彼氏、彼女に嫉妬しない方法。やめたいと思っても嫉妬してしまう時は
彼氏や彼女に対して嫉妬してしまう。
そんなこともあるかも知れません。
嫉妬というのは、自分の大切な人を守るためにするものだと思います。
だから、恋愛で全く嫉妬しないなんて人はいないし、嫉妬するのはある意味、当たり前の感情だと思います。
だけど、嫉妬しすぎてしまったりすると・・そんなつもりはないのに、相手を傷つけてしまったり、それがすれ違いの原因になってしまったりします。
相手に嫉妬してしまっている時は、彼や彼女にわかって欲しくて、だけど素直になれなくて、本当にしたいことや本当に伝えたいこととは逆のことをしてしまったり、言ってしまったりするものですが、それがかえって、悪い方向に向かってしまったりする。
大事な人を守るためにやったことが、何故か、悪い方向に向かってしまうのです。
そんなことに気づいた時、嫉妬してしまうことをやめたいと思うこともあるかも知れません。
今回はそんな時にできることについて、彼氏や彼女に対して、二人の関係が悪化してしまうような嫉妬をしないための方法について考えてみたいと思います。
何故、嫉妬してしまうのか?
彼氏や彼女に嫉妬してしまうのは何故でしょう。
嫉妬を辞書で調べるとこんな風に記載されています。
「自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むこと」(デジタル大辞泉)
自分の大切な人の気持ちが他に向けられることを憎むのが嫉妬・・ということですが、嫉妬とは、大切な人が自分から離れてゆかないように、今の幸せを守ろうとすることで湧き上がる感情だと思います。
嫉妬した時は、彼氏や彼女に対して何かを言いすぎてしまったり、無視しようとしたり、わざとすねてしまったりすることがあるかも知れません。それは、相手に自分だけを見ていて欲しいから、相手が自分から離れてゆかないように守ろうとする気持ちがあるからだと思います。
それはでも、男女関係では自然な気持ちで、やっぱり、他の人のところに気持ちが向いてしまうのは怖いものだし、そうならないように相手や二人の関係を守りたくなるのは当たり前のことだと思います。
きっとそうやって守ろうとすることは大事なことだと思うのです。
ただ、嫉妬がきっかけで二人の関係が悪くなってしまうような時や、相手の気持ちが自分から離れていってしまうような時は、その守り方に何か問題があるのかも知れません。
お付き合いする前にあって、今の自分にないもの
恋愛で嫉妬することは決して悪いことじゃないと思います。ただ、嫉妬し続けたり、嫉妬しすぎたりしてしまうと、相手の気持ちが自分から離れていったりすることがあります。
これは何故なのか?というと、それは相手の立場になってみた時にやっと見えてきたりします。
嫉妬し過ぎてしまっている時というのは、恐らく相手のことよりも自分のことを考えてしまっている時です。嫉妬というのは、相手の気持ちを考えた時に薄れてゆくものなので。
だけど、嫉妬し過ぎている時は、もう相手の気持ちが考えられなくなっている時で、そして、それは色々な事情があってその時は仕方がないことだったとしても、相手の目には「この人は私(僕)のこと、私(僕)の気持ちを全く考えてくれない、大切にしてくれない」と、そう伝わってしまうのかも知れません。
嫉妬は相手の気持ちを考えた時に薄れてゆく・・ということですが、例えば、お付き合いする前、好きになった当初だって、多少の嫉妬はすると思うのです。
だけど、言い合いになってしまうような、ひどい嫉妬をすることはきっと少ないと思います。
それは何故かというと、「どんなことが好きなのかな?」「どんなことをしたら喜んでくれるかな?」「あの人のために何かできることはないかな?」・・・例えばそんな風に相手のことを一生懸命考えていたから・・だと思うんです。
人はそういう優しさに触れて、その相手の人のことをどんどん好きになったりするのかも知れません。
そうやって相手のことばかり考えている時は、変な言い方ですが、嫉妬することはあっても、相手を傷つけたり、言い合いになったりするほど嫉妬し過ぎてしまうことはできない思います。
でも、お付き合いがはじまって、相手が自分の彼氏や彼女になった時・・今度はその幸せを失いたくないという不安が湧き上がって来ることがあります。
だから守ろうとするわけですが、この守ろうとする対象が自分になってしまうと(彼や彼女を失ってしまう自分を守ろうとすると)、自分のことを考えなければならなくなります。
それまで相手のことばかり一生懸命考えていたのに、今度は自分のことを考えてしまうようになる。
