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不安や心配な時に気持ちが楽になる5つの言葉

気持ちが乱れていたり、不安だったり、心配だったり、怖かったり・・・人の気分や感情というのは一定ではありませんから、そんな気持ちになることもあります。

でも、そんな時に心を楽にしてくれる言葉、気持ちが楽になる言葉があります。

辛い時にその言葉を口にするだけで心がスッと楽になるのです。

今回はそんな、不安や心配な時に気持ちが楽になる言葉をご紹介したいと思います。

【不安を消す方法!】こうすると不安な気持ちは薄れていきます

1.ケセラセラ

ケセラセラとは、「なるようになる」・・という意味です。

この「ケセラセラ」を座右の銘にしている方もいらっしゃるかも知れません。

人の頭というのは考えることが仕事です。

だから、黙っている時でも頭はずっと物事を考え続けているものです。

問題はないか?
自分の身は安全か?
嫌な思いはしていないか?

・・・頭はそうやって自分を守るために考え続けてくれます。

でも、時にそれをやり過ぎてしまうことがあります。

例えば、心配や不安で眠れなかったり、嫌な気分になっている時はまさにそんな時なのかも知れません。

そんな時に「ケセラセラ」と口にしてみます。

「ケセラセラ」
「なるようになるさ」

人生はなるようになる、どんなに心配しても、なるようになる・・・そう口にすることで心配しすぎている頭にストップをかけることができることも、あります。

これからご紹介する言葉も含めて、そんな言葉を口にするだけで気持ちが変わったりするのかなと・・・実は僕自身、以前はそう思っていました。

ところが、何度も口にしているうちに不思議とその口にした通りの気持ちが自然と湧いてくることがあります。

言葉には、そんな不思議な力がどうもあるようです。

気持ちがあって、言葉が出てくる・・わけですが、その反対、言葉が先で、気持ちが後からついてくる・・そんなこともあるようです。

だから、気持ちを変えるには、言葉を変えてみるのもよい方法だと思います。

2.まぁいいか

「まぁいいか。」

何気ない言葉ですが、「まぁいいか。」・・・何かある度にそう口にすることでうつ病を治してしまった人もいます。

それだけ力のある言葉なのかも知れません。

「あぁ~今日仕事うまくいかなかったなぁ」

これだけでは気持ちが落ち込みます。
そこで最後に「まぁ、いいか。」とつけてみます。

「あぁ~今日仕事うまくいかなかったなぁ。でも、まぁいいか。」

すると、「次に頑張ればいいや」とか、「こんな日もあるさ」とちょっと前向きになれます。

何か心配なことや不安なことがあって、沢山そのことについて考えて、ちゃんと対策も考えて、それでもまだ、不安だったり、心配だったりすることもあるかも知れません。

そんな時も、「考えられることは考えた。だけど、まだ不安は残ってる。でも、まぁ、いいか。」

例えば、そんな風に考えてみます。

すると、「不安のない人なんていないのかも知れないな」とか、「不安があったっていいさ、何か意味があるから、まだ不安なのだろう」とか・・そんな風に思えてくるかも、知れません。

「まぁいいか」を口癖にすると物事の捉え方が自然と変わってゆくような気がしています。

3.それでOK

先ほど、何かある度に「まぁ、いいか。」と口にすることでうつ病を治してしまった人もいます・・と書きました。

そんな人の中には、「まぁ、いいか。」の後に「それでOK」と付け加えていた人もいます。

「まぁ、いいか。それでOK」

「それでOK」も「まぁいいか」も自分の今を否定していません。

「それじゃだめだ」「不安に思っちゃだめだ」「心配しちゃだめだ」「こんな風に考え続けるのを早くやめなきゃ」

というのは、実は全て、今の自分を否定していることになります。

不安や心配な気持ちというのは、感情の一種ですが、感情というのは面白いもので、否定すると大きくなってしまって、受け入れるとおさまってゆくという、不思議な特徴があります。

