毒親の愚痴を聞かされ続けた子供が生きづらくなってしまう理由
こんにちは。おかしな幸福論のモリです。
今回は「毒親の愚痴を聞かされ続けた子供が生きづらくなってしまう理由」そんなテーマでお話ししていきたいと思います。
具体的には
①毒親は何故、子供に聞かせてはいけないような愚痴や悪口を聞かせるのか?
②毒親の愚痴の聞き役にさせられた子供が生きづらくなってしまう理由
の2つについて、お話ししていきたいと思います。
目次
毒親は何故、子供に愚痴や悪口を聞かせるのか?
最初に、毒親さんは、このサイトに来てくださっている方の親御さんに当たる可能性があるので、ここではあえて「毒親さん」と言いたいと思います。
さて、本題に入りたいと思いますが、毒親さんの中には、自分の子供に向かって、本来は子供には聞かせるべきではない、身内や他人への悪口や愚痴を延々と聞かせる人が少なくありません。
でも、何でそんなことをするのか?
ということですが、毒親さんは、自分自身が強烈なアダルトチルドレンであることが多く、子供の頃に相当な我慢を強いられてきた人が多いんですね。
そんな毒親さんにとっては、自分の子供が、自分の話を大切に聞いてくれたはじめての人になることも多いです。
これが次にどうつながってゆくかというと、毒親さんは、自分の話を大切に聞いてくれる子供に対して、自分の親の役割を無意識の間にさせるようになるんですね。
つまり、相手は自分の子供なんだけど、自分の親の役割をさせてしまっているので、本来であれば、子供に言うべきではないような、例えば、身内の悪口とか、愚痴とか、そういったことを延々と、言い方は悪いですが、垂れ流してしまうわけです。
こういうことを子供が小さな頃からやってしまう毒親さんもいます。
でも、子供は親のことが好きだし、親がいないと生きていけないわけですから、真剣にその愚痴や悪口を聞こうとします。
その毒親さんの愚痴や悪口は、本当のことばかりではなくて、被害者意識から来ている妄想なんかも多く含まれていたりするのですが、そういうことでさえ、子供は自分の親が言うことですから、真実だと思うわけですね。
そうやって、そんな愚痴を日々聞かされていると「お母さん、もしくはお父さんは可哀そうな人なんだ。私が何とか守ってあげないといけない」と、子供はそう思い始めます。
この状況ですが、良く見てみると、親と子の立場が逆転しているんですね。
本当は親が子供の話に寄り添ったり、子供が言いたいことを真剣に聞いてあげるのが本来の親子関係です。
それが逆転してしまっているんですね。
だから、毒親さんは子供に自分の親の役割をさせてしまっているので(子供を自分の親のように思っているので)、本当は子供には聞かせるべきではないような愚痴や悪口を平気で言い続けてしまうわけです。
毒親の愚痴を聞き続けた子供が生きづらくなる理由
ただ、先ほどもお伝えしましたが、本当であれば親が子供の気持ちに寄り添ったり、親が子供の話を聞いてあげるのが本来の親子関係なわけですね。
本当は子供なんですから、自分の親に自分のことを見ていて欲しいし、自分の話を聞いて欲しいわけです。
それはもう当たり前の話で。
ところが、親子の立場を逆転させられてしまった子供は、そんな、本来であれば親からしてもらえるようなことをしてもらえなくて、でも、それでも、お母さんのことを守ろうとして、我慢して自分の気持ちにふたをして・・
そういうことを続けてきた子供が大人になってから、生きづらさを抱えてしまうことがあります。
どういうことかと言うと、子供の頃、自分のお母さんを守ろるために、我慢して我慢して、自分の気持ちを抑えることを続けてきたことで、大人になっても自分の本当の気持ちを抑圧し続けてしまうんですね。無意識の間に。
自分を抑圧するというのは、実は自己否定になるのですが、これを続けてゆくと、確実に自己肯定感は下がります。
自己肯定感は自分らしく生きてゆく上でも、よい人間関係を築いてゆく上でも、なくてはならないものです。
この自己肯定感が枯渇していると、ものすごい生きづらさを抱えてしまうことがあるんですね。
また、自分のお母さんのために、自分のお母さんを守るため、自分の本当の気持ちを抑え込んできたために、大人になってから、自分の本当の気持ちがわからなくなってしまうこともあります。
何がしたいかわからなかったり、本当にやりたいことではないことをやってしまって、虚しさを感じてしまったり・・
そういったこともまた、生きづらくなる大きな原因になります。
こういった状態、大人になってからの、この状態から抜け出すにはまず、自分を抑圧する癖が自分にあると気づくことが大事になってきます。
自己否定についてや自己肯定感については下記にて詳しく解説していますので、よかったらそちらをご覧ください。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。