優しくすると舐められる、自分を出せない、人を優先してしまう【共通する原因はこんなことだった】
こんにちは。おかしな幸福論のモリです。
今回は、この3つ、
①優しくすると舐められる
②自分を出せない
③人を優先してしまう
この3つのことに共通する原因について、お話ししていきたいと思います。
3つに共通する原因
①優しくすると舐められる
②自分を出せない
③人を優先してしまう
この3つには「自己重要感」というものが深く関係していることがあります。
自己重要感とは、自分を重要な存在だと思えている感覚のことを言います。
ただ、重要な存在だと言っても、自分は特別な存在だとか、そういうことではなくて、簡単に言うと、自分は自分でいいと思えている、そんな感覚に近いものです。
この3つに心当たりがある人の場合、この自己重要感が不足していることがあります。
どういうことかと言うと、自己重要感というのは、自分や自分の気持ちを尊重されないと失ってしまうもので、だから、子供の頃に親や周りの大人に自分のことや自分の気持ちを尊重されなかった人は自己重要感が低い傾向があります。
自己重要感が低いと、自分は周りの人にとって重要な存在ではないという思いをどうしても抱えてしまいます。
するとどうなるかというと、冒頭でご紹介したようなこと、
①優しくすると舐められたり、利用されてしまう
②自分を出せない
③人を優先してしまう
といった状態に陥ってしまいやすくなります。
①優しくすると舐められたり、利用されてしまう
自己重要感が低いと、人間関係を築こうとした時、自分は周りの人にとって重要な存在ではないというところからスタートするので、何か人にとって重要な存在にならないといけないと、そう思ってしまうんですね。
そのために、例えば、自分の家族以外の人、友達ですとか、そういった人達との関係を築いてゆく中で、何か人の役に立つようなことをしたり、人が喜んでくれることをしたくなることがあります。
というのも、喜ばれたり、感謝されたりすると、自己重要感が満たされる感覚になるんですね。
喜ばれたり、感謝された時に、自分は自分でいいんだって、自分はここに居ていいんだっていう、そんな感覚になるというか。
勿論、人の役に立つことをしようとしたり、喜ばれることをすることは、素晴らしいことです。
ただ、自己重要感が低いと、何か人の役に立ってないといけないっていう気持ちや人に自分のことを大事な存在だって思ってもらわないとっていう気持ちがあるので・・
つい、自分を犠牲にしてまで人のために何かをしようとしたり、優しくしてもらうことを当たり前に思う人にまで優しくしてしまったり、してもらうだけで自分からは何もするつもりのない人に優しくしてしまって、結果的に利用されてしまったり、舐められてしまう・・
そんなことが起こったりします。
②自分を出せない
自分を出せないということも、自己重要感が低いことが関係していることがあります。
自己重要感が低いと、先ほどお伝えしたように、 自分は周りの人にとって重要な存在ではないという思い、これは勿論間違った思い込みなんですが、ただ、そういった思いがあるので、無意識の間に自分を抑えてしまうというか、自分を思うように出せなくなるんですね。
例えば、チームスポーツだと、人にパスを出してばかりで自分のプレーが出来ないとか・・そういうことが起こったりしますし・・
友達との関係でも、例えば、一対一だと大丈夫だけど、グループの中に入ると自分を出せないとか、自分を抑えてしまう・・そういったことも起こったりします。
③人を優先してしまう
自分よりも人や人の都合を優先してしまう・・というのも、やはり最初の2つと同じようなことが関係していることがあります。
* * *
ここまで見てきてもわかりますが、自己重要感が低いと自分を大事にするってことがとても難しくなってしまうんですね。
じゃあ、どうすればいい?
じゃあ、もし、
①優しくすると舐められる
②自分を出せない
③人を優先してしまう
といったことをどうにかしたいと思った時はどうしたらいいか?
ということですが、そのために大事なことが3つあります。
1つ目が、気づくということです。
ここまでお話ししてきたようなこと、周りの人にとって何かしら重要な存在にならないといけないって思っていないか?とか・・
自分が自分に対して思っていることですね、そこに何か、自分を出せない理由とか、人の役に立つことをしようとし過ぎてしまう理由とか、自分を犠牲にしてしまう理由とか・・そういったことが隠れていることがあります。
または、自分がやってしまっていることに気づくだけでも違ってきます。
自分は自分を抑えようとしてるなとか、いつも人の役に立とうとしているなとか、いつも人を優先しようとしてるなとか・・そういうことに気づくだけでも違ってきます。
気づけば、意識が変わります。
意識が変われば、自分を変えることができるようになります。
だから、まずは気づくことですね。
それがとても大事な一歩になると思います。
2つ目ですが、もし、自己重要感が低い人の場合は、まず、自分の自己重要感を引き下げようとする人から離れることが大事です。
自己重要感というのは、後天的なものです。そして、それは多くの場合は、子供の頃の環境に大きな影響を受けます。
つまり、自己重要感の低さというのは、環境によって作られるものなので、自己重要感を高めたいと思った時も、環境を変えることが大事なんですね。
これは自己肯定感の場合もそうなんですが、実は、身近にいる親や友人が自分の自己重要感を下げている・・というケースがよくあります。
勿論、相手も悪気があるとは限らなくて、ただ、知らずにやっているのかも知れません。
ただ、悪気はなくても、結果的にあなたの自己重要感を下げるようなことをしたり、言ったりする人もいます。
ちなみに、自己重要感を下げてしまうのは、あなたを心から認めていない人やあなたの気持ちを大事にしてくれない人、あなたに興味のない人、またはマウントをとろうとする人なんかもそうですね。
こういう人からは少し距離をとって、できるだけ、あなたを心から認めてくれる人やあなたやあなたの気持ちを大切にしてくれる人と付き合うことが大事です。
そういう人と一緒にいると、自己重要感は少しづつ高まっていきます。
3つ目は、これはここまで見てきて、自分は自己重要感がないと思った方にお伝えしたいことなのですが、それは何かと言うと、あなたは大事な人なんですよ、ということです。
あなたはあなたのままで、大事な人です。
何か特別なことをしなくても、あなたは大事な人です。
でも何故、こんなことを言ったのかというと、世の中にはそう思ってくれる人、あなたはあなたのままでいいって、あなたは大事な人なんだって言ってくれる人が必ずいるんですね。
ただ、何故か、自分の味方でいるはずの人が、その人達、あなたはあなたのままでいいって言ってくれる人達の中に入っていないことがあって、それが自己重要感を失う大きな原因になっていることがあります。
ただ、それでも世の中には必ず、あなたはあなたのままでいいと言ってくる人がいます。
自己重要感を取り戻すためには、そういう人を大切すること、そして、そうじゃない人を大切にしないことがとても大事です。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。