方を受け入れられなかったために、問題が起こるのであって、どちらかが、片方の考え方を受け入れることができたら、それは問題にはならないのだと思います。

受け入れるというのは、その人のことが正しいと認めること・・・と思いがちです。そして、負けたような気持ちになるから、自分が損をしたような気持ちになるから、それはできない・・・と思ってしまうことがあるかも知れません。

でも受け入れるというのは色々な方法があって、「あぁ、そういう考え方もあるんだね。」と違いを認める・・・そんな受け入れ方もあると思うんです。

自分の中には違う意見や価値観があっても、相手の考え方も尊重してあげることができる人。そういう人は悩みが少ない人だと思うのです。

2.諦めることを知っている人

精神的に参ってしまうのは、何かにしがみついているからかも知れません。それが執着だとお釈迦様は教えてくれました。そして、その執着を手放せば、悩みもなくなる・・・と。

しかし、実際には執着していることは無数にあるものですから、それらをすべて手放すことはなかなかできることではないと思うんです。

でも、少しづつでも執着していることを手放してしまって、諦めることができたら、その分だけストレスを感じることも少なくなるようです。

ストレスとは、執着することで起こるものですから。

諦めるとは具体的にどういうことかというと、例えば、何かにつけて口出ししてくる義母が嫌いだと思ったとします。悩んだり、苦しいのは、義母をなんとか変えようとしているから・・・かも知れません。

でも一度、この人はこういう人なんだ・・・と諦めてしまうと、じゃあ、自分はどうするか?と自分がやるべきことに目が向いたりします。

すると、割り切って付き合おうとか、時間と距離を置こうとか、色々な選択肢が出てきたりします。

でも、「人はこうあるべきだ」というような執着があると、楽にはならないようです。精神的にタフな人は、上手に諦めることができる人ではないかと思うんです。

3.他人と比べない人

他人と自分を比較して、勝ったとか負けたとか一喜一憂している人は、打たれ弱い人なのかも知れません。

勝って優越感を感じる人は必ず、負けた時に劣等感を感じるからです。

自分の価値を他人との比較の中で見出そうとすると、自分の評価はその時々で激しく変わり、自分のことを評価できない時は、ひどく落ち込むことになります。

でも精神的にタフな人は自分の評価を自分で決める人で、他人との比較の中に自分の価値を見出そうとしない人なんだと思うんです。

幸せというのは、他人に勝ったから得られるものではないのかも・・・知れません。そもそも幸せは得るものではなくて、感じるものなのかも知れません。

4.小さな喜びを沢山持っている人

幸せや喜び・・・といっても、大きな幸せや大きな喜びをいきなり手に入れる必要はないと思うんです。

それよりも、小さな幸せであったり、喜び、楽しみというものを沢山持っていた方が幸せ度は高くなるような気がしています。

小さな喜びは人生を豊かにしてくれます。

「あなたの楽しみはなんですか?」というアンケートがあったんです。その時に、数個程度しか書かない人と沢山書いた人がいました。

さて、幸せ度が高いのはどちらだと思いますか・・・?

幸せ度が高かったのは、楽しみのリストを一杯書いていた方の人なんです。

1つの大きな楽しみを持つことも重要ですが、できれば、毎日の中で、本当に小さな楽しみでもいいですから、そういうものをできるだけ沢山持てるようになると幸せをもっと感じられるようになるし、毎日がもっと充実してくると思うんです。