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不安の鎮め方。不安な気持ちが次々と湧き上がって怖くなったら

不安な気持ちがどんどん湧き上がってきて、そしてそんな気持ちに押しつぶされそうになったり、怖くなったりすることがあるかも知れません。

例えば、将来のことであったり、または仕事のことであったり、自分の健康のことであったり、人間関係のことであったり・・

そうやって何か強い不安な気持ちがどんどんと湧いてきて、不安が不安を呼ぶようにして、どんどん怖くなってしまうことがあります。

今回はそんな時にどうしたらいいか、どうやったらその強い不安な気持ちから抜け出せるかについて考えてみたいと思います。

目次

不安には仕組みがあった

これは以前にも書かせていただいたことがありましたが、不安には仕組みのようなものがあります。

不安の性質と言いましょうか、特徴がいくつかあります。

今回は不安がどんどん湧いてきて怖くなってしまう・・・という時に把握しておきたい不安の仕組みについてみてゆきたいと思います。

以前オーディオ版不安に振り回されないためには?では自分を船に例えてお話させていただきました。

その例え話の中では・・・

僕は自分という船の船長で、不安や怒り、悲しみ、寂しさ・・・という感情は皆、この自分という船の乗組員で、みんなこの船が安全に航海することができるように働いてくれています。

「不安」という乗組員は自分という船が将来危険な目に合わないように、安全に生きてゆけるように最悪の事態を予想して、それを船長である僕に伝えるのが仕事です。

不安という乗組員は、「それだけ」が仕事です。

つまり、

「こんなことが起こるかも知れない、こんな最悪なことが起こるかも知れないから注意してください、船長。」

・・・と伝えるだけが仕事です。

彼はとても不器用でそれ以外のことはできません。その「最悪の事態」がどの位の確率で起こるとか、論理的に考えて起こりうるかどうか、という分析は一切してくれません。

それは船長である僕の仕事です。

だから、船長である僕はその彼の性質をよく把握しておく必要があります。

・・・オーディオ版ではこんな感じのお話をしました。続きはオーディオ版でお話していますので、この辺にしますが、

もし不安という乗組員がいなければ、楽観的になり過ぎて、例えば、将来に備えて貯蓄しようとか・・・そんな発想すら湧いてこないかも知れません・・

不安とは、最悪な事態、万が一に備えてこんなことが起こるかも知れないよと、そう自分という名の船の船長(僕)に伝えるのが仕事です。

不安な気持ちが湧き上がってきて、どんどん怖くなってきたら・・・この彼の性質を思い出す必要があると思うんです。

どんどん不安になってゆく、怖くなってゆくのは何故?

さて、次はもっと具体的なお話を・・

不安な気持ちになって、そして、考えれば考えるほどどんどん不安になってゆく、怖くなってゆくのは何故だと思いますか?

 

これは実は「考えていること」そのものが原因ではないと思うんです。考えれば考えるほど、不安が薄れてゆく、そんな考え方があります。

その前に少し違うお話を・・・

暗い夜道を歩くのは不安になります。

だけど、次の日の朝、その道に来ても不安にはなりません。

何故でしょうか・・・?

 

暗い夜道で不安になったのは、見えないから、何があるか、誰が来るか「わからないから」・・・だと思うんです。人はわからないものに対して「怖い」という感情を抱きやすいようです。

ちょっと、虫が苦手な方には申し訳ないですが・・・ゴキブリが何故怖いか・・・というお話がありまして・・・

怖いのは、次に何をするか「わからないから」なんて言われたりします。

飛ぶかも知れないし、どちらの方向に動くか、どの位のスピードで動くかもわからない・・・

これがもし、ゆっくり、一定のペースで前にしか動かないのであれば・・・そこまで怖くはないのかも・・・知れません・・・

でも・・苦手な方には何をしても苦手だし、怖いものですよね・・

 

さて・・・話がそれましたが・・・

 

