告白できない。告白する勇気がない時、告白するか迷う時の4つの選択肢
「告白したいけど、告白する勇気が出ない。」
「告白したいけど、迷って決められない。」
もし、自分がそんな状況にいたら、それでも思い切って告白してみようと思いますか?
それとも、自分から告白することを諦めてしまいますか?
今回は、告白したいけど、告白する勇気が出ない時、告白するか迷う時の4つの選択肢について見てゆきたいと思います。
また、
- 勇気を出すためにはどうしたらいいか?
- 告白する勇気がどうしても持てない時にできること
ということについても見てゆきたいと思います。
目次
告白する勇気がない時、告白するか迷う時の4つの選択肢
好きな人に告白するか迷う時、または、告白したいけど、その勇気が出ない時ですが、こんな時、4つの選択肢があると思います。
それらは、
- 1)それでも勇気を出して告白する
- 2)告白せずに、気持ちを伝える
- 3)告白もせず、気持ちも伝えず、相手に近づいてゆく
- 4)相手を諦めてしまう
という4つです。
どれを選んだらいいか?というのは、その人の性格や考え方によっても変わってくると思いますし、その人の状況やその方法がうまくいく可能性があるかないかによっても変わってくるかも知れません。
この4つの選択肢について、また「その人の状況やその方法がうまくいく可能性」ということについて、少し詳しく見てみたいと思います。
1)勇気を出して告白する
最初の選択肢が、それでも勇気を出して告白するという方法です。
どのような状況でもこの方法を選択することができると思いますが、うまくいく可能性、または、その時はいい返事がもらえなくても、その告白をきっかけにして、そこからいい方向に向かってゆく可能性を考えた場合、
- 相手と面識があり、何度も話したことがある
- 告白することが相手の大きな負担にならない
- よい返事をもらえる可能性がゼロではない
という状況であれば、この方法を選択するのもありかも知れません。
相手と面識があり、何度も話したことがある。もしくは一緒にお出かけをしたことがある。
ということですが、例えば、面識のない相手にいきなり告白しても、相手は自分のことを知らないので、判断のしようがありません。この場合は他の選択肢の方がうまくいく可能性が高いと思うんですね。
また、告白することが相手の大きな負担にならないというのも、大事なポイントかなと思います。
恋愛といっても色々な形があると思います。いきなり告白されることが負担になってしまう立場の人やそういう状況にいる人もいるかも知れませんが、そういう人に対して、いきなり告白することは、よい結果にはならないことが多いかも知れません。
よい返事をもらえる可能性がゼロではない・・ということですが、客観的に考えて、よい返事がもらえる可能性が少しでもある場合は、思い切って告白してみる価値はあるかも知れません。
そういった相手であれば、たとえ、その時はいい返事ではなかったとしても、その後に、その告白をきっかけにして、二人の関係がよい方向に向かってゆくこともあるためです。
その理由については少し後でご紹介します。
ただ、大事なのが「客観的に考えて」ということで、それが告白する勇気にもつながるように思います。
恋愛の場合、人はどうしても主観的に考えると思うんですね。だけど、主観的に考えると、フラれるのが怖くなったり、フラれるような気がしてくるものです。
だから、ちょっと客観的に、例えば、これが自分の友達のことだったら?と仮定して考えてみて、「可能性はゼロってことはないんじゃないかな・・」と思ったら、思い切って告白してみる価値はあるかも知れません。
どうやって勇気を出したらいいのか?ということについては後ほどご紹介したいと思います。
2)告白せずに、気持ちを伝える
告白する勇気がない時、告白するか迷う時の2つ目の選択肢が「告白せずに、気持ちを伝える」という方法です。
どういうことかというと、はっきりと「好きです。」とか「お付き合いしてください。」とは伝えずに、例えば、食事に誘ってみたり、映画に誘ってみたり・・といった形で、自分の気持ちを間接的に伝える、伝えてゆくということになります。
食事に誘うということも、映画などに誘うということも、私はあなたに興味、関心がありますという気持ちを相手に伝えることになります。
この方法も告白に近いかも知れませんが、はっきりと告白しない分、勇気が出やすいです。「好きです」とは伝えないのですから。
また、食事にお誘いしてOKをもらっても、それは相手も自分を好きだというサインとは限りませんが、少なくとも、食事にお誘いすることで、または食事に行くことで、また次もお誘いしてみることで・・・告白する前に相手の気持ちをある程度探ることができます。
この方法ですが、うまくいく可能性を考えた場合、
- 相手と面識がある
- お誘いすることが相手の大きな負担にならない
という状況であれば、この「告白せずに気持ちを間接的に伝える」選択肢もありかも知れません。
相手と面識がある・・ということですが、面識のない相手からいきなりお誘いを受けても、「はい、お願いします」となる可能性は少ないと思うのです。
その場合は、次の選択肢の方がよいかも知れません。
お誘いすることが相手の大きな負担にならないということも、相手の状況や立場によっては大事なことかも知れません。
その場合も次の選択肢の方が合っているかも知れません。
この方法で、結局はっきりと告白しないまま、お付き合いするようになるカップルも案外多いかも知れないですね。
ただ、告白する前のステップとしてはとてもいい選択肢かも知れません。特に今の段階で告白してもいい返事がもらえる可能性が限りなくゼロに近いような場合は。
3)告白もせず、気持ちも伝えず、相手に近づいてゆく
3つ目の選択肢が「告白もせず、気持ちも伝えず、相手に近づいてゆく」という方法です。
告白もしない、気持ちも伝えないってどういうこと?
