承認欲求を捨てる方法【もう他人の評価に振り回されない!】
こんにちは。おかしな幸福論のモリです。
今回は、承認欲求を捨てるコツとその方法についてお話ししていきたいと思います。
これまで承認欲求が強かったせいで、人の意見や人の評価に振り回されてきて、もうこの辺でそんな承認欲求を捨ててしまいたい・・そう思っている方へ。
承認欲求を捨てるためのヒントや具体的な方法をまとめましたので、興味のある方は是非、読み進めてみてください。
目次
①承認欲求について知っておきたいこと
承認欲求を捨てたいと思うけど、なかなか捨てられない、そんな人もいるかも知れません。
ただ、これはこれから承認欲求の捨て方をお伝えする前に矛盾するかも知れませんが、承認欲求は実はあってもいいんです。
どういうことかというと、人には元々認めてもらいたいという欲求があります。
その欲求があるから、認めてもらったり、受け入れてもらえると嬉しくなるし、その気持ちが次のやる気だったり、モチベーション、向上心といったものにつながってゆきます。
だから、承認欲求はあってもいいし、全部は捨てなくてもいいんですね。
ただ、必要以上の承認欲求があると、人の評価が過剰に気になったり、人の目が気になって、自分がやりたいことができなくなったりして、生きづらくなってしまうことがあります。
その場合は、その必要以上の部分だけ、手放すことができるといいかも知れません。
そうすることで、他人の評価に振り回されたり、周りを気にして生きる必要もなくなって、自由に生きられるようになったり、自分らしさを取り戻せたり、または自分が本当にやりたいことが見つかったり・・といったことが起こりはじめます。
ただ、捨てなければならないのは、あくまでも必要以上の承認欲求であって、一定の承認欲求はあるのは自然なことですし、それはあった方が自分のためになります。(やる気やモチベーションにつながります)
ですので今回は、そういった必要以上の承認欲求の捨て方についてお伝えしていきたいと思います。
②承認欲求が強くなってしまう原因は?
ここで少し、必要以上の承認欲求の原因について説明したいと思います。
承認欲求が強くなってしまう原因の一つは、本当は認めてくれるはずの人に認めてもらえなかったことです。
例えば、子供の頃に親に褒めてもらえなかった、認めてもらえなかった人は、大人になってから、その満たされなかった承認欲求を満たしたくなることがあります。
「子供は褒められたくて生きている」
そんな風に表現する心理の専門家もいますが、子供は親に認めてもらいたい、この場合は褒めてもらいたいという気持ちが強いものです。
そして、それはあって当然の気持ちなんですね。
ただ、親が褒めてくれなかったり、反対に否定ばかりする親だった場合、または、過干渉だったり、過保護の場合も子供のことを否定することになるのですが、そういった場合は、本来は満たしてもらえるはずの褒めてもらいたい、認めてもらいたいという欲求が満たされないままです。
だから、大人になってから、何か別の形でその欲求を満たす必要が出てくるんですね。
先ほど、否定という言葉を使いましたが、否定してくる人に囲まれていたりすると、どうしても承認欲求が強くなってしまいます。これは子供頃だけではなくて、大人になってからもそうです。
そんな形で、本来であれば、満たされていてもおかしくなかったはずの気持ちが満たされてこなかったことが、強い承認欲求の原因になっている、ということが多いです。
③承認欲求を捨てるコツと方法
さて、ここからは承認欲求を捨てる方法について見ていきたいと思います。
承認欲求を捨てるためにできることですが、3つあります。
この3つですが、どれか1つだけを実践しても承認欲求を減らす効果がありますが、3つやると本当の意味で(必要以上の)承認欲求を捨てることができると思います。
また、その場合はこれからお話しする順番でやっていただくことが最も効果があります。
1)あなたを否定してくる人から離れる
まず1つ目のことですが、それが「あなたを認めてくれない人、否定してくる人と少し距離を置いてみる」ということです。
先ほどもお伝えした通り、あなたのことを認めてくれない人であったり、あなたを否定してくる人に囲まれていると、承認欲求が強くなってゆきます。
ただ、問題が一つあって、そういう人達に囲まれていると、それが当たり前になってしまって、それが実は異常なことだと気づかない、ということです。
