【毒親育ち診断テスト】自分が毒親育ちかどうかを知る10の診断チェックリスト
こんにちは。おかしな幸福論のモリです。
今回は自分が毒親育ちかどうかを自分で診断できるチェックリストを用意しましたので、一緒に見ていきたいと思います。
目次
自分は毒親育ちだったと後から気づく人が実は多い
実は自分が毒親育ちだと気づいたのが結婚してからとか、子供ができてからとか、または40代、50代になってはじめて自分がアダルトチルドレンだったと気づく方が少なくありません。
自分はむしろ恵まれていた。
理想的な両親に育ててもらったと思ってきたけど、実は自分がアダルトチルドレンで、それがこれまで感じてきた生きづらさの原因だった。
そう気づく方が実はとても多いんですね。
実際に毒親育ち、アダルトチルドレンであることが生きづらさの根本的な原因になっていることがとても多く、生きづらさを感じている人の場合、程度の差はあっても、アダルトチルドレンであることが殆ど。
ほぼ100%と言っても過言ではないと思います。
ですので、今回の記事では自分は毒親育ち、アダルトチルドレンかなと思っている方もそうですし、これまで生きづらさを抱えてきたけど、その原因がわからないという方も、何かそのヒントが見つかる可能性があると思います。
診断の方法ですが、これからご紹介する10のリストの中で自分が当てはまるなと思ったものを数えていってください。
この記事の最後で答え合わせ、自分が毒親育ちかどうかの診断結果をお伝えします。
アダルトチルドレン・・・子供の頃に機能不全家族の中で育ち、その影響で生きづらさを抱えている人のこと。
それでは早速見ていきましょう。
①自己評価が低い
1つ目のチェックリストが「自己評価が低い」です。
毒親育ちの方の中には自己評価が異常に低い方が多いです。
自分はダメだと思っているとか、人が評価してくれているのに素直に喜べない、自分はそうは思えない・・そんな風にして自己評価がとても低い方が多いです。
何故、自己評価がそんなに低いのかと言うと、その原因の1つは親に認めてもらえなかったことです。
子供は親が自分に接するように自分自身に対しても接しようとするところがあって、だから、例えば、親が自分を認めてくれない人だっり、親が厳しい人で注意ばかりされていた場合は、子供は自分でも自分のことを認めないようになったり、自分にダメ出しばかりするようになるんですね。
すると、自己評価はどんどん下がっていきますし、自分を否定しているわけですから、人間関係で重要になってくる「自己肯定感」とか「自己重要感」といったことも当然どんどん下がってしまうわけです。
また、毒親育ちの方は自分に自信が持てないという問題も抱えていたりします。
自信は自己肯定感という土台の上に成り立つものなんですね。
だから、その土台になる自己肯定感がないので、何故か何をやっても本当の意味での自信が持てないという問題が起きたりします。
②人にどう思われるかが気になる
2つ目が「人にどう思われるかが気になる」です。
例えば、人が自分のことを悪く思っているんじゃないと思ってしまう癖がある人の場合は、毒親育ち、アダルトチルドレンの可能性があるんじゃないかなと思います。
というのも、人が自分のことを悪く思っているんじゃないか・・と思う癖は、実際に悪く思われてきた、例えば、親に何かあると欠点ばかり指摘されてきたり、お前のここがダメだと批判されてきた人がよく持っている癖だからです。
少し見方を変えると、相手に親を投影してしまっているということでもあります。
相手に親を重ね合わせてしまって、この人も自分のことを悪く思っているんじゃないか、この人は自分を批判しているじゃないかと思ってしまうわけですね。
③自分の意見が言えない/傷つきやすい
3つ目が「自分の意見が言えない」「傷つきやすい」です。
自分が思ったことが言えない、言いたいことが言えない人の場合、子供の頃に自分が思ったことを言うと親に否定されていた、もしくは言っても無視されてきた可能性があると思います。
そうやって否定されたり、ダメ出しされて育つと、その一つ一つが見えない傷、トラウマですね、そういう見えない心の傷になってしまうんですね。
そして、そういった心の傷があると、人のちょっとした言葉とか態度に心が勝手に反応してしまうんですね。(トラウマ反応が起こるということ)
だから、スルー出来ないというか、つい受け取ってしまって、それで傷ついてしまうわけです。
④自分には存在価値がない
4つ目が「自分には存在価値がない」と思っている、です。
何故自分には存在価値がないと思ってしまうかというと、親に自分や自分の気持ちを尊重されなかったり、または親が子供に対して無関心だったりすると、そうなりやすいんですね。
