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「やらずに後悔するより、やって後悔した方がいい」は本当?迷った時の決め方

「やらずに後悔するより、やって後悔した方がいい」

そんな風に言われることがあります。

そして、それを決断する時に大事にしている人もいらっしゃるかも知れません。

ただ、中にはその反対の方がいいという人もいます。つまり、やって後悔するより、やらないで後悔した方がいい、と。

前回、迷った時、決断できない時に決断する9つの方法にて迷った時の決断方法についてご紹介しましたが、今回はその続きとして、何かをやるかやらないか迷った時の決断方法や考え方について、ご紹介したいと思います。

また、人が死ぬ前になって後悔することには、ある程度の共通点があるそうですが、今回はそんなことについても見てゆきたいと思います。

人が死ぬ時に後悔すること

人が死ぬ間際になって後悔するのは、やってしまったことへの後悔か、やらなかったことへの後悔か?

どちらだと思いますか・・?

これは実は、やってしまった後悔よりも、やらなかったことへの後悔の方が多いのだそうです。

1,000人以上の最期を見届けてきた終末期医療の専門家、大津秀一先生という方がいらっしゃいます。

先生は亡くなる前の患者さんにこんな言葉を掛けられたそうです。

「先生、生きているだけでも幸せなんだ。もっとやるべきことをちゃんとやらないといけない。残り時間を大事に過ごすことの大切さを社会に伝えてほしい」

(出典:緩和医療医・大津秀一さんインタビュー(2) ヨミドクター)

大津先生は、こういった声を伝えなくてはいけないという思いから、「死ぬときに後悔すること25」(致知出版社)を出版、1,000人を越す患者たちが語った「やり残したこと」を紹介されています。

それは以下のようなことでした。

死ぬときに後悔する25のこと

1.健康を大切にしなかったこと
2.たばこを止めなかったこと
3.生前の意思を示さなかったこと
4.治療の意味を見失ってしまったこと
5.自分のやりたいことをやらなかったこと
6.夢を叶えられなかったこと
7.悪事に手を染めたこと
8.感情に振り回された一生を過ごしたこと
9.他人に優しくしなかったこと
10.自分が一番と信じて疑わなかったこと
11.遺産をどうするかを決めなかったこと
12.自分の葬儀を考えなかったこと
13.故郷に帰らなかったこと
14.美味しいものを食べておかなかったこと
15.仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと
16.行きたい場所に旅行しなかったこと
17.会いたい人に会っておかなかったこと
18.記憶に残る恋愛をしなかったこと
19.結婚をしなかったこと
20.子供を育てなかったこと
21.子供を結婚させなかったこと
22.自分の生きた証しを残さなかったこと
23.生と死の問題を乗り越えられなかったこと
24.神仏の教えを知らなかったこと
25.愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと

(出典:「死ぬときに後悔すること25」大津秀一著)

何か、印象に残ったものはあったでしょうか。

これを見ると、やらずに後悔しているものがとても多いことに気づきます。

一方、やって後悔していることは圧倒的に少ないのがわかります。

こうやって多くの人が最期に後悔していたことを見てみると、「やらずに後悔するより、やって後悔した方がいい」のかも知れません。

大津先生によると、全く後悔がないという人は少なくて、大体の人は大なり小なり後悔があるそうです。

もし、やるかやらないかで迷っていることが、自分がやりたいことであれば、やっておいた方がいいかも知れません。

人はどうも、やったことよりもやらなかったことに後悔する傾向があるようです。

やるかやらないかで迷った時の決断方法

やるかやらないかで迷った時、もしそれが自分がやりたいと思ったことなら、やってみた方がいいかも知れません。

ただ、実際は「やるかやらないか」・・というのはもっと複雑な問題であることも多いかも知れません。

特に迷って決められないような場合は、「やりたいと思ったからやる」というような単純な問題ではないかも知れませんが、そんな時はどうやって決断したらいいでしょうか?

