お釈迦様が教えてくれた人に喜ばれる一番の方法
人に喜んでもらえると、自分が嬉しくなります。だから、むしろ、喜んでもらえたら、自分がありがとうと言いたい気分になります。
人には喜ばれると嬉しいという性質があって・・、だから、人を喜ばせてゆくと自分が幸せな気分になれたりします。
人を喜ばせる方法ですが、プレゼントなど・・お金をかける方法とお金をかけない方法があります。
どちらも喜ばれると思うんです。お祝いやお礼などに使うお金は喜ばれるお金だと思います。
ただ、お金をかけないことで喜ばれることも沢山あるようです。
無財の七施とは
お釈迦様の教えの中に「無財の七施」というものがあります。これはお金をかけなくても相手のためにできること・・・のことです。
それらは7つあります。
1.眼施(がんせ)
眼施(がんせ)とは、やさしいまなざしで人に接することを言います。
2.言辞施(ごんじせ)
言辞施(ごんじせ)とは、やさしい言葉、思いやりのある言葉で接することを言います。
3.顔施(がんせ)
顔施(がんせ)とは、温かい笑顔で接することを言います。
4.心施(しんせ)
心施(しんせ)とは、人のために心をくばること、感謝の心で人と接することを言います。
5.身施(しんせ)
身施(しんせ)とは、自分の体を使って誰かのために何かをやってあげることを言います。
6.床座施(しょうざせ)
床座施(しょうざせ)とは、席や場所を誰かに譲ることを言います。
7.房舎施(ぼうじゃせ)
房舎施(ぼうじゃせ)とは、自分の家を宿として提供することを言います。
これらはほぼすべてお金をかけずに相手のためにやってあげることができることになります。
勿論、お金を使っても喜ばれるのですが、お金を使わないで誰かのために何かをやることが時には一番喜ばれたりします。
例えば、友人が自宅に遊びに来たとします。プレゼントを用意していても勿論喜ばれると思います。
でも、プレゼントであったり、そういうお金がかかることをしてもらった場合は、相手もお返しをしなくちゃと考える必要が出てきます。どの程度のお金をお返ししなくては・・・とか相手にも気を使わせることになります・・。
そういう意味ではプレゼントは相手に対してある程度は負担がかかるもの・・なのかも知れません。
それに対してお金をかけないでできることは例えば・・・友人が自宅に遊びに来ます、そんな時は無財の七施の中の1つ、温かい笑顔で接するということを実践します。
笑顔で迎えられた友人はきっと嬉しくなると思うんです。
さらにもう1つ実践します。思いやりのある言葉を相手にかけます。思いやりのある言葉って嬉しいものだと思うんです。
さらにもう1つ実践。今度は感謝の心を持って相手と接します。「遊びに来てくれてありがとう。楽しみにしていたんだ。」と声を掛けられたら、きっと嬉しいと思うんです。
お店でも同じことが言えると思うんです。
本日来てくれた人に○○プレゼント。それも喜ばれると思うんです。プレゼント目当てに来る人もいると思います。
そういったお金をかけることもお客さんにとっては嬉しいことですが、例えば、笑顔で接客する、来てくれたお客さんに対して、「いつもありがとうございます。」「またいらしてください。」そういう言葉をかける。するとやっぱりお客さんは嬉しいわけで。
お金はかからないのに、実はそういうことが一番喜ばれたりするのかも知れません。
喜ばれるためにできる7つのリスト
最後にまとめておきますと、お金をかけずにできる7つのこととは・・・
1.優しいまなざしで相手と接する
2.やさしい言葉、思いやりのある言葉で接する
3.温かい笑顔で相手と接する
4.人のために心をくばること、感謝の心で人と接すること
5.自分の体を使って誰かのために何かをやってあげること
6.席や場所を誰かに譲ること
7.自分の家を宿として提供すること
お釈迦様が教えてくれた7つのリストです。