自分の気持ちを尊重されなかったという経験は、毒親育ちの方には本当によくあることなんですが、自分の気持ちを尊重されないというのは、自分の存在そのものを無視されているようなものです。
また、親が自分に無関心というのも、あなたに関心がないというのは、あなたの存在に関心がないというメッセージになってしまいます。
だから、親が自分の気持ちを尊重してくれなかったり、自分に無関心だった場合は、子供は自分には存在価値がないとか、ありのままの自分では価値がないとか、そういう風に思い込んでしまいやすいです。
⑤気持ちを抑圧する癖がある
5つ目が「気持ちを抑圧する癖がある」です。
自分の気持ちを表に出せない人、気持ちを抑圧する癖がある人ですね。
何故、自分の気持ちを抑えてしまうのか?というと、自分の気持ちを出すと親に否定されたり、無視されてきた人はそういう風になりやすいです。
自分の気持ちを出すと良くないことが起こるという思いが自分の中にあるわけですね。
こういう人の中には自分を犠牲にする癖がある人もいて、自分を気持ちを抑えたり、我慢して人を優先したり、そういうことをしていたりします。
そのために人が犠牲になることを何とも思わない人が寄ってきてしまったりして、何故かいつも雑に扱われたりする。
また、自分の気持ちを否定されたり、無視されるということは自分を大切にしてもらえなかったということになりますが、大切にされなかった人は自分でも自分のことを大切にしていないことが多くて、だから、友人関係でも恋愛でも、同じように自分を大切にしてくれない人を何故か選んでしまったり、ということが起こったりします。
気持ちを抑圧する癖があるという人は自分が毒親育ち、アダルトチルドレンであることを疑ってみてもいいのかなと思います。
そこが根本的な原因になっていることがとても多いです。
⑥慢性的な症状がある(いつも体調が悪い)
6つ目が「慢性的な症状がある」です。
毒親育ちの方の中には慢性的な症状、腰痛とか肩凝りですとか、または過敏性腸症候群のような原因不明の症状を抱えていたり、あとは自己免疫疾患を抱えている方などが多いとそう指摘する専門家も多いです。
何故、毒親育ちだとそういった症状に悩まされるのかというと、その原因の一つは先ほどの気持ちの抑圧、感情の抑圧癖が関係しているんですね。
感情は抑圧するとトラウマになるとおっしゃっていた方がいますが、感情を抑えるとその感情が自分の中に溜まっていきます。
それが一定量以上になると、心身には大きな負担になるんですね。それで胃腸の不調など体に症状が出たり、またはうつ病のように心に症状が出たりします。
また、感情の中でも怒りの感情は攻撃のエネルギーです。
その怒りを自分の中に溜め込みすぎると、そのエネルギーが自分を攻撃しはじめて、それで自己免疫疾患になると言われたりします。
⑦人の顔色を伺ってしまう
7つ目が「人の顔色を伺ってしまう」です。
人の顔色を伺ってしまう、もしくは人がどう思っているかが過剰に気になるとか、そういったことも毒親育ちのサインであることがあります。
毒親の中には感情の起伏が激しい人もいて、突然不機嫌になったり、それを子供にぶつけてきたりする人もいますが、そういう環境で育った人、子供の頃に親の顔色を伺わざるを得なかった人は大人になっても人の顔色を伺ってしまうことがよくあります。
これは相手に親を投影しているわけですが、そこに気づけないでいると、どうしても人の顔色を気にしてしまったりとか、不機嫌な人がいると自分のせいじゃないかと思ったりしてしまう(妙に気になってしまう)んですね。
⑧休めない。ダラダラできない
8つ目が「ゆっくり休めない。ダラダラできない」です。
休めないとかダラダラできない人は毒親育ち、アダルトチルドレンの人にはとても多いですが、これは何故かというと休んでいたり、ダラダラしていると怒る毒親が多いからです。
毒親の中には、子供が休んでいたり、ダラダラしているのが耐えられない人がいます。
これは何故かというと、自分が子供の頃に同じことをしていると怒られて怖い思いをしたり、または怖い思いをしないようにちゃんとしていたので、子供がちゃんとしていないと自分が怖くなってしまうんですね。
毒親の親も毒親だったということも多いですが、そういった家系にはどんな時でも「ちゃんとしてないといけない」という思い込みが代々引き継がれていることも多いです。
また、毒親育ちの人の中には「何もしていない自分は価値がない」という思い込みがあって、それで休めないとか、ダラダラできない人もいます。
自分には価値がないと思っている理由は4つ目にご紹介した通りですね。
⑨漠然とした孤独感がある/孤独感が強い
9つ目が「漠然とした孤独感がある」もしくは「孤独感が強い」です。
孤独とは何かというと、心のつながりを感じられていない状態、感覚のことです。