ということなのですが、その言葉の通り、告白もしませんし、気持ちも伝えません。好きですとは伝えないし、食事にもお誘いしたりしない・・ということになります。
ただ、告白もしないし、気持ちも伝えないけれど、少しづつ相手に近づいてゆくという作戦です。
この選択肢が向いているのは、例えば、
- 相手と面識がない
- 食事にお誘いするほどの関係ではない
- 告白してもいい返事をもらえる可能性がない
- 告白したり、気持ちを伝えることが相手の大きな負担になる
といったケースです。
面識がない相手の場合は、ここまで見てきたように、いきなり告白したり、食事にお誘いしても、相手は返事のしようがないかも知れません。
また、告白してもいい返事をもらえる可能性がなく、尚且つ、食事にお誘いするほどの関係でもないような場合は、この選択肢が合っているかも知れません。
または、告白したり、気持ちを間接的に伝えることが今の相手の大きな負担になってしまうような状況もあるかも知れません。
そのような場合も、この「告白せず、気持ちも伝えず、相手に近づいてゆく」という作戦が合っているかも知れません。
どうやって近づいてゆくか・・ということについては後ほどご紹介したいと思います。
この方法で相手に少し近づいた後で、
- 2)告白せずに、気持ちを伝える
- 1)勇気を出して告白する
という選択肢に移ってもいいわけですし、そのまま自分からは告白せず、間接的に気持ちを伝えることもせず、告白してもらうのを待つのもありかも知れません。
ただ、その場合、告白してもらうのを待つ場合も、ただ告白してもらうのを待つことに比べて、この方法は、より積極的な告白の待ち方と言えるのではないかなと思います。
4)相手を諦めてしまう
4つ目の選択肢は、告白をせず、相手を諦めてしまうということになります。
客観的に考えて、告白してもいい返事がもらえる可能性がない、食事にお誘いしてもOKしてもらえる可能性がないような場面で、
- 相手に近づいてゆく作戦もできない
- 相手に近づくことが相手の大きな負担になる
ような場面では、相手を諦めて、新たな一歩を踏み出した方がいいこともあるかも知れません。
ただ、「やらずに後悔するより、やって後悔した方がいい」は本当?でもご紹介しましたが、人はやってしまった後悔よりも、やらなかったことに後悔することが多いようです。
ですので、場合によっては、そういったことも考えてみてもいいかも知れません。
どうやったら勇気が湧いてくるの?
さて、ここまでは告白する勇気がない時、告白するか迷う時の4つの選択肢について見てきました。
もし、1)勇気を出して告白するという選択をした場合、もしくは、2)告白せずに気持ちを伝える(食事にお誘いする、etc.)という選択をした場合ですが、どうやったら、告白する勇気、または、お誘いする勇気が湧いてくるでしょうか?
ところで、勇気とは「困難や危険を恐れない心」という意味があります。
ただ、普通はそんな困難や危険を恐れない心なんて、持ち合わせていないと思うんですね。
どちらかというと、人はそういうものを本能的に避けようとするもので、自分から恐れているものに飛び込む人なんてそうそういないと思います。
でも、不思議とそれができる時があります。
どんな時かというと、例えば、誰かのことを考えている時。
誰かのことを思う心が、時に勇気に変わったりするからです。
ちょっと例を挙げると、僕の知り合いにとても怖がりな人がいます。
彼女は停電になったりしたら、もう泣きだすんじゃないかという位、怖がってしまう人でした。
ところが、そんな彼女に子供ができました。
ある日、停電になったのです。
だけど、彼女は悲鳴もあげなければ、怖がりもせず、すぐに赤ちゃんを抱きかかえて、懐中電灯を取りにいきました。
以前の彼女に暗闇の中で動く勇気なんて全くなかったわけですが、赤ちゃんのことをすぐに考えた彼女にはその勇気があったわけです。
勇気とは、自分のことを考えると出なくて、自分以外の人のことを思う心がある時に湧いてくるものなのかも知れません。
「告白する勇気が出ない」
「食事にお誘いする勇気が出ない」
ということですが、これも実は同じことだと思うのです。
自分のことを考えていると勇気というのは一向に出てきません。
- 恥をかくのではないか?
- フラれてしまうのではないか?
- 告白したこと(お誘いしたこと)を後悔するのではないか?
もしそんな風に思うことがあれば、その思ったことの前に(自分が)と入れてみます。すると・・・
- (自分が)恥をかくのではないか?
- (自分が)フラれてしまうのではないか?
- (自分が)告白したこと(お誘いしたこと)を後悔するのではないか?
