内向的(内気)な性格の自分を外向的に変えたい
内気な自分が嫌になって、外向的な人なりたい、社交的な自分になりたいと思われることもあるかも・・知れません。
思ったことを相手に伝えられたり、物怖じしない自分、誰とでも仲良くなれたり、自分をどんどん出してゆける人であったり。
外向的な性格になることで得られるもの・・?
考えてみたら世間一般では、内向的な性格というとどこかネガティブに捉えられる傾向にあって、逆に、外向的な性格というのは、あまりマイナスなイメージがなかったりして、良いことのように思われることがあるかも・・・知れません・・。
でも、僕は内向的な性格だから悪いとは思えません。
勿論、外向的が悪いと言っているわけでもなくて。
どちらにしても、良いところもあれば、その性格でいることでマイナスな部分というものもある・・・そういうことだと思います。
内向的な性格でいることで、自分を思うように出せないことがあるかも知れません。
でも、その反対の外向的な自分になれば、自分を出す分だけ、注目もされるけど、叩かれたり批判されることも多くなる・・・そういうことだと思います。
外向的になるということは、注目されること、批判されること、そのどちらも得るということになると思うんです。
今の自分の性格は自分を守ってきてくれた大切なモノ
今の自分の性格というのは、自分を一生懸命守ってきてくれたんだと思うんです。
内気な性格・・・それで自分を出すことができなくて、悔しい思いをされた方もいらっしゃるかも・・・知れませんが、でも、そういう自分でいることで人間関係のトラブルから自分を守ってきたのかも・・知れません。
外向的な方は、自分を出す分だけ誤解されたり、批判を受けやすいですから・・。
だからこそ、外向的な自分になろうと思って実践してみると・・・かなり疲れてしまったりします・・。
今の自分の性格は確かにマイナスな部分もあるかも知れないけど・・でも、その性格というものはこれまでの自分を守ってきてくれたんだと思うんです。
ちょっとだけ外向的・・・を目指してみる
ただ僕は、人は変われないと言っているわけではなくて・・変われると思うんです。
ただ、うまくいくための、変わるための順番があって、それは矛盾するようですが、今の自分を認めてあげることが一番最初にやるべきことだと思っています。
自分は自分のままでいいと思った時、人は元気が出てくるものだと思うんです。心の元気です。
その心の元気が、自分を変えてゆくためには何よりも必要なものだと思うんです。
だから、こんな自分は嫌だと自分を否定した状態で自分を変えようと思うと、変われないのではないかなと・・。
今の自分もいいところがある、今の自分は自分を一生懸命守ってきてくれたんだ・・・そこからはじめてみて、自分を認めてあげることからはじめてみて、その次に、こうできたらいいな・・・と思ってやってみると、案外うまくいく・・・僕はそんな気がしてます。
だから、内向的な自分をいきなりゼロにするのではなくて、内向的な自分の大部分は残しながら、ほんの少しだけ勇気を出してみて、ほんの少しだけ外向的な自分を目指してみる。
例えば、会議で発言できない自分はそれでもいいと思いながら、発言しなくてもいいから手だけでも挙げてみようと思えたら、100点。
例えば、飲み会に誘われたら、気が向かない時は断ってしまう自分をそれでいいと思いながら、気が向いた時には少し勇気を出して行ってみようと思えたら、100点。
・・・外向的な自分を目指すより、ほんのちょっとだけ、外向的な部分を取り入れてみる・・・その方がうまくいくのかなあと・・・思うんです。
自分を変えたいというお気持ちは素晴らしいことだと思いますが、ただ、内向的な自分、そんな自分にも外向的な方と同じ位、いいところがきっと、いっぱいあります。