ホーム > 自分の磨き方 >

プライドを捨てる方法。「プライドが高い」を直すには?

おかしな相談室

「プライドが高すぎて、人間関係がうまくいかなかったり、自分の言動に後悔してしまうことが多いです。プライドを捨てる方法があれば教えてください。」

おかしな相談室について

そうですね。プライドが高すぎると、誤解されてしまったり、後になって後悔してしまうことも多いかも知れませんね。

プライドには、誇りや自尊心という意味がありますが、一般的に「プライドが高すぎる」・・というと、必要以上に強がってしまうという意味になると思います。

今回はそんな意味でのプライドの捨て方について見てゆきたいと思います。

目次

自分のプライドの高さを知る心理テスト

プライドを捨てる方法の前に、自分のプライドの高さを知るための心理テストがありますので、ちょっとやってみたいと思います。

自分はプライドが高いと自覚されている方はこの心理テストは飛ばして、次のプライドが高いとは、どういう状態なのか?に進んでいただいて結構です。(そのまま下にスクロールしていただくと全部読むことができます)

目を閉じてこんなことをイメージしてみてください。

あなたは、森の中を歩いています。

森の奥まで歩いてゆくと、あなたの目の前に突然「塀」が現れました。

その「塀」の高さはどの位ですか?

 * * *

さて、どうだったでしょうか?

塀はどの位の高さで、それはどんな塀でしたか?

高くて頑丈な塀だったでしょうか、それとも、簡単にできた低い塀だったでしょうか?

実は、この塀の高さというのは自分の「プライドの高さ」を示しています。

ちなみに「森」は深層心理を表していて、その森の様子、どんな森だったか・・ということは、自分の無意識の状態を象徴しているそうです。

(参考:「心の防波堤~プライドの心理学~」(カウンセリングサービス) 根本裕幸(心理カウンセラー))

プライドが高いとは、どういう状態なのか?

さて、高すぎるプライドを捨てるにはどうしたらいいか?という本題に入りたいと思います。

先ほどの心理テストではありませんが、プライドが高いというのは、心の前にある塀や壁が高い状態でもあると思います。

プライドが高すぎると、ちょっとしたこと、例えば、自分に対するマイナスの評価などで傷つきやすくなることがありますが、そんな傷つきやすい状態になってしまっている自分を守るためにあるのがプライドなのかも知れません。

プライドとは、そういう意味で、自分を守るために持っているものなのだと思います。

プライドが高すぎる状態はまた、自信があるようでない状態でもあるかも知れません。

「自信があるようでない状態」とはまた曖昧な言い方ですが、自分に自信を持つ方法。本当の自信を持つために必要なことでもご紹介した通り、自信には2つの自信があります。それが、

の2つです。

1)表層の自信は、簡単に言うと表面的な自信のこと。手に入れやすい反面、失いやすい自信です。

2)深層の自信は、自分や自分という存在に対する肯定感のようなもの。手に入れるのに多少時間がかかりますが、その反面失いにくい自信です。

プライドが高い状態だと、1)表層の自信は場合によってはあっても、2)深層の自信が決定的に不足している状態で、だから、プライドが高すぎる状態は、自信があるようでない状態・・と言えるかも知れません。

プライドが高すぎる状態はさらに、自己価値を見い出せていない状態でもあるかも知れません。

先ほどの傷つきやすい自分の話、深層の自信の話に通じるところがありますが、プライドが高い状態というのは、自己価値(=自分の価値)を感じることができていない状態でもあって、だから、プライドが高すぎると、どうしても人からの評価が欲しくなります。

自分の価値を自分で認めることができていないためです。(そのため、自分を認めるために人からの評価が必要になります)

これは、承認欲求が必要以上に高まってしまうということで、そのために、自分を必要以上に大きく見せようとしてしまったりして、後になってそんな自分も嫌になったり、冒頭の方がおっしゃるように、そんな自分の言動を後悔したり・・ということもあるかも知れません。

ここまでを少しまとめると、プライドが高い状態とは、①心に壁を作って自分を守ろうとしている状態で、②深層の自信が不足していること、③自己価値を感じることができていないことがその原因※であることが多いです。

※原因は他にもある場合があります

プライドが高くなってしまう(心に壁を作ってしまう)原因は何?