例えば、親に否定されてばかりだったという人が、少し親と距離を置くようにしてから、承認欲求がなくなっていった・・とか、否定ばかりしてくる友人と距離を置いてから、承認欲求が薄れていった・・ということがよくあるのですが、離れてみると、それが、つまり(本来であれば味方であるはずの人に)否定されるということが、実は異常なことだったと気づくことも多いんですね。
いずれにしても、否定してくる人やあなたを認めようとしない人と一緒にいると、承認欲求が強くなってしまうので・・そういう人達からはできる範囲で少し離れてみる、ということが大事です。
2)あなたを認めてくれる人と付き合う
2つ目は、「できるだけ、あなたを認めてくれる人とだけ付き合う」ということです。
これまで否定してくる人達に囲まれてきた人は、否定されたり、認めてもらえないことが当たり前になっているので、最初は驚いてしまう人もいますが、実は世の中にはあなたがあなたのままでいるだけで、肯定してくれる人もいるんですね。
こういう人達を見つけて、できるだけそういう人達とだけ付き合うようにしてゆくと、不思議なことが起こりはじめます。
それは何かというと、自分でも自分のことを肯定しようかなという気持ちになってくる、ということです。
人は、良くも悪くも、人にしてもらっていたり、人にされていることを自分にもしたくなるものです。
だから、例えば、否定されていると、自分でも自分のことを否定するようになるし、「それでいいんだよ」と言われ続けると、自分でもそれでいいと思えるようになったりします。
肯定してくれる人やあなたを認めてくれる人と付き合うようにしてゆくと、少しづつ、自分でも自分のことを肯定できるようになっていきます。
するとどうなるかというと・・承認欲求が薄れてゆきます。
承認欲求が強い人は、自分自身を否定していることが多く、それがなかなか捨てることのできない、強い承認欲求につながっていたりします。
ただ、自己否定をやめて、自分を少しづつ肯定してゆくと、自然と人に認めてもらう必要がどんどんなくなっていきます。
3)自分で自分のことを認めてゆく
つまり、承認欲求というのは、自分でも満たすことができるんですね。
そしてそれが、「自分で自分のことを認めてゆく」ということが承認欲求を捨てるための3つ目の方法になります。
不思議なことに、自分で自分のことを認めるようにしてゆくと、人から認めてもらいたいという思いがどんどん薄れていきます。
この、自分で自分を認めてゆく、ということは承認欲求を捨てる上ではとても大切で、とても効果のある方法です。
ただ、例えば、あなたを否定してくる人に囲まれていると、どうしても自分で自分を肯定するのが難しくなってしまうので、まずは、そういった人達から離れること、そして、次にできるだけ、自分を肯定してくれる人とだけ付き合うようにしてゆくことが大切です。
そうやっていると、自分に対する感じ方が少し変わる瞬間がやってきます。
自分でも自分を肯定してみようかなと思えてくるというか。
そのタイミングで自分を認めてゆく、肯定してゆく・・ということをしていただくと、承認欲求を一気に手放すことができたりします。
これをすると承認欲求はびっくりするほど薄れてゆく
これは4つ目のポイントになります。
やってもやらなくても大丈夫ですが、「誰かが喜んでくれることをやってみる」というのも承認欲求を手放す上ではとてもいい方法です。
心理学者のアドラーは、自分が他者にとって役に立っている、貢献していると感じられた時、自分の価値を感じることができると語っています。
自分に価値を感じられること、これを自己価値感と言いますが、自己価値感が高まってゆくと、不思議と認めてもらう必要がなくなってゆくんですね。
この自己価値感の詳しい話についてはまた別の機会に※お伝えしたいと思いますがただ、誰かが喜んでくれることをやってみる、または誰かの役に立つことをしてみる、例えば、何か人の役に立つボランティアをする・・でもいいですし、または自分が知っていることで誰かの役に立つことをSNSとかブログとかで発信するのもいいかも知れませんし・・
そういったことをして誰かが喜んでくれると、自己価値感が高まります。
※自己価値について触れている記事は自己価値に関する記事一覧をご覧ください
すると、承認欲求も自分でもびっくりするほど薄れてゆきます。
自己価値感というのはそれだけ、承認欲求と深いつながりがあります。
最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました。