【自分を受け入れる方法】「自分を受け入れられない」は変えることができます
こんにちは。おかしな幸福論のモリです。
今回は、自分を受け入れるということについて、具体的には、
①自分を受け入れるとは?
②自分を受け入れられない本当の理由
③自分の受け入れ方
についてそれぞれお話ししていきたいと思います。
目次
自分を受け入れるとは?
さて、自分を受け入れるとはどういうことか?
ということですが、自分を受け入れるとは、ありのままの自分をそれでいいと、そのまま受け入れるということです。
この「ありのままの自分」とは、いいところもそうじゃないところもひっくるめた自分ということです。
だから、自分を受け入れるために、例えば、自分の欠点や苦手なことを克服する必要はないんですね。
自分を受け入れるとは、今の自分をそのまま受け入れるということだからです。
「自己肯定感」という言葉がありますが、精神科医で自尊感情の専門家、古荘純一先生は、自己肯定感とは「欠点を含めて自分を受け入れる力」だとおっしゃっています。
そういう意味で、自分を受け入れるとは、ありのままの自分を肯定するということでもあるし、また専門家によっては自分を受け入れること、自己受容が自己肯定感の土台になると指摘する人もいます。
その位、自分を受け入れるというのは大事なことなんですね。
ただ、その自分を受け入れるということが場合によってはすごく難しいことだったりします。
何故かと言うと、その邪魔をするものがあるからなんですね。
自分を受け入れられないのは、こんな自分がいるから
じゃあ、その邪魔をするものって何なのか?ということですが・・今回は「自分の中にいるもう1人の自分」という考え方についてお伝えしたと思います。
人の心の中には、自分のことを判断したり、評価するもう1人の自分がいる、そんな考え方があります。
この自分を判断したり、評価しているもう1人の自分のことを「インナーペアレント」と言ったりします。
インナーペアレントなんて言うと何だか難しいことのように聞こえますが、今回は自分の中にもう一人の自分がいて、そのもう一人の自分が自分のことを判断したり、評価しているんだって、そう思っていただければそれで十分です。
話を少し戻しますが、この心の中にいるもう1人の自分が自分に対して批判的だった場合、例えば、自分によくダメ出しをしてくる場合は、自分を受け入れるということが非常に難しくなります。
でも何故、このもう1人の自分はそんなに批判的なのかというと、自分の親が厳しい人だったり、批判的な人だった場合はそうなりやすいんですね。
例えば、子供の頃に親が厳しい人であまり褒めてもらえなかったとか、親が何かあると批判ばかりする人で、子供に対しても、いいところはあまり見てくれなくて、悪いところばかり指摘したり・・という人だった場合ですね。
インナーペアレントは親のコピーであることが多いと指摘する専門家もいますが、こういう人の場合は、自分の中のもう1人の自分、インナーペアレントもその親のように自分に対して厳しかったり、批判的だったりします。
そして、それが自分を受け入れられない大きな原因になっていることがあります。
自分の受け入れ方
じゃあ、どうやって自分を受け入れたらいいか?
ということですが、このインナーペアレントというのは、その存在に気づいて意識することができると、自分で変えていくことができるんですね。
これまで自分に厳しくて、例えば、自分にダメ出しばかりしてきた人の場合は、無意識の間にそうしてきたんだと思います。
そのことにまずは気づく、ということですね。
例えば、「自分はなんてダメな人間なんだ」って思った時、もしくはそう自分にダメ出しをした時に「あっ今、自分にダメ出ししてる」って気づくことですね。
そこに気づいて意識することができると、変えていくことができるようになります。
じゃあ、どうやって変えていくかと言うと、これまでとは反対の言葉を自分に投げかけていきます。
つまり、インナーペアレントが自分に向かって言ってくる言葉を自分で意識して変えていくということです。
これまでは批判的な言葉だったり、否定的な言葉を自分に投げかけてきたと思うんですね。自分に批判的だった人の場合は。
それを今度は肯定的な言葉、受容的な言葉に変えていきます。
僕のおすすめは「それでいいんだよ」「それも私だから」という2つの言葉です。
「それでいい」というのは自分を肯定している、もしくは、受け入れているわけですね。
「それも私だから」というのも肯定や受容の言葉です。
こういった言葉を自分を否定したくなったり、自分にダメ出しをしたくなったタイミングで自分に投げかけてみるわけです。
ただ、そうやって肯定の言葉や受容的な言葉を投げかけても、すぐに自分を受け入れられるようになるかと言うと、そうではないです。
自分に厳しい人や自分を受け入れられなかった人は長い間、何年も何十年もそうしてきたと思うんですね。
それをすぐに変えることができるかというと、そうではないです。
ただ、先ほどのような言葉を繰り返し自分に投げかけていくと、自分に対する感じ方は少しづつ変わっていきます。
繰り返していくうちに、あるタイミングで自然と「それでいいんだ」って思えたり、「それも私だから」って自然と思えるようになっていくんですね。
それをそのまま続けていくと、いずれ、自分は自分でいいんだって、そう心から思える瞬間がやってきます。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。