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周りがどんどん結婚していくことを素直に喜べない、劣等感を感じてしまう時は?

「周りの友達がどんどん結婚していくことを素直に喜べない自分がいて、辛い気持ちになったり、劣等感のような気持ちが湧いてきたりします。どうやったら、周りの結婚を素直に喜べるようになりますか?」

そんな風に聞いていただきました。

そうですね。

周りの友達が結婚してゆくことは、喜ばしいことでもあるけど、不安になってしまったり、辛い気持ちになってしまうこともあるかも知れないですね。

どうやったら素直に喜べるようになるか?ということですが、この場をお借りして、少し僕なりに思ったことを書いてみたいと思います。

また、劣等感のような気持ちということですが、劣等感を手放す方法についても見てゆきたいと思います。

目次

結婚した人は得ているだけではなくて、失ってもいる

この世の中にはちょっと不思議な法則のようなものがいくつかあります。

その中の1つが、正負の法則(せいふのほうそく)と呼ばれるものになります。

正負の法則とは、どんな法則なのか?

・・ということですが、正負の法則とは、何かを得たら、何かを失う。そんな法則になります。

これは全ての人に働いていて、勿論、冒頭の結婚した周りのご友人達にも働いています。

結婚してゆく友人達が羨ましいと思うこともあるかも知れません。それはきっと、その友人達が結婚相手というパートナーであったり、家庭であったり、そういったものを得ていると思ったからだと思うんです。

ただ、正負の法則が働いているとすれば、何かを得たら、何かを失うわけです。

だから、その結婚した友人達も何かを失っているはずです。
じゃあ、彼ら、彼女らが失ったものは何でしょうか?

それは例えば、時間です。

結婚すると、自分のためだけに使える時間が減ります。趣味に使える時間も減りますし、友達と一緒に過ごせる時間も減ります。

結婚した途端に家でやらなければならないことが増えて、友達となかなか会えないことをとても寂しく思う人も大勢います。

結婚して子供ができる人もいるかと思いますが、子供ができるとさらに自分の時間は減ります。特に女性の場合は、自分の時間は殆どなくなるといってもいいかも知れません。そういう状態で、産後うつになってしまう人もいます。

これはほんの一例に過ぎませんが、他にも結婚して失うものは沢山あります。

得ているだけではないんですね。
失っているものも沢山あるわけです。

だから、もし、結婚してゆく友人達を見て、羨ましいという気持ちが強くなり過ぎてしまった時は、その友人達が得ているものだけではなくて、失ったものにも目を向けてみるといいかも知れません。

得ているものだけではなくて、失ったものにも意識を向けると、結婚した友人達に対する気持ちや感じ方も変わってゆくのではないかと思います。

劣等感の上手な手放し方

冒頭の「結婚してゆく周りの友人達に対して劣等感を感じてしまう」ということですが、どうやったらそんな劣等感を上手に手放せるでしょうか?

劣等感というのは、他人と自分を比べて、自分の方が劣っていると思った時に感じるものです。

ただ、結婚したからといって、人よりも優れているわけではないと思います。結婚していないからといって、結婚している人よりも劣っているなんてこともありません。

もし、結婚したからといって、結婚していない人に対して優越感を感じているようなら、それはむしろ、恥ずかしいことかも知れません。

ただ、そう考えてみても、それでもどうしても劣等感のようなものを感じてしまうこともあるかも知れません。

そんな時はどうしたらいいか?

ということですが、劣等感を感じている時というのは、相手が得ているものしか見ていないことが殆どです。

ただ、先ほどの正負の法則でも書かせていただきましたが、得ている人は失った人でもあるわけです。

だから、劣等感を感じた時は、相手が得ているものではなくて、相手が失ったものにも目を向けてみる必要があると思います。

そうやって、相手が失ったものにも思いを馳せてみた後で、「相手が持っているものと自分が持っているものを全部交換したいと思うか?」と考えてみます。

相手が得たもの(この場合は結婚相手)だけではなくて、他のものも全部交換します。

自分の家族や友人、自分が持っているものなど、すべてを交換します。相手の持病ですとか、そういうものも全部交換します。つまり、あなたはその友人になります。

そうやって考えてみて、「いや、全部交換なんてしたくない」と思えたら、今の自分のままでいいかなと思えるかも知れません。

劣等感を感じている時というのは、視野がとても狭くなっていて、相手の羨ましいなと思う点しか、見えていなかったりするんですね。

相手の羨ましいなと思う点、その一点だけを見れば、羨ましいという気持ちが強くなってしまいますが、でも実際は失っているものがあるものだし、「相手と全部交換したいと思うか?」と考えてみれば、自分にも得ているものがあると気づけたりします。

