他人の評価を気にしない方法とは?
人からの評価が気になることがあります。自分はどう思われているのだろうか?自分がやっていることはどのように受け取られているのだろうか?・・・と。
そうやって他人の評価を気にし始めると苦しくなります。そして、褒められると喜び、批判されれば落ち込む・・・この繰り返しになってしまいます。
でも、他人の評価に一々左右されない人もいます。そんな人の中で僕が思い浮かぶのは、マザー・テレサです。マザー・テレサは称賛されるだけでなく、ひどい批判もされてきたと思います。
マザー・テレサは、何故、批判にがっかりしたり、落ち込まなかったか・・・それは、称賛されても有頂天にならずに済んだ何かがあったから・・・だと思うんです。
「ほめられようとけなされようと私たちは気にしません」
「ほめられようとけなされようと私たちは気にしません」
これはマザー・テレサが残した言葉です。彼女はこの言葉の前に「もしわたしたちが謙遜ならば」という言葉を付け加えています。
僕はこの「もしわたしたちが謙遜ならば」という言葉が好きです。
人は自分が何かを成し遂げたとか、何か大きなことをしている・・・そう思った時に怖くなるものなのかも知れません。
人の評価を気にしなかったマザー・テレサは、きっと自分が何か素晴らしいことをしている・・・などとは思っていなかったのだと。
それよりも、多くの人に助けられているからこそ、自分が思うこと、自分が信じることが出来ているのだと、そう思われたのではないかと・・・思ったんです。
自分が何かをしている・・・という気持ちから「させてもらっている」という気持ちに変わった時、人は怖くなくなるのだと僕は思うのです。
「させてもらっている」という気持ちに評価はあまり関係なくて、ただ、自分が信じたことをするだけ・・・だと。
そして面白いことにそういう気持ちでいる人ほど人に評価されるものだと思うんです。
他人からの評価を求めるのは自分で自分を評価していないから
他人からの評価を求めるのは、そしてそれに一喜一憂してしまうのは、自分を自分で評価できていないから・・・かも知れません。
それは自分の中にある迷いであったり、自信のなさであったり、不安であったり・・・そういうものが関係していると思うのです。
もし、他人の評価を求めてしまう理由が「自分を自分で評価できていない」ことだとしたら、いくら他人に評価されても意味はないと思うのです。
それでもまた人からの評価が欲しくなるし、評価されなかった時はひどく落ち込んでしまう・・・。
他人の評価を気にしない方法・・・それは、自分を評価できる自分になること・・・だと思うんです。
迷いや自信のなさ、不安・・・そういったものは他人から褒められたところで、評価されたところで、埋まるものではないのかも知れません。
だとしたら、大切なのは、やはり自分で自分を認めてあげることかも知れません。もっと言うと、自分自身を認められるようなことをすること・・・ではないかなと。
例えば、「人から評価されたい」という気持ちからはじめたものは、他人に評価されなければ満足できません。
それは自分がやりたくてやったことではなくて、他人に認められるためにやったことだから・・・だと思うのです。
だから、はじまりは大切だと思います。
人から認められたくてやっていることはどうしても不安がつきまといます。はじまりは、「好きだから」「楽しいから」でいいのではないかなと僕は思うんです。
誰かの役に立ちたい、誰かを喜ばせたい・・・その気持ちはとても美しくて素晴らしいものです。でもそれはまず自分が楽しんでいなければ、叶わないものだと。自分が好きでやっていることでなければ駄目だと僕は思ったんです。