人からよく思われていないのではと思ってしまう
人から嫌われているのではないか?自分のことをよく思っていないに違いない・・・例えば、そんなことを思うことはあるでしょうか。
人から嫌われているのではないか、ですとか、自分のことを悪く言っているに違いない、よく思われていないのではないか、情けない奴だと思われているのではないか・・・
例えば、そんなことを思うようになると、萎縮してしまって、自分が自分でいることが難しくなってしまいます。
常に人からどう思われているかが気になるし、人の評価が気になってしまう・・そんな状態では自己肯定感も勿論、持てないと思うんです。
今回は人からよく思われていないのではないかと思ってしまうこと、また、他人からどう思われているかが気になったりすることについても考えてみたいと思います。
何故、人によく思われていないと思ってしまうのか?
人にどう思われているか・・・と思うことはこれは以前にも書かせていただいたことがありますが、決して悪いことばかりではなくて、むしろ、時には大事なことだと思うんです。
相手を見て、相手の気持ちになってみるだけで、対人関係はスムーズになったりすることがあります。
ただ、人からよく思われていないのではないか?と思ってしまうと、自分が苦しくなってしまいます。
でも何故、よく思われていないのではないか・・と思ってしまったり、他人からのそういった言葉が必要以上に気になったりするのでしょうか?
その理由の一つは恐らく、「自分で自分のことをよく思っていないから」ではないかなと、思うんです。
自分が自分に対して思っていることは、他人も同じようにして(自分に対して)思っているに違いない・・・人にはそんな風に思ってしまう、心理のようなものがあるようです。
例えば・・・顔に吹き出物ができて、とても気になっていたとします。
すると何だか、人からもその吹き出物を見られているような気持ちになって、隠したくなります。
例えば、自分がやっていることに対しても、自分自身で必要以上に批判的になって、よいところではなくて、マイナスな部分ばかり気にしていると、人からもそう思われているように感じてしまうようになります。
そして、その証拠(よく思われていない証拠)を探したくなったりします・・
ところが、自分に対して、こんな自分でもいい。マイナスな部分もひっくるめて自分は自分でいいと思えたとします。
すると、人からよく思われていないのではないか・・・という考えは不思議と浮かんでこなくなります。
大事なのは、人が実際にどう思っているかということでもあるとは思いますが、もっと大事なのは、自分が自分自身に対してどう思っているか・・・なんだと思います。
それが自分の感じ方、または人に対する感じ方というものを左右するのだと思います。
自分を受け入れてゆくと自分の良いところが光り出す
人にどう思われるかを必要以上に気にし過ぎてしまうと自分が自分でいられなくなったり、または、他人が自分に対して言った言葉、行動、態度・・・といったものがとにかく気になってしまうことがあります。
そんな時は自分の中にこういう自分でなければ受け入れてもらえないという思いであったり、こういう自分でなければいけないという、セルフイメージのようなものがあって、それを自分の中からではなくて、もしかしたら、相手からそう思われることで、そのイメージを守ろうとしていたりすることもあるかも知れません。
そういう時に人にどう思われるかを気にしないようにするのは、とても難しいことだと思うんです。
だけど自分を、良いところもマイナスな部分もひっくるめて、客観的に受け入れようとしていく中で、またはそのままの自分でいい、そこから始めればいいと、自分を受け入れてゆく中で、そういうことが、少しづつ変わってゆくことがあります。
自分の良いところも悪いところも受け入れた上で、自分の良さって何かな?と考えてみます。
何故かとても輝いている人であったり、何故か幸運がやってくる、そんな人達に共通することがあります。
それは自分の良いところも悪いところもひっくるめて、自分は自分のままでいいと思っている、ということで。
みんないいものを持っている、キラキラと輝くものを持っているんだと思うんです。
ただ、自分のマイナスな部分ばかり見ていると、そのキラキラしたものが何故かくすんでしまう。
だけど、そのキラキラしたものはどこかになくなってしまうわけではありません。
弱さも欠点も含めて自分を受け入れた時に、また光り出すものだと思います。