先ほども簡単に書きましたが、プライドとは、心に作った壁や塀のようなものだと思います。

じゃあ、何故、そんな壁や塀を作るかというと、自分を守るため。もっというと、そんな風にして自分を守る必要があったから、かも知れません。

プライドの原因(プライドが高くなってしまった原因)は「心の傷」という風に言われることもありますが、プライドが高いということは、過去に何かしら自分でも気付かないうちに、心の傷を負ってきたのかも、知れません。

例えば、親に自分と弟を比べられて、「○○(弟)はこんなに優秀なのに、あなたは何でこんなに成績が悪いの?」と言われて傷ついて、そういったことが度々あるうちに心に壁を作って自分を守ろうとするようになった・・そんなこともあるかも知れません。

もっとも、プライドが高くなった原因は他にも色々あると思いますが、そんな風にして、傷ついた経験、心に傷を負った経験が、プライドの高さにつながっていることもあるようです。

もし、そういった過去のことが原因であったとしても、過去に戻ってやり直すことはできないわけですが、ただ、自分でも余計だと思うプライドを捨てるために、これから自分でできることがあります。

次に、プライドを捨てる方法について見てゆきたいと思います。

プライドを捨てる方法

プライドが高い状態とは、①心に壁を作って自分を守ろうとしている状態で、②深層の自信が不足していること、③自己価値を感じることができていないことがその原因でした。

プライドを捨てるため、心に壁を作って自分を守ろうとするのをやめるためには、②深層の自信、③自己価値ということが大事なポイントになるように思います。

深層の自信を手に入れる

プライドが高すぎる状態は、「自信があるようでない状態」という風に書かせていただきました。

1)表層の自信は場合によってはあっても、2)深層の自信が不足している状態です。

これを逆にして、1)表層の自信は気にせず、2)深層の自信をつけるようにしてゆくことで、高いプライドが必要ではなくなってゆくことがあります。

じゃあ、どうやって深層の自信をつけていったらいいか?ということですが、そのためにはまず、この2つの自信の違いを理解する必要があるかも知れません。

1)表層の自信

表層の自信とは、簡単に言うと、目に見えるモノを得て、手に入れる自信です。

例えば、大会で優勝した、出世した、○○大学に合格したというのがそうです。

この表層の自信ですが、限定的な自信にとどまってしまうことが多く、また、失いやすい自信でもあります。

例えば、大会に優勝して自信をつけても、次の大会で負けてしまえば、自信を失ってしまいます。

また、この表層の自信は多くの場合、人との比較の中で得る自信でもあります。

人よりも優れている、人よりも収入が多い、人よりもいい大学に入った・・ということで、自分を「よし」と判断することで得る、そんな自信です。

ただ、この自信は比較する相手やモノによって、自分に対する評価も変わってしまいやすく、それゆえに失いやすい自信でもあると思います。

2)深層の自信

深層の自信とは、自分や自分の存在に対する肯定感のようなものです。

少し言い換えると、「自分は自分のままでいい」という自分に対する肯定感が深層の自信になります。

これは、誰かと比較して・・ということではなく、自分自身の基準で、もしくは自分軸で考えて、自分は自分のままでいいという、そんな自分に対する肯定感になります。

他人軸と自分軸の違い。自分軸の作り方とは?

表層の自信の場合は、自分を判断する基準が他人ですが、深層の自信の場合は自分を判断する基準はあくまでも自分の中にあります。

例えば、こんな自分でいようとしたなら、自分を「よし」とするという基準が自分の中にあって、その基準を満たすことで自信を得る、そんなやり方です。

このやり方の場合、基準が自分の中にあるわけなので、他人と比べる必要がありません。だから、他人次第で自信を失ってしまう表層の自信とは違って、深層の自信は他人に左右されることが殆どありません。

そのため、表層の自信に比べて、深層の自信は失いにくいのが特徴です。

ただ、深層の自信の場合は、表層の自信と比べて、得るのに多少時間がかかります。

表層の自信の場合は、簡単に言えば人に勝ったと思えば、その瞬間に得ることができますが、深層の自信は、自分の中に自分を「よし」と判断する基準を作り、その基準を繰り返し満たしてゆくことではじめて身に付いてゆきます

そのため、深層の自信は得るのに時間がかかるのです。

さて、表層の自信と深層の自信の違いについて見てきました。

プライドを捨てる・・という話に戻りますが、プライドを捨てるためには、この深層の自信をつけてゆく必要があるように思います。

深層の自信とは、揺るぎない自分に対する自信(=本当の自信)ですが、この揺るぎない自信がないからこそ、プライドという心の壁を築きたくなるのだと思うのです。

言い換えると、本当の自信があれば、心の壁も必要なくなると思います。

じゃあ、どうやってこの深層の自信、本当の自信をつけたらいいか?ということですが、先ほど書かせていただいたように、自分を自分でも「よし」と言える基準を自分の中にまず持つということが大切なポイントになると思います。

そして、その基準を満たした時は自分を「よし」と判断する、もしくは認めてゆくようにします。

この自分の中に作る自分を「よし」と判断する基準ですが、できれば、目に見えないものの方がいいです。

目に見えるものを基準にするといずれは、人と比較したくなってしまうからです。この理由については人と比べる癖。人と比べてしまう原因と直し方とは?にてご紹介していますので、よかったらそちらを参照ください。