この決断する方法というのは、その人や環境によっても違ってくると思いますし、こういう風に決断した方がいいという1つの答えはないと思います。

ただ、こんな時、いくつかの考え方、決断方法があります。

1)得るものと失うものを比べてみる

これは迷った時、決断できない時に決断する9つの方法でも簡単にご紹介しましたが、やるかやらないかで迷った時の決断方法として、得るものと失うものを比べてみるという方法があります。

どういうことかというと、もし、それをやって失敗した時に、得るものと、失うもの(得る可能性のあるものと失う可能性のあるもの)を天秤にかけてみるのです。

そして、失敗した時に得るものの方が大きければ、やってみる。失敗した時に失うものの方が大きいと思ったらやめる・・という決断方法です。

例えば、会社から「新しいプロジェクトのリーダーをやってみないか?」と言われて、やるかやらないかで迷っていたとします。

この場合も、もしやってみて失敗だったと思った場合の得るものと失うものについて考えてみます。

得るものは、例えば、経験であったり、学びであったり、挑戦できたという自信などになるでしょうか。

一方、失うものは、例えば、時間であったり、会社や周りからの評価もそうでしょうか。

この得るものと失うものは環境が違えばガラッと変わってきますが、ただ、このケースでは得るものの方が大きいなとそう思えたとします。

その場合は、「やらずに後悔するより、やって後悔した方がいい」かも知れません。

今度は違う例です。

例えば、借金をして、不動産投資をするべきか迷っていたとします。副業にもなるし、将来のためにお金を貯めておきたい、と。

この場合も、先ほどのやり方で、失敗した時に得るものと、失うものを天秤にかけてみます。

失敗した時に得るものは、経験でしょうか。学びもそうかも知れません。

一方、失敗した時に失うものは、お金でしょうか。

このケースでは、借金をするわけですが、もし、その額が大きい場合は、失敗した時に失うものの方が大きくなるかも知れません。

そしてもし、そう感じた場合(失敗した時に失うものの方が多いと思った場合)は、「やらずに後悔するより、やって後悔した方がいい」とは言えないかも知れません。

2)やるかやらないか以外にも、「小さくやる」という方法も

やるかやらないか?という風にはっきりと何かを決めるやり方もあると思います。

例えば、先ほどの仕事の話のように、やるかやらないかをはっきりと決めなければならない状況もあると思います。

ただ、そうではない場合も多いと思います。

例えば、留学したいと思ったとします。

留学するかしないか?迷うところですし、他国で生活する不安もあります。

この場合は、「やらずに後悔するより、やって後悔した方がいい」ということになるでしょうか?

少なくとも、先ほどの得るものと失うものを天秤にかけるやり方で得るものの方が大きいと思った場合はそうかも知れません。

ただこの場合は、やるかやらないかの他に、少しやってみる、小さくやってみるという方法もあると思います。

1年間の留学をするかしないかの前に、小さく、例えば、1ヶ月、または数週間の短期留学をしてみるのです。

いきなり大きな決断をするのではなく、まず、小さなことを決断してみます。

この場合も、短期留学で何かの確信を持つことができれば、長期留学という大きなことも迷いなく決断できるかも知れません。

これは留学だけではなくて、他の色々なケースでも応用できると思います。

例えば、他の土地でも暮らしてみたいという思いがある場合も、いきなり物件を買ったり、別荘を買ったりするのではなく、まずは、貸別荘を探したり、ロングステイできる宿泊施設を探したり。

こうやって小さなことからであれば、「やらずに後悔するより、やって後悔した方がいい」と言えることが多いかも知れません。

大きなことは、失敗した時の後悔も大きくなりますが、小さなことであれば、失敗した時の後悔も小さくて済みますし、失敗しても、その失敗を大きく引きずるということは少ないかも知れません。

こんな風に、やりたいことを小さくやってみることで広がってゆく可能性は沢山あるように思います。

最後まで記事を読んでいただいて、ありがとうございました。