そして、自分のことを考え過ぎてしまった時に(「相手を失う自分」を守ろうとしてしまった時に)、その自分を守るためにやってくる感情が「嫉妬」なのだと思います。
だけど、守ろうとしたことは間違っていないと思うのです。
ただ、守ろうとする対象が自分になってしまった時、嫉妬という感情が湧き上がってくるのだと思います。
この守ろうとする対象を相手(彼や彼女)にしてみると、嫉妬という感情は不思議とそれほど湧き上がってこなくなります。
例えば、彼女がサークルの仲間と飲み会に行くことになった。勿論、男性も来るわけです。
こんな時、自分を守ろうとすると(誰かに自分の彼女をとられてしまうかも知れない、と彼女を失ってしまうかも知れない自分を守ろうとすると)、嫉妬の気持ちが湧き上がってくるかも知れません。
だけど、この時「気の合う友達と会って楽しい時間になるといいね」と彼女の楽しみとか喜びといったものを守ろうとすると、不思議と嫉妬の気持ちよりも先に、もっと違う何か、例えば、優しい気持ちが湧き上がったりするかも知れません。
この守り方、誰を守ろうとするのか?ということは、嫉妬しすぎてしまう自分を変えたいと思った時や、または、二人の関係を育んでゆく上でも、とても大事なことではないかなと思います。
先ほど、お付き合いをする前の話をさせていただきましたが、その頃の自分にあって、今の自分にないもの、もしくは少なくなってきているものを探そうとしてみることも、嫉妬し過ぎない自分になるためのヒントになるかも知れません。
例えば、付き合えていることに対する感謝の気持ちとか。
そういう、以前にあって、今薄れているようなものがもしあるとしたら、そういうものを取り戻すことが、相手の喜びとか、相手の気持ちを守ろうとする思いに再びつながってゆくかも知れません。
相手の価値観や考え方で物事を見ると、嫉妬が薄れてゆく
人は似ているようで、考え方は案外違っていて、時には「ええっ!」と驚くほど何かに対する価値観や考え方が違っていることもあります。
だから、自分の価値観や考え方が相手に当てはまらないこともあるわけです。
だけど、人はどうしても自分の価値感で相手のことを考えてしまうところがあって、例えば、自分だったら、あんなことをする(言う)ということは気持ちが離れていっている証拠だ・・・とか思ってしまったりする。
そういう風に自分の価値観で相手の言動を判断してしまって、不安になることもあるかも知れません。そして、その不安をどうにかしようとしてやってくるのが嫉妬でもあるのかも。
こんな時にできることが1つあります。
それは何かというと「相手の価値観や考え方、基準で考える」ということです。
自分の価値観じゃなくて、相手(彼氏や彼女)の価値観、相手の性格、相手の基準、相手の考え方・・そんなものになりきって、考えてみる。
すると、例えば「あぁ・・こんな時こうするのが彼女(彼)なんだな」とか、「これは自分が不安に思うことじゃないな」という風に、自分の視点からだけでは見えなかったものが沢山見えてくることがあります。
そうやって、相手の価値観や考え方になってみるということも、彼や彼女に嫉妬しない(嫉妬しすぎない)ためには大事なことかも知れません。
100%嫉妬した側の問題ということはなくて
彼氏や彼女に対して嫉妬し過ぎてしまうような時、100%嫉妬した側の問題ということは恐らくなくて、嫉妬されている側にも何かしらの問題があるということが殆どではないかなと、思います。
人間関係ですから、どちらかが一方的に100%悪いということは少ないものだと思います。
すべて嫉妬している方が悪い・・・なんてことはまずなくて、相手にも問題があるということもあると思います。
それはきっと先ほどの価値観の違い、考え方の違いが生み出すものなのかも知れません。
そういう価値観や考え方の違いが生み出す、すれ違いのようなものもあると思うんです。
だから、そういったすれ違いを埋めるためにも、嫉妬の気持ちが湧き上がってきた時、自分の気持ちを相手に伝えようとすることは悪いことではないと思います。
ただ、伝える時は素直な気持ちの方が相手には伝わりやすいようです。
嫉妬してしまった時は、相手を責めたくなったり、思ってもいないようなことを言ってしまったりしてしまいがちですが、そうではなくて、もっと素直な本当の気持ちを伝えようとしてみる。
例えば、そういうことを言われると、されると、(彼や彼女を)失うんじゃないかと思って心配になる、とか。
冷静になって、ちゃんと相手の気持ちも考えて、尊重した上で、相手に伝えてみようとすることは決して悪いことじゃないと思いますし、むしろ、そうやって、素直な気持ちで相手と向き合おうとすることは大切なことではないかなと思います。