いずれにしても、自分を判断する基準は、目に見えないもの、例えば、自分の在り方、または心の姿勢といったものがいいかも知れません。

例えば、人とどう向き合おうとしたか?といった自分の心の姿勢で自分を判断してゆくのもいいかも知れません。

例えば、仕事で自分を判断する場合も、売上で自分を評価するのではなく、お客さんとどんな風に向き合おうとしたか?という心の姿勢で自分を評価するようにしてみます。

お客さんの立場になって考えることができた自分であれば、「よし」と評価する、認める・・という感じです。

この深層の自信については、自分に自信を持つ方法。本当の自信を持つために必要なことでより詳しくご紹介していますので、よかったらそちらも参照ください。

自己価値感とプライド

先ほどは、プライドが高い状態だと、人からの評価が必要以上に欲しくなる(承認欲求が必要以上に高まってしまう)と書かせていただきました。

これは「自己価値」を感じていないことが大きく関係しています。

自己価値とは自分の価値のことですが、自分の価値を感じられていないからこそ、人からの評価が欲しくなるのです。

もし、自己価値感があれば、人からの評価はそれほど必要なくなります。

プライドが高い状態で必要以上に欲しくなる人からの評価というのは、最終的には自分で自分のことをそれでいいと思えるために必要なものであって、自己価値感があれば、人からのさらなる評価はどうしても必要ではなくなります。

じゃあ、どうしたら自己価値感を手に入れることができるか?

ということですが、これは実は先ほどの深層の自信を手に入れる方法と似ていて、自分で自分のことを評価する、認めるということがとても効果があります。

つまり、自己評価を高めることが、イコール、自己価値感を高めることになり、それが結果的にプライドを捨てることにつながってゆくように思います。

心理学の世界では、「プライドが高いという状態は、自己評価が低い状態」という風に言われますが、自分でも余計だと思うプライドを捨てるためには、自己評価というものがどうしても必要になってきます。

自己価値感、または、自己評価を高めるためには、先ほどのように自分で自分のことを認めてゆく・・ということをする必要があります。

そのために、先ほどのように自分の中に基準を作ってみる、目に見えないもので自分を認めてゆく、評価してゆく・・・というやり方でもいいと思います。

または、自己重要感という悩みの根源。自己重要感を高める2つの方法自分に自信を持つ方法。本当の自信を持つために必要なことでもご紹介した、1日の終わりに今日の自分のよかったと思うところを3つ挙げる・・という方法もおすすめです。

1日の終わりに今日の自分のよかったところ(できれば、心の姿勢のようなものがベスト)を3つ挙げるのです。

それは例えば、

「相手の立場になって物事を考えるようにした」

といったことでもいいです。これは、自分の心の姿勢を認めているわけですが、そう思ってみるだけでも自己評価というのは上がってゆきます。または、

「人に優しい自分でいようとした」

でもいいです。これも自分の在り方を認めています。

どのようなことでもいいのですが、心の姿勢のようなもので自分を評価しようとした方が、人と比較せずにすみますし、ちょっとのことでは揺るがない自己評価のようなものが手に入ります。

慣れてきたら、今日の自分のよかったところ以外にも、過去の自分のよかったところを挙げてゆくのもいいかも知れません。

その場合も、結果など目に見えるものではなくて、過程の部分に自分のよかったところを探すようにします。

「諦めずに一生懸命努力した」

でもいいです。これも努力した、頑張ったという自分の過程を評価しています。

結果で自分を認めよう、判断しようとすると、大事なもの、例えば、それまでの自分の努力ですとか、思いですとか・・そういったものを見逃してしまいやすくなります。

結果というのはまた、自分ではコントロールできません。自分のベストを尽くしても、たまたま運が悪くて思うような結果にならないこともあります。

結果では、本当の意味で自分を正当に評価することはできないように思います。

こんな感じで、過去の自分を再評価してゆくことで、深層の自信が少しづつついてゆくこともあります。

 * * *

プライドが高くなってしまったのは、心に傷を負ったから・・そんな風に書かせていただきましたが、こんな風にして自分で自分を認めてゆくということをしてゆくことで、その傷が知らぬ間に癒えてゆくことがあります。

自己評価が低い・・という人の場合、自分を必要以上に低く評価していることが多々あって、それが自己嫌悪につながっていたり、自信のなさ、無価値感といったことにつながっていることもよくあります。

そんな時は、先ほど書かせていただいたようにして、自分自身に対する評価の仕方を変えてみてもいいかも知れません。

最後まで記事をお読みいただいて、ありがとうございました。