人前や人がいるところでおどおどしてしまう自分を変えるには?
例えば、人前であったり、または人がいるような場所に行くと、どうしてもおどおどしてしまう・・・
そんなことも、もしかしたらあるかも知れません。
本当はもう少し堂々としていたい、自信満々とは言わなくても、少なくともおどおどしたりすることはやめたいと思ったり。
今回はそんな時にどうやったら、もう少し堂々とできるか、または、凛とした雰囲気の自分になれるか・・・ということについて見てゆきたいと思います。
おどおどする人・・ではなく、物事を大事にする人
おどおどする自分は恥ずかしいと、そう思われる方ももしかしたら、いらっしゃるかも知れません。
そして、周りの人も同じように思っているのではないか、と。
だけど、そうとは限らないかも、知れません。
人前でおどおどするというのは、緊張している状態でもあると思います。
緊張という状態は、何かをある意味、大事にしようとしないと、なれないと言うか。
例えば、スポーツだと大事な大会では緊張したりします。
例えば、仕事でも大事なプレゼンでは緊張したりします。
何かを大事にするからこそ、緊張する。
そういう人(何かを大事にしようとする人)を人は高く評価することがあります。
例えば・・・仕事の面接でも、受けている本人はおどおどしてしまったと反省しているのに、実際には面接官は(この面接を大事にしてくれていたことが伝わって)その人を誰よりも高く評価していた・・・ということはよくあります。
おどおどすること、緊張することは悪いことだと思えば、自信を失って、自分が小さく思えてしまうかも知れません。
だけど、おどおどすることそのものが必ずしも悪いことではなくて、おどおどすることが悪いことだという(自分の中の)捉え方があるだけなんだと思えば、何かまた違ったものが見えてくることもあります。
もっとも、こんな自分になりたいと思うことは、とても大事なことだと思うんです。
例えば、(次にその方法について見てゆきますが)堂々とした雰囲気を手に入れたい・・・と思うことはいいことだと思うんです。
だけど、はじまりは、今の自分を、今はそれでいいと思うことから始めなければならないと、僕はそう思ってます。
自分を否定することからはじめるのではなくて、今の自分を今はそれでいいと思うことからはじめる新しい自分の作り方は、人の評価に左右されたりしない、揺るがない自信へとつながってゆくように思うんです。
凛とした人になるには重心を変えてみる
突然ですが、
重心を変えると、気持ちの持ち方がガラっと変わることがあります。
どこか堂々としているように見える人であったり、または凛とした人、自信があるように見える人などに共通することが一つあります。
それが「姿勢の良さ」・・・なんです。
姿勢は気持ちや心と直結しています。
背筋を伸ばして、空を見上げてみます・・・すると、例えば、後ろ向きなことを考えるのが変な言い方ですが、難しくなります。
だけど、背中を丸めて、思い切り猫背にして下を向いてみます。
すると、マイナスなことや不安なことであったり、後ろ向きなことが思い浮かんできやすくなります。
何だか悪いことばかり考えてしまう時、前向きに物事を考えられない時は、背筋を伸ばして、少し上を向いてみるだけで(そしてできれば、少し歩いてみることで)、マイナスなことを考え続けてしまう心にストップをかけることができます。
例えば、凛とした人になるには、凛とした人と同じ姿勢になってみることが一つのコツなんだと思います。
それはつまり、もし、猫背であれば、猫背を少し直してみること・・・になります。
(ここから先は)もし、自分は猫背かも知れないなと思われたら、少し読み進めてみてください。
さて、じゃあ、どうやって猫背を直すことができるのでしょうか?
猫背は癖になっているので直すのが難しい・・・というイメージがあると思います。
ただ、意外なことかも知れませんが、重心を変えてみるだけで、猫背が自然と直るようです。
猫背の人と姿勢がいい人は実はちょっとした違いがあって、それが「重心を置く場所」のようです。
「ねこ背は治る!」(自由国民社)の著者、小池義孝さんは著書の中で猫背の方と姿勢が良い方の重心の位置の違いについて解説されています。
それを僕なりの解釈すると、猫背の方と姿勢が良い方の違いは、重心が前の方にあるか後ろの方にあるか・・・の違いのようです。
ここからはさらに僕なりの解釈になりますので、そのつもりでご覧いただきたいのですが、足の前の方、この辺↓に重心を置くと猫背になりやすいようです。
下記は足裏のイラストです。
一方、姿勢が良い方の重心はこの辺りにあります。
ほんの少しの違いですが、重心の位置を変えると、不思議と、猫背が直ります。
ここでちょっとした実験をしたいと思います。
真っ直ぐに立ちます。
この状態から前屈するようにして、立ったままどんどん背中を丸めてゆきます。手と腕をだらんと前に垂らします。
この状態を少しキープします。
この時、重心は足の前の方(下の図かそれよりも前(つま先より))にあるかと思います。
次は、また真っ直ぐに立ちます。
両手を腰に当てて、体(上半身)を軽く後ろに反らしてみます。(無理はしないでください)
この状態を少しキープします。
この状態だと重心は自然と足の後ろの方(下の図かそれよりも後ろ(かかとより))に移動します。
この実験では、体の姿勢を変えることで重心が変わってゆくことを確認したわけですが・・・
この反対、つまり、重心の位置を意図的に変えてみると、今度は姿勢が変わってゆきます。
さて、例えば、人前に立つ時であったり、または人がいるところで歩いたりする時、何だか緊張してしまって、おどおどしてしまう・・・と思ったら、緊張することをどうにかしようとする代わり、重心の位置を意識して変えてみてもいいかも知れません。
重心の位置が変わると、気持ちや心の状態がガラっと変わります。
それはもう不思議な位、変わります。
凛とした人になるには、重心を変えてみる・・・何だかおかしな話かも知れませんが、これがとても効果があるようです。