何故、毒親育ちだと孤独感が強くなるかと言うと、気持ちをわかってもらえなかった、自分の気持ちに寄り添ってもらえなかったからです。
本来、子供の気持ちをわかってあげたり、子供の気持ちに寄り添ってあげるのが親の役割です。
ただ、それをしてもらえなかった人の場合は、本来親との間にあるはずのつながりがどこか感じられずに、それがよくわからない孤独感につながってしまうことがあります。
また、自己肯定感が低いと孤独を感じやすいのですが、毒親育ちの人の多くは自己肯定感が低いです。
自己肯定感が低いと孤独を感じやすい理由は他の記事の中でご紹介したので今回は触れませんが、ただ、毒親育ちであるために自己肯定感が低く、自己肯定感が低いために孤独感が強くなっている可能性もあると思います。
もっとも、自己肯定感は自分で上げていくことができます。
自己肯定感については沢山の記事を書いているので、よかったらそちらを参考にしていただければと思いますが、ただ、そんな形で自己肯定感を上げることで孤独感が薄れていくこともよくあります。
⑩人間関係が苦手/人間関係がうまくいかない
10個目のチェックリストが「人間関係が苦手」もしくは「人間関係がうまくいかない」です。
その理由はこれまでご紹介してきたようなことが大いに関係していて、人間関係が苦手だったり、人間関係がうまくいかない、対人関係に不安があるといった悩みを抱えている毒親育ちさん、アダルトチルドレンの方は多いです。
また、人間関係という意味ではグループとか集団が苦手という毒親育ちさんも多いです。
2人だと大丈夫だけど、3人以上になると自分を出せないとか、急に苦手意識が出てくるとか、そういうことですね。
これは何故かというと、その理由の一つは、人にとっての最初のグループ、集団が家族だからです。
だから、グループにうまく馴染めないとか、グループが苦手と言う人は子供の頃に家族との関係がうまくいってなかった可能性があるわけです。
なので、グループや集団が苦手というのは、子供の頃に家族の中で何らかの問題を抱えていた可能性があり、そういう人は毒親育ち、アダルトチルドレンである可能性が高いと思います。
* * *
ここまで10個のリストを見てきましたが、ここで振り返るとこんな形になります。
①自己評価が低い
②人にどう思われるかが気になる
③自分の意見が言えない/傷つきやすい
④自分には存在価値がない
⑤気持ちを抑圧する癖がある
⑥慢性的な症状がある
⑦人の顔色を伺ってしまう
⑧休めない。ダラダラできない
⑨漠然とした孤独感がある/孤独感が強い
⑩人間関係が苦手/人間関係がうまくいかない
この中でいくつ当てはまりましたでしょうか?
最後に診断の方法、自分が毒親育ちかどうかの診断方法ですが、この10のリストの中で、もし3つ以上当てはまっている場合は、毒親育ち、もしくはアダルトチルドレンの可能性があると思います。
もし5つ以上の場合は毒親育ち、アダルトチルドレンの可能性が非常に高いのではないかなと思います。
※これは正式な診断ということではなく、あくまでも可能性の一つとして考えてください
気づくことがもっと自由にもっと自分らしく生きる第一歩
もし、自分が毒親育ち、アダルトチルドレンだったらどうしたらいいか?
ということですが、毒親育ちであること、アダルトチルドレンであることが生きづらさや先ほどの人間関係のこともそうですが、そういった根本的な原因になっていることが非常に多いです。
というより、程度の差はあっても生きづらさを抱えている方のほぼ100%がアダルトチルドレンであるといっても過言ではないです。
その位、子供の頃の経験というのは大人になってから自分に大きな影響を与えるんですね。
ただ、アダルトチルドレンだからこのまま、生きづらいままなのかと言うと、そうではなくて、自分がアダルトチルドレン、もしくは毒親育ちだと知ることで何故自分がこれまで生きづらかったのか、その原因を探るためのヒントが沢山浮かんできます。
そして、その中に自分が自分らしく生きるヒントだったり、もっと自由に生きるヒントが隠れていたりします。
自分が毒親育ちかどうかを知るというのは、そういう意味で大きな一歩かなと思います。
また、もし自分が毒親育ち、アダルトチルドレンなのではないかなと思われた場合は、毒親育ち、アダルトチルドレンの本も沢山出版されていますし、毒親育ちの人が生きづらさを手放す方法を発信している方も大勢いらっしゃいますので、そういった情報を探していただくのもいいのかなと思います。
また、このサイトでも毒親育ち、アダルトチルドレンが生きづらさを手放す方法だったり、もっと自分らしく、もっと自由に生きる方法を発信していきたいと思います。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。