朝、不安にならなかったのは、見えているから、何があるかが「わかるから」・・・かも知れません。

不安というのは、

・わからないことを考えるとどんどん強くなる
・自分でコントロールできないことを考えるとどんどん強くなる

・・・という特徴があるようです。

だから・・・例えば、スポーツの試合の前に「勝てるだろうか?」と考えると、どんどん不安になったり、どんどん緊張したりします。

これは、「勝てるかどうか」が「わからないから」だと思うんです。

勝つかどうかというのは「結果」で、「結果」は自分ではどうにもコントロールできない要素が沢山含まれています。天候に左右されるかも知れません、対戦相手に左右されるかも知れません・・・etc.

「勝てるかどうか?」

・・・と思うことの中には「わからない」こと、「自分ではコントロールできない」こと、が多く含まれています。

だから、この2つを考えると、不安がどんどん強くなります。

一番の問題は、「勝てるかどうか?」と考えることの中に、今、自分で実践できることが何もないこと・・・でしょうか。

「考えても、今、何も実践できないこと」を考えると、その強くなった不安な気持ちが次の不安を呼んでしまいます・・例えば、「うまくプレーできないのではないか?」、とか。

不安がどんどん薄れてゆく「考え方」

じゃあ、どうしたらいいのでしょうか?

どうやったら、不安を鎮めることができるのか、どんどん不安になってしまう自分、怖くなってゆく自分に歯止めをかけることができるのでしょう・・・?

「勝てるかどうか?」と考えることは「わからないこと」「自分ではコントロールできないこと」を考えることと一緒でした。

じゃあ、どうするかというと、

不安は

・自分でわかること(自分にできるとわかること、etc.)
・自分でコントロールできること
・今、行動に移せること

・・・を考えれば考えるほど、薄れてゆく、そんな特徴があります。

「勝てるだろか?」と考えることは、上記の3つには当てはまりません。

ここまでスポーツの例え話をしましたが、例えば、将来のお金の不安、体のこと、仕事のこと・・・そういったことにも同じようなことが言えます。

どんどん不安になって、怖くなってきた時は、不安に流されてはいけません。

「将来お金に困るのではないか?」と考えることも、「このまま怪我が治らなかったらどうしよう?」と考えることも、「仕事を失ってしまうのではないか?」と考えることも、全部、不安という「感情」で物事を考えようとしています。

そうではなくて、理性で考えます。
不安に勝てるのは、理性だけだから、です。

そのためには、

・自分でわかること(自分にできるとわかること、etc.)
・自分でコントロールできること
・今、行動に移せること

を考えます。

「仕事を失ってしまうのではないか?」という不安が湧き上がってきたら「仕事を失ったらどうしよう?」と考える代わりに、

例えば、「何か今の仕事に関連した資格の勉強を始めてみよう」、「転職支援サイトに登録だけでもしておこう」、「今の自分のスキルアップにつながる勉強会に参加してみよう」・・・でもいいと思うんです。

これはどれも自分にできると「わかっていること」で、「自分でコントロールできること」でもあり、さらに、やろうと思えばすぐにでも行動に移せることです。

どんなことでもいいのですが、不安が湧いてきた時は

・自分でわかること(自分にできるとわかること、etc.)
・自分でコントロールできること
・今、行動に移せること

・・・を考えれば考えるほど、不安はその分だけどんどん薄れてゆきます。

 

不安に動じないように見える人達がいます。

そんな人達がよく口にするのが「考えてもどうにもならないことは、考えない。」という言葉です。

だけど、その人達は何も考えなかったわけではなくて、「考えてもどうにもならないこと(考えても自分にはコントロールできないこと)」を考える代わりに、「自分にできることは何か」と考えているのかも・・・知れません。

自分にはコントロールできないことを考えるほどに不安は高まり、自分にできることは何か、と考えるほどに不安は弱まってゆく、不安はどうもそんな風にできているようです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
感謝。