そうなった時、本当は劣等感なんて感じる必要はなかったこと、本当は相手のことを羨んだりする必要はなかったことに気づけるかも、知れません。

劣等感はそんな風にして、一点だけではなくて、相手の全部を見ようとすることで、案外簡単に手放せたりします。

そして、そうやって上手に劣等感を手放した後は、今度は素直にご友人の結婚におめでとうと言えるのではないでしょうか。

素敵な人の引き寄せ方

少し話を変えて、素敵な女性、素敵な男性を引き寄せるにはどうしたらいいか?

ということについて考えてみたいと思います。

またまた少し不思議な話になるかも知れませんが・・この世の中に働いている法則の中に「引き寄せの法則」というものがあります。

ここからは、夢物語だと思って読んでいただければ幸いですが・・

「引き寄せの法則」とは、自分が意識を向けたものが引き寄せられてくるというちょっと不思議な法則になります。

例えば、友人の○○のことを考えていたら、突然、その相手から連絡が来たり・・そんなことを経験することがあるかも知れません。

これも引き寄せの法則が働いた証拠で、自分が意識を向けたもの(この場合は友人の○○)を自分に引き寄せたわけです。

じゃあ、素敵な人を引き寄せるにはどうしたらいいか?といったら、それも同じように、素敵な人に自分の意識を向けるということが大切になってきます。

だけど、結婚できたらいいのに・・と思った時、多くの人は、意識を向ける先を間違えていたりします。

どういうことかというと、自分が望んでいるような人に意識を向けるのではなくて、自分がまだ結婚できていないということに意識を向けてしまっていたりします。

それはつまり、結婚できないということに意識を向けていることになり、これだと、結婚できないという現実を益々引き寄せてしまいます。

じゃあ、どうしたらいいかというと、自分が望むものに意識を向ける必要があると思います。

この場合は、素敵な人(こんな人と出会いたいと思う人)でもいいですし、結婚して幸せな暮らしをしている未来の自分に意識を向けてみるのもいいかも知れません。

何でもいいのですが、自分が望んでいるものに意識を向けることが大切で、自分が望むものに意識を向けたその瞬間から、その望むものの引き寄せがはじまります。

今回は引き寄せの法則がテーマではないので、詳しい説明はまた次の機会にさせていただこうと思いますが、ただ、自分が望まない現実ではなくて、自分が望むものに意識を向け続けてゆくということがとても大切です。

そうすれば、自分が望むものが徐々に自分に引き寄せられてくるようになります。

今、不幸に思っても、それはいつか幸せにつながってゆく

少し結婚の話からはそれますが、例えば、何か不幸なことが起こっても、それはいつかは自分の幸せにつながってゆく。

僕はそんな風に考えるようにしています。

「人間万事塞翁が馬」(にんげんばんじさいおうがうま)という言葉があります。

これは「何が幸いするかはわからない。不幸に思えるようなことが幸せに変わることもあるのだから、何か不幸なことが起こったとしても、安易に自分は不幸せだと決めつけるべきではない」というたとえです。

どう考えても不幸な出来事なのに、後になって振り返ってみたら、それが自分の幸せにつながっていたんだと思えることがあったりします。

例えば、僕はリストラされた経験があります。

それ自体は不幸な経験だったけれど、ただ、その出来事があってからは、仕事があるだけで幸せだなと思えるようになりました。

あれからもう10年以上が経ちますが、あれ以来、仕事が嫌だなと思ったことが一度もないのです。

もし、あの出来事がなければ、今、不平不満をもらしながら仕事をしていたかも知れません。そう思ったら、今、幸せだと思いながら仕事ができているのは、リストラされた経験のお蔭だと、そう思えるのです。

辛い思いをしたからこそ、感じられるようになる幸せってあると思うんですね。

だから、たとえ今、不幸だと思っていても、それはいつかは自分の幸せに変わってゆく、今がいつか幸せにつながってゆくのだと。

辛い気持ちになった時や苦しい時、僕はそんな言葉を自分にかけるようにしています。