言い換えると、全て自分のことを考えていることになるわけです。
そして、それが当たり前だと思うんですね。こんな時、自分のことを考えない人なんていないと思います。
だけど、告白する勇気を出したい時は、最初に「自分」を持ってくるのではなくて、「あの子」もしくは「あの人」という風にして考えてみるといいかも知れません。
すると例えば、
- (あの子)を幸せにしてあげたい
- (あの人)の好きなハンバーグが美味しいレストランに連れて行ってあげたい
・・という風になるかも。
「好きだから、告白したい」
これだけだと、なかなか勇気は湧いてこないものですが、好きな人にこうしてあげたい、もっと笑わせたい、癒してあげたい・・・そういった思いがあれば、「思い切って告白しよう」と思えてくるかも知れません。
食事にお誘いする時も、
「好きだから、一緒に食事に行きたい」
・・だけではなく、例えば、あの人の好きな○○が美味しいレストランがあるから、そこに連れて行ってあげたい・・であれば、「思い切ってお誘いしてみよう」と思えるかも知れません。
勇気というのはそんな風にして、相手のことを思った時に湧いてくるものなのかなと、思います。
告白からはじまる恋もある
少し話は変わりますが、世の中には告白からはじまる恋というものも沢山あるようです。
どういうことかというと、告白してその時はいい返事はもらえなかったのだけど、その後に二人の関係が少しづついい方向に向かっていって、お付き合いすることができた・・ということです。
こういうことって結構あります。
だけど何故?
・・ということなのですが、告白してその時はいい返事がもらえなくても、その後から関係が近くなったり、関係がよい方向に向かってゆくこともあるのは、ちょっとした心理が働くから・・・なんです。
どういうことかというと、人には、相手からもらった好意を、相手に返したくなるという心理があります。
これを「好意の返報性」と言います。
だから、恋愛でも、自分に好意を持ってくれた相手のことが急に気になるようになったり、その相手に対して興味が湧いてくることもあります。
告白した後に、相手にとって自分が気になる存在になることも結構あると思うんですね。
これは告白した後だけじゃなくて、食事にお誘いした後にもそうなる可能性もあるわけです。
告白する勇気が出ない時って、「告白したらそれで最後。フラれたらそこで終わり」・・みたいに思っていて、だから、勇気が出ない・・ということもあると思うんです。
だけど、実はそこで終わりではないかも知れません。そこがはじまりになることもあるからです。
告白する勇気、お誘いする勇気が出ない時は、そんなことを思ってみると、その勇気が少し湧いてくるかも、知れません。
「告白せず、気持ちも伝えず、相手に近づいてゆく」という方法
先ほどの告白する勇気がない時、告白するか迷う時の4つの選択肢の中の1つが、「告白もせず、気持ちも伝えず、相手に近づいてゆく」ということでした。
ところで、「好きな人がいるのに告白できないでいる」という人は案外多くて、以前インターネットで行われた調査では、好きな人がいても告白できないと答えた人が全体の8割でした。
【アンケート調査】「好きな人に告白できた?」
告白できない理由は「相手の気持ちがわからないから」「自分に自信がないから」が多く、次いで「ふられたくないから」、「言葉で言うのは照れくさいから」でした。
やっぱり、告白するというのは多くの人にとってハードルが高いことだと思うんですね。
こんな時、告白できない、告白してもフラれる可能性が高い、または、それほど関係が近くなくて食事などにもお誘いすることもできないような場面では、告白せず、気持ちも伝えず、少しづつ相手に近づいてゆくというのも1つの方法かも知れません。
相手に少しづつ近づく・・・例えば、同じ電車に乗っている人であれば、偶然を装って、「いつもよくお会いしますね」でもいいし、学校の同級生だったら、その子に何か理由を作って、何かを借りる・・・なんてのも1つの方法です。
同じ職場でそれほど話したことのないような人であれば、その人の趣味をそれとなく調べて「○○さんって○○が好きなんですか?」という風に相手の好きなことから入っていく、少しだけ近づいてみるのもいいかも知れません。
そうやって、少しづつでいいので、相手と接触する機会を増やしてゆきます。
あくまでもさりげなく。
そうやって、少しづつ、ちょっとづつ近づいてゆく。話す機会を増やしてゆきます。時間をかけてゆっくり、ゆっくりと。
そうしているうちに、何かのタイミングで例えば、映画の話になった時に「それなら、今度一緒に行きませんか?」と言える時が来るかも知れませんし、美味しいレストランの話になった時に、「それなら、今度そのお店に一緒に行ってみませんか?」と言えるチャンスが来るかも、知れません。
または、そこまでいかないで、相手にその気がないとわかるかも知れません。
その時は残念ですが、少しづつ引いてゆけばいいわけで。別に告白してませんから、何も恥ずかしいことはありません。
この方法は、いきなり告白することに比べれば、恥ずかしさも少なくて済みますし、告白しないのですから、フラれる心配もありません。
勿論、少しづつ勇気を出さなければならないわけですが、好きな人のことを思ってドキドキするのも恋愛の楽しさでもありますから。
告白できない。かといって、食事に誘ったりもできない時(間接的に気持ちを伝えることもできない時)は、そんな風にして少しづつ相手に近づいてゆくのも良い方法かも知れません。