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いつもいい気分でいる方法とは?

「いい気分でいれば、いい気分になれることが引き寄せられてくる。」

そんな風に言われることがあります。

だけど、現実の生活の中にはうまくいかないことや辛いこともあって、実際にはいい気分でいられないことも多い・・そんなこともあるかも知れません。

ただ、同じような生活の中にいても、いつもいい気分でいる人もいます。いつも幸せな気持ちで暮らしている人もいるわけです。

じゃあ、どうやったら、いい気分で過ごせるようになるのか?
どうしたら、毎日を幸せに暮らしてゆけるか?

今日はそんなことについて見てゆきたいと思います。

目次

以前の僕がいつもいい気分でいられなかった1つの理由

突然ですが、実は僕自身、以前はいつもいい気分でいるということができない人でした。

いつも楽しい気分でいたい、いつも明るい気分でいたいと願いながら、実際にそういったいい気分、幸せな気分でいられるのは一時だけで、それ以外は今の自分にある問題にばかり意識が向いていました。

何故、自分や自分の周りにある問題にばかり意識を向けていたかというと、その問題をどうにかすれば、いい気分でいられる、もっというと、その問題を改善したり、その問題を解決すれば、幸せになれると考えていたから・・です。

だけど、今ある問題に意識を向けて、それをどうにかしようとすればするほど、いい気分でいられる時間が減っていったというか、悩みが増えていったというか・・、どんどん自分が何かに縛られてゆくというか・・・随分と後になって、そんなことに気づきました。

そんな時、たまたま手に取った本に「自分が意識を向けたものが現実になる」そんなことが書かれてありました。

それを目にした時、

「なるほど。そうかも知れないな・・。いや、思い返してみれば、自分のこれまでの人生はまさにその通りになってきたんじゃないのか・・。」

自分や自分の周りにある問題にばかり意識を向けてきたから、問題や悩みが絶えなかったのかも知れないなと、その時、そう思ったのです。

僕がいつもいい気分でいられなかった理由の話に戻りますが、それは今の現実の中にある問題点にばかり意識を向けていたから・・でした。

現実は実は1つではなかった

今の現実の中にある問題点にばかり意識を向けていた。

先ほどはそんな風に書かせていただきました。

ただ、現実というのは実は1つではないということにある時、気づいたんですね。

言い方を変えると、現実の中には・・

・・・という風に、現実は1つではないというか、うまくいっていないことだけ・・ということは少なくて、多くの場合はうまくいっていることもあるわけで。

以前の自分は、いつもマイナスな面に意識を向けていました。先ほども書かせていただいたように、そのマイナスな面を解決すれば、いい気分で過ごせる、幸せな気持ちで過ごせる・・そう信じていたからです。

だけど、そのやり方こそが、自分がいつもいい気分でいられなかった理由だったのかも知れません。

もっとも、今の現実の中にある問題点を改善してゆくことも大切ではあると思うんですね。

例えば、仕事で思うような結果が出ない時、その原因を探してみることは大切なことだと思うのです。

ただ、マイナスな点にばかり意識を向けると、いい気分でいる・・ということがどんどん難しくなっていきます。

気分というのは案外単純な仕組みになっていて、物事のプラスの面に意識を向ければいい気分になり、物事のマイナスな面に意識を向けると、気分もマイナスになってしまうので。

だから、いつもいい気分でいるためには、できるだけ、物事のプラスの面に意識を向けてゆく・・ということが必要なのかも知れません。

そして、物事のプラスの面に意識を向けることの利点は、いい気分になれるということ以外にももう1つあります。

それは何かというと、いいことに意識を向けていると、またいいことが起きる・・ということです。

僕が手に取った本に書いてあった通り、この世の中はどうも「自分が意識を向けたものが現実になる」ようにできているようなので、プラスのことに意識を向けていれば、プラスの現実がやってきます。

不思議な話ですが、どうもそんな風にできているようです。

感じ方は、何と比較するかによっても変わる

少し話が変わりますが、人の感じ方というのは、何と比較するかによっても変わってくるようです。

例えば、病気になって治療を続けているけど、なかなか完治しないという場合でも、「まだ完治していない」と完全に健康な状態の自分と比較すれば気持ちは落ち込みます。

ただ、治療をはじめた頃と比較してみたら、「ここが良くなってる、ここも良くなっている、そういえば、ここだって・・」という風に気持ちは明るくなったりするかも知れません。

不思議なものですが、病気であるということは変わらないのに、比較するものを変えただけで、自分の気持ちや気分はガラっと変わったりします。

いつもいい気分でいられる人は、理想の状態と今を比較するのではなくて、今よりも悪い(悪かった)状態と今を比較する・・ということが自然とできているのかも知れません。

反対にいつもいい気分でいられない人は、理想の状態と今を比較する・・ということが癖になってしまっているのかも。

理想の状態と今を比較すれば、どうしても「足りない」という認識になりますから、いい気分でいるということは難しくなってしまいます。

そういう癖(理想の状態と今を比較する癖)のある人は、ある種の完璧主義者というか、そういった一面があるのかも知れませんね。

以前の僕も、後者の方で、いつも最高の状態、理想の状態と今を比較することが癖になっていました。

そんなことに気づいた時、これからは意識して物事の良い面を見る、何かと今を比較する際は、理想の状態ではなく、今よりも悪い状態と今を比較する・・ということを続けてゆこうと、そう思いました。

習慣(癖)というものは、繰り返し行うことで身に付くものですが、だとしたら、繰り返し続けてゆけば、いつかはいつもいい気分でいられる人達がやっていることが自分の習慣になる日が来る・・ということになります。

だから、すぐにうまくできなくても、良い面を見る、比較するものを変えるということを続けてゆこうと、そう思ったのです。

喜びを求めて生きる。喜びを感じることを目標にしてみる

いい気分でいるということについて書いてきましたが、最後に、自分を喜ばせるということも大事なことなのかも知れません。

いい気分でいることが上手な人は、自分を喜ばせるのが上手な人でもあると思うんですね。

僕自身の話をすると、僕の場合は、自分を喜ばせるという考え方が自分の中に殆どありませんでした。

例えば、仕事でお客さんを喜ばせるにはどうしたらいいのかな?と考えることはあっても、自分を喜ばせるという考えには至らなかった。

ただ、いい気分でいるには、自分を喜ばせるのが上手になる必要があるのかも知れないなと、思ったのです。

自分を喜ばせるといっても、必ずしも大きなことではなくてもいいと思うんですね。

それは例えば、コーヒーが好きな人であれば、香りのいいコーヒーを毎月専門店から買ってくる・・でもいいかも知れません。

朝、起きた時に、「今日はあのコーヒーを淹れよう」と思えば気分も明るくなるわけで、そういった喜びを少しづつ増やしてゆければいいのかも知れません。

喜びを感じることを自分が生きる上での1つの目標にする・・という考え方も僕はとても気に入っています。

何を目標に生きるか?

というのはとても重要なことだと思うんですね。

例えば、人に認められることを目標に生きた人生と喜びを感じることを目標に生きた人生では、その自分の人生に対する感じ方も全く違ってくると思うんです。

また、目標が変わると、やろうとすることややりたいと思うことも変わってゆくと思うのです。

例えば、人に認められることが目標だった場合、そのためにやることは必ずしも自分が本当にやりたいこととは限らないかも知れません。

だけど、喜びを感じることを目標にした時、そのためにやろうとすることはもしかしたら、自分が本当にやりたかったことになるのではないかなと、そう思ったりします。