だから、例えば、スピーチをしなければならない時など・・「緊張しちゃだめだ」と思うと、余計緊張してきたりします。

だけど、「スピーチの前に緊張するのは当たり前だな。まぁ、いいか。それでOK」と思ってみると・・不思議と緊張はそれ以上は高まりません。

もっとも、適度な緊張は残ります。

でも、それは大事なものだと思うのです。

緊張感ゼロの状態だと、人のパフォーマンスはむしろ下がるという調査結果もありますが、ある程度の緊張は必要なものだと思います。

不安や心配な気持ちも、適度にあった方が、自分や自分の大事な誰かを守れることがあります。

不安ゼロ、心配ゼロなんていうのは、むしろ、危ない状態かも・・知れませんから。

4.大丈夫、大丈夫

「大丈夫、大丈夫」

そう繰り返し口にするだけで本当にうまくいくような気持ちになるから不思議です。

心配なことや不安なことの殆どは実際には起こらないもの・・というのは心理の専門家の方々が口をそろえて指摘されることですが、心配なことや不安なことの殆どは「大丈夫」で、「なんとかなる」こと、なのかも知れません。

実は、アメリカのミシガン大学の研究チームによって、それが本当かどうか?もっと言うと、心配したことが実際に起こる確率はどの位か・・?という実験まで行われています。

その結果、心配事の何%が実際に起こってしまったと思いますか・・?

その調査の結果では、心配事の80%は起こらないという結果になっています。

また、起きてしまう20%のうちの8割は、対策を立てて対応すれば(行動すれば)、解決する・・・という結果になったそうです。

この調査だけを見ると・・心配に値する本当の心配事というのは、全体の4%にしか過ぎない。

つまり、100の心配事があったら、その中の96個は、本当は心配する必要のないこと・・・ということになります。

もっとも、そうは言っても、不安になる時は不安になってしまうもので、心配な時は心配な気持ちになってしまうものだと思いますが・・

ただ、そんな時には、理屈じゃなくて、たとえ、そうは思えなかったとしても、「大丈夫、大丈夫」そう口にしてみるのも一つの方法だと思います。

冒頭で、言葉が先で、気持ちが後からついてくると書きましたが、「大丈夫、大丈夫」ととりあえず、そう口にしてみると、その後に、その口にした言葉に見合った気持ち(大丈夫かも知れないという気持ち)がついてきます。

5. ありがとう

不安や心配につける薬があります。

それが「感謝すること」だと思うのです。

不安や心配というのは面白いことに「感謝」すればするほど小さくなってゆくようです。

不安というのは、失いたくないと思っている時に感じるものでもあるようです。そんな時は失わないように対策を立てることが大切なのかも知れません。

対策を考えることで、そして、その対策の通り、行動に出ることで不安や心配は薄れていったりします。

不安や心配という感情は、ある意味、自分に行動することを促しているだけ・・なのかも知れません。

ただ、行動に出ても、それでも不安や心配というのは少し、残ることがあります。

その残った不安や心配には「感謝」が効くようです。

でも、何に感謝したらいいのかわかりません・・・そういう方もいるかも知れません。

感謝することが思い当たらないのに感謝をするなんて無茶なことかも・・知れません。

ただ、僕は、大切なのは、理由もなくただ「ありがとう」とか「ありがたいなぁ」という感謝の言葉をまず口にしてみること・・だと思っています。

感謝の言葉を口にします。

すると、その口にした回数分・・頭は混乱します。頭は矛盾したことが大嫌いだから、です。

何もないのに感謝すると、頭は混乱して、感謝する理由を勝手に探してきてくれます。

「ありがたいなぁ」と10回言います。

すると、無意識の間に頭は「ありがたい理由」を10回探そうとします。

だから、「ありがたいなぁ」と口にすることが習慣になると、いつもありがたい理由が頭に勝手に浮かんできます。

すると、不思議と不安はどこかに飛んでゆきます。

不安は感謝には勝てないようです。

だから、不安になったら、感謝すると、不安な気持ちが薄れてゆきます。そういう風にできているようです。